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永遠も半ばを過ぎて
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永遠も半ばを過ぎての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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文字うち屋と詐欺師が組んで一攫千金を狙う話。 中島らもの文章は淡々としているが他にはない魅力があって引き込まれる。 キャラクター達も独特でいい味を出していると思う。 作者の他の作品と比べるとあっさりしている方だと思うが、読みやすくておすすめ。 | ||||
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らもさんの世界観を味わいたい方は是非どうぞ。 | ||||
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中島らも大好きなので面白かった | ||||
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中島らもさんのファンでした。 何年かぶりに本作を読みたくなったので、家の何処かにある本を探そうか(2回の引っ越しを挟んで整理できてない)とも思いましたが、この本の内容を考え、あえてKindleで購入。 この小説には酒と薬物に溺れた、博覧強記の中島らもさんの人生の一片が入っているのかもしれない。 小説としてはそこまですごいものではないかもしれない。 ただ、私にとってはとても好きな作者の書いた、とても好きな小説なので星5をつけました。 ちなみに、この小説が単行本として書店に並んだときの装丁は、たしか函入りの黒布貼りで銀箔押しのしっかりした本でした(記憶があいまい)。 糸かがり綴じか無線綴じかはどうだったかなあ。綴じ方までは見てなかったような。惜しいことをした。 今度捜してみようかしら。 | ||||
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二十数年前に観た映画版を思い出し、何の気無しに読み始めましたが面白くて一気に読め終えてしまいました。中島らも作品は「こどもの一生」「ガダラの豚」の順に読んでいます。こどもの一生も舞台から先に観て興味を持ったのがきっかけでした。らもさんの作品は映像化との相性が良いですね。本作品も豊川悦司、佐藤浩一、鈴木保奈美の3人の瑞々しい演技と、室内劇を撮るのが上手な中原俊監督によって映画化されていますが、邦画好きな方々には是非おすすめです。探すのに苦労すると思いますが。 | ||||
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映画にもなって、昔から大好きな作品です。やっとKindle化して嬉しいです | ||||
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何年かすると忘れてしまうので、いつでも楽しめる。ああ、これは間違いなく以前読んだな、と思い返すのは冷蔵庫の中で貝が腐っている場面だったりする。家の中の文庫本を探し回るより、アンリミテッドの方が手っ取り早くてありがたい。ガダラのような大作ではないが、脇役も含めて登場人物皆が癖ある愛すべき面々で、著者の中でも会心の作だったと思います。 | ||||
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作品の発表時期に写植業に携わっていました。なかなか陽の目を見ない職種で映画の公開時には変な嬉しさを感じたような思い出があります。 結局、映画も原作も見なかったのですが、、 | ||||
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新刊が出たときにすぐに読んだはずだ。unlimitedに入ってるのを見かけて再読。 シュルをエンターテイメントとして書くことのできる稀有な作家であることを再確認。らもさんの場合、どの作品もどこを切っても中島らも、という感じの小説になる。いや、小説だけじゃなく、歌も戯曲もエッセイも。FM大阪だかなんだかでやっていた「月光通信」で初めてあのしゃべりを聞いてからずっとファンだ。 何で死んでしもたんや・・・と思うが、長生きして爺さんになった中島らもは想像できないので、あれが寿命だったのかな。合掌して読了。 | ||||
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相川は最初嫌なやつだなあと思ったが、読んでいくうちに面白いやつになった。人生はこうやって楽しまなくっちゃ、という話。 | ||||
