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命の砦
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命の砦の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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作中に「本当に怖いのは、炎ではなく、人間だ」と言う言葉がありました。人間の持つ「闇」の部分が、これでもかと言うほど、描かれています。それを超えていけるのも、また、人間。様々なことを考えされられました。 | ||||
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女性消防士・神谷夏美シリーズ第三弾。 超高層ビル、豪華クルーズ船ときて、今回は新宿駅地下街が舞台。いずれも退路が断たれるという共通点はあると思いますが、日常生活においては駅地下街が一番身を置く場所ですので、その分大火災発生時の恐怖も感じるというものです。 前作までは、その火災現場に居合わせた人々の人間模様も描かれていましたが、今回はこれまで以上に大火災VS消防士の死闘がメインで、消防士たちの信頼感や矜持がストレートに伝わります。 また、あり得ないと言い切れない犯人の動機や計画が、最新設備を備えた施設の火災よりも恐ろしいとも思えました。 | ||||
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ギンイチ消防士シリーズ三部作の完結編。 今回は新宿地下街の無差別火災。地下という密閉空間で気化したガソリンが何かのはずみで引火する状況に加えて、水による消火ができないマグネシウム素材の発火に、消防士たちが一丸となって立ち向かっていく。 犯人探しについては、中盤以降に意外とあっけなく判明してしまいちょっと物足りないのだが、今回の読みどころはギンイチの消防士たちの命懸けの消火活動にあった。 命を賭けて要救助者を救うとともに、自分たちも要救助者となる状況で、自分の命も守っていく。そんな過酷な状況の中で、消防士たちの矜持や誇りが見事に描かれていて読み応えがあった。 命の意味や生きていることの意味、命令違反をしようとも見知らぬ誰かを助けようとする強い意志が感じられ、最後まで手に汗握る展開だった。 | ||||
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1作目はとても面白く読みました。(原案の映画 "Towering Inferno" の大ファンだったこともあり) 2作目も面白かったですが、ストーリーにやや強引さが感じられました。("Poseidon Adventure" とは少し趣が違ったこともあり) そして今回の3作目にして最終話ですが、読んでいて一番面白かったです。事の発端(放火犯の動機や方法、行動)にはやや疑問を感じない訳ではないですが、パニック小説を舞台とする人間の物語としては充分に読ませるところがあります。火を消す、見ず知らずの多くの人を助ける、そのためには自身の命も顧みない、そういう消防士たちの人間としての矜持に泣けました。(原案となるパニック映画はないようですが、個人的には "Armagedon" の主人公の姿を思い浮かべました。見ず知らずの多くの人々を助けるということは、その中にいるかもしれない自分たちの大事な人を救うことにもなるという考え方でしょうか。) このシリーズが終わるのは非常に残念ですが、主要登場人物たちの流れを考えるとあえてこれ以上は続けないという作者の潔さを尊重したいですね。(でも、まあ次が出ればまた買うでしょうけど) 話の流れ的には、1、2作目(少なくとも1作目)を読んでからの方が楽しめると思いますので、ぜひそちらから。 (別に出版社の回し者ではないです。それにどちらも文庫で買えますので。) 値段分はあります。オススメです。(これから冬になるので、火の用心の思いも込めて) | ||||
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