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黒石: 新宿鮫Ⅻ
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黒石: 新宿鮫Ⅻの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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今作も興奮しながら一気に読破。金石シリーズはおそらくこれで完結。陸が再登場しても話が面白くなりそうにないし、中国関係のエピソード自体が一段落ついたものと思う。 矢崎と阿坂課長のキャラクターがどんどん彫り込まれてきたので、次が何年後になるのかはわからないが、原点回帰して歌舞伎町に戻った、小回りの効くスピーディな鮫島を見たい。 新宿鮫がコナリーのような飽きさせない長期シリーズになるのか、次巻が分水嶺だと思う。 | ||||
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桃井と仙田が死に、香田も退官。 犯罪の文脈的には、陸永昌との最終対決に向けて、期待感が増してきているが、味方の登場人物に物足りなさがある。 矢崎に、もう一化け、して貰いたい。 後輩の矢崎に鮫島が救われる場面も、悪くない筈だ。 スピンオフ出来るくらいの深みを矢崎に与えない限り、ストーリー運びに疾走感を失った現状から、新宿鮫を新たな地平に持っていく事は難しいと思う。 | ||||
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10作・絆回路から続く金石シリーズのラスト 僕のなかで新宿鮫で好きな犯罪者ベスト3に 入る島岡ふみ枝 屍蘭の島岡ふみ枝を超えるサイコパスと 作者のお言葉が有りましたので期待して読みました。 新宿鮫シリーズは挿絵が無いので 犯人の武器・スマッシャーの型が頭の中で 想像するのが? 表紙に石像より武器スマッシャーが 描かれてたら良かったですね 読書感想 面白かった、けど絆回路からイッキ読みした方が楽しめる気がします。 絆回路と暗躍領域の刊行が開き過ぎてて 新刊を追っかけて読んでる僕は、忘れてる事が有りました。 | ||||
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気がつけば30年以上続く、大沢在昌の人気シリーズ最新作。第1作当時36歳だった鮫島刑事ですが、やはり同じ世界線で物語を描くのは無理っぽく、女声歌手と付き合ってた時の面影はもはやないのですが、それはそれで割り切って読み進めました。 同時期に文庫版が出た「暗躍領域」の続編と捉えるのが正しいかと。 このシリーズ、何が素晴らしいって、登場人物のバックグラウンドの掘りの深さ。今回の主役である殺し屋の視点での描写もとても効果的でした。 また、やはり捜査は過去の経験も活かすべしということか、「毒猿」「無限人形」「炎蛹」といった過去作のエピソードも軽く出てくるのが嬉しかったです。 | ||||
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矢張り読み応えのある本作。次作が待ち遠しいですね☻ | ||||
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八石のメンバーで名前が挙がりながら、登場していないキャラクターが居るので、続編があるんでしょうね。狩人シリーズ含め、昔に読んだ過去の作品も読み返そうと思います。 | ||||
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阿坂課長は鮫島の理解者になっていくのか? 矢崎はもう鮫島のバディか、しかし、鮫島はどう思っているのか?次回作に期待が強まる。 黒石(ヘイシ)を追う鮫島やスリリングなアクション描写は、大沢在昌の真骨頂、一気にページが進みます。 今作は、徐福と黒石の関係やラストへの展開が少し雑だなと感じましたが、次回作は陸永昌との対決を期待したいし、晶の再登場を願います。 | ||||
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全巻読破しているが、個人的には炎蛹や無限人間のあたりが一番面白いかなと思います。新宿鮫は鮫島と犯人が交互に一人称で話を進めていきます。それは語り口が異なることで、同じ内容なのに話を複雑化していきます。今回も中国名もあるのでさらに複雑化して行きます。読後に金石八石と取り巻き人物を図にするとすっきりしました。 花崗岩と二重人格の話が出て来てからは、先が予想出来てしまいました。犯人も語るから仕方ありませんね。このスタイルは鮫島一人称だけでは話にふくらみが出ないからでしょうか。湊かなえさんの小説も近いものが有ります。 | ||||
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シリーズ一作目から全部読んでいます。 課長が変わり、晶と決別してからも退屈させない新たな犯罪者。警察小説の金字塔。 大沢先生は他の作品も素晴らしいですよ。 | ||||
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相変わらずかっこいい! | ||||
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新宿鮫シリーズ、最高の読み応え感有り。 | ||||
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一日で読み切りました。 一人称の使い方が巧み。 読み返したくなる作品。 | ||||