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中島らもが、エッセイや小説でこすり倒したネタをパズルのように組み合わせてできた小説。 中島らもの作品のファンなら、そこかしこにあるネタの天丼に気づくはずだ。 著者が新卒で入った印刷会社で得た、印刷物の知識や営業の経験。その後の無職期間に出会っためちゃくちゃな人間たちの記憶。学生時代から耽溺していた薬物、オカルト、シュールレアリスムの知識。中毒になって入院までした酒。それから恐らく、ヒロインのモデルは15年にわたり不倫関係にあった元マネージャだろう。 それらのピースが精妙に組み合わされているモザイク的な作品である。 モザイク的なのは作品の構成だけではなく、主要登場人物たちもそうだ。 詐欺師の相川は、印刷会社時代の中島らも自身だ。医師会の歴史をまとめた本の出版について一席ぶつくだりは、営業として客先でプレゼンを行ったときの経験をネタに使ったのだろう。睡眠薬を常用しているあたりは、著者のアウトローな部分を多く投影したキャラクターであると言えるだろう。謎めいた部分もあり、とても魅力のある造形だ。 写植屋の波多野の人格は、主要人物3人の中ではもっとも地味だ。それもそのはず、写植屋の経験は中島にはなく、印刷会社時代に付き合いがあった写植屋の記憶をネタに使ったのだろう。そのためか印象はもっとも薄い。もっとも、波多野が生み出す表題作が物語のキーとなっており、作品の存在感をぼやけさせないために、あえて目立たなくさせたとも考えられる。 このキャラは薬物にも疎く、中島のカマトトな部分を投影しているのかもしれない。母性をくすぐるようなところもあり、相川とは違う魅力を持っている。 それから出版社に勤める宇井。ふっくらとした容姿、笑い顔の無邪気さ、これらの特徴からおそらくモデルは中島の元マネージャだろう。証拠が少なすぎると思われるかもしれないが、ヒロインはたいていこの人がモデルになっている。惚れていたのだ。 それから宇井はかなりの酒飲みだ。ここは中島らもの大酒飲みのペルソナを付け加えたのだろう。 この作品の最大の特徴、それは、アングラにも偏らず、オカルト趣味にも深くは立ち入らず、まことに「まっとう」なエンタメ作品に仕上がっている点だろう。 どちらかと言えば「正統より邪道を」書いた中島らもにしては珍しい作品と言える。レビュワーの私自身も、こんな作品を書けたんだと驚いた。ただのモザイク作品ではないということだ。 ところで「永遠も半ばを過ぎて」は映画化されている。YouTubeで映画の断片を視聴することができる。それをみると非常に魅力的な作品に思えるが、残念ながら現在ではソフト化、配信はされていない。ただVHSになっているのみで、全編を視聴するのは不可能な状態だ。せめてDVDになって欲しいと願う。 ちなみにレビュータイトルの「たとえばの話」は、映画の主題歌に使われたBONNIE PINKの歌だ。素敵な歌で、レビュワーはこの歌がとっても好きです。 | ||||
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ガダラの豚は、ひどかった。 同じオカルトでもこちらはちゃんと伏線回収してお話を丸く終わらせてるので、素晴らしい。 おすすめ。 | ||||
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映画から原作も読んでみたが、 なかなか面白くサラサラと読めてしまう | ||||
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この本の素晴らしさを表現したいのだですが。一つ言えることは、時間があっという間に過ぎていくこと。 | ||||
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登場人物がみな魅力的。ストーリーも面白いし、表現がわかりやすい。 それ以外は特になんも感想が残らない。残らないから何度でも読めると思う。 こういうのが完璧なエンタメなんだろうな。 | ||||
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自分は若い時にこの人書いた本をたくさん読んだが、この小説が一番だと思う。生きていることの不安や、その中にもあるわずかな喜びや奇跡が小君よく描かれていると思う。著者がアルコール依存でなかったら、もう少し長生きだっただろうけど、依存症でなかったらこんな本は書けなかったのだから皮肉なものだ。 | ||||
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おすすめです。 | ||||
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久々に読み返してみてもやっぱり面白い。詐欺と言うほど大したものは無いけど、らも節全開のアクの強いキャラと軽妙なタッチでスラスラ読める。 | ||||
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本と文字と文学をめぐって写植家と詐欺師と編集者が手をくんだ痛快な物語。その一方で、ところどころにしみ出てくる、作者の中島らもさんのいたいたしいまでの感覚にも圧倒されました。 | ||||
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文学、出版、ドラッグ。得意なテーマを小説化している。得意分野というよりもらも自身の話でもある。 扱っているテーマのうち、詐欺だけは(2015年になって読めば)手口が古く思えるのは致し方ないが、題名が少しひっかかる。 「永遠も半ばを過ぎて」。あまりにも詩的で、あまりにも思わせぶりな題名だ。とてもイカした題名なのである。 ただ、 この、何ともいえない含みをもった素敵な題名が、この小説の題名として相応しいかどうかば別問題だ。 | ||||
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