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最後の戦慄
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最後の戦慄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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初版が1989年7月。その後文庫版として「最後の戦慄」に改題し2010年に出版。本書は新装版として2022年に出版されたもの。 恐らく自分は2010年版で一度読んでいるが、10年以上前の読了なのでチベットでのシーン以外は、ほとんど既読感無しで読むことが出来た。 今から30年以上前の作品なので、警察モノでTVドラマ化され人気作家となった現代の作風とは少し異なっており、まだまだ書きたいことが山ほど有るがそれを消化し切れない、良く言えば荒々しさ、悪く言えば風呂敷広げすぎな面がある内容。 読み始めは少しドキっとするかも知れない。7行目でいきなりヨーロッパ共和国連邦という言葉が出てくるからだ。 普通、近未来小説は「西暦20××年、地球では・・・」みたいな書き出しで始まるが、本書にはそれが無い。読み進めていくうちに「あぁ、これは近未来小説なんだな」とわかる仕組み。 今野敏ファンならば、あるシリーズものの登場人物の息子が出てくるので、その点も面白いかもしれない。 評価が低いのは、いくつかオリジナリティが感じられない部分が見受けられたから。 漫画、小説、ドラマなどで古くからあるシーンの一つで、まだ敵か味方かわからない状態で、相手が武器を投げてくる。「やはり敵か!?」と思ったが、実は投げた相手の体に毒グモやサソリなど生命の危険を犯す生物がついていたり、または真後ろの敵を殺すためだったり。 本小説にも、そのシーンが出てきた。 敵役のサイボーグ化された一人もそう。膝や肘からミサイル発射って、有名漫画の登場人物でも居た。 | ||||
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愚かなる人間どもの所業により、この世界が滅ぶ行くのを防止するために、愚民を一掃したい。 「志」というか「理念」は、素晴らしいが、方法論としては、いかがなもので? ただ、最後の戦闘シーンには派手さがなく感じるも、プロ同士こそ、案外サクッと決まるものだよね。 闘いに生きる者は、闘いのなかでしか生きれない。 平穏なる生活は、死を意味する。 愛する女に、我が子をも犠牲に。 時間の移ろいと共に、考え方にも変化が。 一匹狼の道から、仲間を頼る道を。 何を目的に、どう生きる? | ||||
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『最後の封印(旧題ミュウ・ハンター)』に続く、近未来が舞台の今野敏 初期作品(旧題ガイア戦記)、待望の復刊である。前作よりもSF色がやや 薄れ、ジャンルとしては『ボディガード工藤兵悟』シリーズに近い、「傭兵 もの」に分類されるだろうか。 警察小説『隠蔽』での受賞以来、130冊を超すという今野作品が続々と 復刊されているのはファンにとって喜ばしい限り。武道(格闘技)・国際 謀略・伝奇(オカルト)など守備範囲は広汎で、各要素の組み合わせや 配合も実にさまざまで、これほど多くの作品をコンスタントに生み出し ながら常に一定以上の娯楽を与えてくれる職人技には感心する。本作は 『秘拳水滸伝』スタートと同じ89年の出版だけに古さは否めないものの、 愛読者ならば『宇宙海兵隊ギガース』の萌芽を見いだしたり、 『マティーニに懺悔を』と重なる人物を発見したりと、興は尽きない。 | ||||
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