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待ちに待った新宿鮫シリーズの最新作。前作の暗躍領域の続編的な話なので、内容を復習してから読むのがよいでしょう。追う側である鮫島と、謎に包まれた殺し屋。それぞれの視点を交代させながら物語は展開し、最後に鮫島と犯人がする場面の緊張感には鳥肌がたちました。アクションシーンの面白さは新宿鮫シリーズの中では毒猿に並ぶ面白さだと思いました。難点としては、犯行に関係する人物の多さと名前の分かりにくさ。組織でのニックネーム、中国名、日本名が入り混じるため、誰が誰なのか追うのに苦労します。途中で周辺人物を理解することをあきらめ、アクションシーンを楽しむことに徹しました。 | ||||
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一度読み始めたら、どうしても止められない、次の展開を求めて鮫島さんの隣を走っているような気持ちになります。事件や犯人像も、時代に合わせて変化しているので、いつでも何処でも、「新宿鮫」の中へ埋没出来ます。 登場人物の個性の描き方や、気持ちの動き方など、ひとりひとりの描写が際立っていて、毎回かならず、強烈に心に残ります。 前作や前々作など、シリーズを読んでから本作を読むことをおすすめします。 | ||||
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大沢在昌先生 いつも通りの面白さ、ありがとうございます。佐江さんとの共演楽しみにしています。笑 | ||||
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西村京太郎のトラベルミステリーものには及ばないもののシリーズとしての重厚感がずっしりと伝わってきます。約30年続く「新宿鮫」シリーズの第12作目は前作からの因縁をつないで、相棒、同僚、上司たちとの信頼も深まりました。 相変わらずキャリア採用でありながら所轄署での刑事のままである理由については言及されていませんので、ひょっとするとこのまま読者には明かされない永遠の秘密なのかもしれません。 犯罪の国際化、IT化に対応する警察組織は脆弱な印象ですが、そこは個人のタレント、熱意、絆で犯人にたどりつき、最終決戦はお約束の「タイマン」となる展開にイッキ読みでした。可能な限りシリーズの継続をお願いします。 | ||||
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少なくとも前作を読んでからがオススメ (読んでない人は手に取らないと思いつつ) なんだか、新宿鮫1巻に戻ったような、そんな印象。 | ||||
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一気に読みました。 が、会話に出る人数の多さに相関図を書きました。 前作を読んだ方がより楽しめると思います。次回作にも繋がってくるのかな。 これからどんな展開になるのか、とても次回作が待ち遠しいです。 案外、人間味のある課長でしたね。 中国残留孤児のニュースは小さい頃よくテレビ番組でも取り上げられていましたが、昨今は話題にも上りません。 日本に来て親を探して再会して、めでたしめでたしの番組の後の現実を考えると。。。読んだ後にやり切れなさと寂寥感を感じています。 | ||||
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伏線の先送りが少ないのが良い。 第12巻としては、これはこれで解決。 昔の重要人物の再登場、しかも人間性を増幅して•••、も嬉しい。 「もう、課長と呼んでいるのか」。 タバコは出てこなくなった。 マスクも書かれない。良い。 | ||||
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「暗約領域 新宿鮫11」(2019/11月、世界が<Covid-19>を知らなかった頃)から3年が経過しました。 「黒石(ヘイシ) 新宿鮫12」(大沢在昌 光文社)を一気に読み終えました。未だに紛れもないページ・ターナー。 「絆回廊」から「暗約領域」を経て物語は繋がっています。今回は「暗約領域」でパートナーだった?矢崎が本庁警備部の災害対策課に転属になり再登場します。「金石(ジンシ)」のメンバー・高川が「八石」のメンバーの誰かから自分を保護してほしいと矢崎に訴え、矢崎は鮫島と新宿署生活安全課を巻き込みながら高川から情報を聞き出すべく密会が企てられます。 「金石」の「八石」とは?ネットワークハブの8人を指しますが、詳細を書き記すことはできません。相変わらずスリラーの紹介は難しい(笑)。物語は鮫島の行動を描写することに費やされますが、時折或る人物(黒石(ヘイシ)?)の行動もまた不規則にカットバックされていきます。 中国という国家、外敵に対し高い戦闘力をもった組織の崩壊が語られ、「毒猿」以来の極めて殺傷力の高い道具を使う暗殺者の存在が浮上し、矢崎と鮫島は「八石」の存在と暗殺者の存在を明らかにすべく事件に没頭していきます。新宿署生活安全課は「桃井」を失いましたが、女性課長・阿坂、鑑識係・藪が「鮫」の助っ人として今回もとてもいい働きをしてくれます。 また、極めつけは「鮫」と或る「金石」のメンバーとの会話の中、「額に汗して働いた人より、犯罪に携わる人間が優雅な生活を送るなど、あってはならない」という「鮫」の信条が語られ、そう語る「鮫」が成熟期を迎えた「(西海岸)私立探偵」のようにより<透明な存在>として私には映ります。現代のピルグリムのような存在?へと変異し、もはや物語の<触媒>として機能しているようにすら思えます。その自縄自縛の中、新宿という名の得体の知れない魔物たちが棲む街を一人寂しく駆け抜ける「新宿鮫」を私はやはり愛さずにはいられない。 「わたしは行動する人間を疑いなく称賛する」(レイモンド・チャンドラー) 大沢在昌が「感傷の街角」を引っ提げて登場した同時期、もう一人の作家が「マイク・ハマーへ伝言」をリリースし、その二人がこの国のハードボイルド・シーンを明らかに牽引してみせました。そして、その頃の六本木を描き尽くした大沢在昌が「新宿鮫」で大化けしたまま現在に至ります。あとは、もう一人が描くヴィヴィッドな「横浜」が帰ってきてくれることを祈ります。 | ||||
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