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隠れ簑
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隠れ簑の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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保存状態が良く、割安で購入できた。 | ||||
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Amazonへ頼んでいる本が届かない間の暇つぶしに本棚から取り出したのが池波正太郎の『剣客商売ー隠れれ蓑』でした。 奥付を調べたら「平成三年九月二十日発行」と記してあった。 評者がこの本を読んでから30年ほど時が過ぎたことになる。 秋山小兵衛を主人公にしたシリーズの7作目の作品である。 本書を読んで面白く読んだのは物語が続いているような「梅雨の柚の花」と「大江戸ゆばり組」であった。 「梅雨の柚の花」の笹野新五郎の仇を「大江戸ゆばり組」で秋山小兵衛が三十軒堀の河童となって木挽橋で新五郎の仇小出源蔵の鼻を切り落としたのである。 「徳どん、逃げろ」も笠屋の徳次郎と盗人の八郎吾とのなんともいえぬ友情のようなものをうまく描写していてコミカルであるが読ませてくれる秀作であった。 この本のカバーの絵がレビュー投稿する本と異なるのは古い本だからだろう。 注文してある本が届く間にぼそぼそ読むのにはよい本であると思いながら読み終えました。 | ||||
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第七巻目。今第四巻目を読み終えたところ。もうどうにも止まらない。毛饅頭と言う面白い言葉を覚えました。で、小兵衛は、良い息子を持って幸せそう。そうそう、三冬が息子の嫁になってくれるのだから 言うことなし。さて、これからの展開がまたまた楽しみ。 小兵衛の生い立ちとかは、黒白を読めばよろしいのですな。 で、この七巻目ですけど、読みだして第二話の傘屋の徳次郎と盗人商売の八郎吾の話がとんでも面白い。 小兵衛宅へ押し込む話なんですけど、八郎吾がなかなかできた盗人なので、徳次郎の気持ちが移っちゃってしまう。できた盗人と言えば、雲切仁左衛門を彷彿とさせるんですけど、正太郎さんの創作力は素晴らしい。 | ||||
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この物語の中の主人公秋山小兵衛は、めっぽう強い剣客であるが、同時にこの時代を自由に生きる、人間味あふれる 人物である。彼の日々の生活を通して、読者は江戸の日常生活を知ることができる。食事処や駕篭や、寺院や武家屋敷 や、町はずれの田んぼなど、この物語の進行に合わせて、当時の江戸の地図を見ながら読み進めていくと、目の前に 江戸の情景が浮かんでくる。それがじつに楽しいのである。 | ||||
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前に紙の本で読んだのですが、また電子版を買ってしまいました。池波正太郎さんの本は、読み飽きません。 | ||||
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第七巻は今までとは少し趣が違い、ちょっとコミカルな人情物語が多くてとてもよかったです。 この巻に限らず剣客商売はどの話も、誰と誰がどんな関係で何がどうなるのか、推測する隙がほとんどありません。 読み始めるとあれよあれよという間に引きずり込まれてしまう、不思議な力があります。 この巻を読み終わって何気なく目を通した著者の紹介文の中には「脚本・演出」の文字が・・・。 なるほどー。一風変わった文体にも納得がいく気がしました。 おもしろいです。 | ||||
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どんな窮地に立っても、絶対負けないし、必ずいい結末を迎えるので、安心して楽しめます。 所々に散りばめられた美味しいものや江戸も風物詩も、相変わらず魅力的です。 | ||||
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こうやって、読み続けていると テレビのシリーズのような 感じで読めていく。 何か変だな・・・と感じる。 そして 事件が起こる。 事件の関係者が説明される。 それに対して 秋山小兵衛と大治郎が・・・・ どう考え その背景には どういうものがあり それは 許すことのできないもの・・・ 許していいもの・・・ 結末がやってくる。 という構成なんですね。 寝小便で あきらめさせるおきん。 家宝を試合の賭けにする旗本。 旗本とは 模範を示すべきものだが 子供がそのまま大人になってしまった。 ことに 小兵衛は怒る。 池波正太郎が 新国劇のシナリオをかき、演出した ということの出自が、物語の構成力を確実にしている。 池波正太郎のつくり出す 風情の中に 安心して したることができるのが 剣客商売 ナノだ。 | ||||
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池波正太郎さんの作品はどれを読んでもおもしろい。^_^^_^^_^ | ||||
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相変わらず快調に飛ばす剣客シリーズ第七巻であるが 本巻はどちらかというと箸休め的なサクサクと読み進めることができる話が多い。 大治郎の道場にまた新たな門人が加わり、今後の展開が楽しみである。 またこの巻の「徳どん、逃げろ」にて秋山小兵衛が言う言葉はこの作品の名言のひとつであろう 小兵衛曰く、 「人間という生きものは、誰でも、勘違いをするのだよ」 「人の世の中は、みんな、勘違いで成り立っているものなのじゃよ」 まさに名言である。 哲学的に言えば、事実など存在しない、存在するのは解釈だけである、というのと一緒で 所詮は人間の考えることなぞ、思いこみで成り立っていて、間違っているかどうかすらも あやふやで、わからんものだ、という事である。 思想哲学的には、人間というものは物語の中で生きる生き物である、とも言われることがある。 人の心ほど複雑で訳の判らないものは無いともいえよう。 この巻の話、隠れ蓑がまさにそうであるし、梅雨の柚の花に登場する笹野新五郎の作中での心境の変化が それを物語っている。 それにしてもこの巻、徳どん、逃げろにしても大江戸ゆばり組にしても小作品ながら、面白い話がそろっている。 とくに、大江戸ゆばり組に登場する絵師の正体を知って、あの秋山小兵衛でさえもびっくりするのには何とも 読んでいてにやりと笑ってしまったのである(笑) | ||||
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なぜ、520円(税別)の商品に586円も支払ねばならないのか! だれか、明細を教えて! | ||||
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こんなに面白いとは知りませんでした。 時間があれいつも読んでいます。 | ||||
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目の見えぬ武士と、その武士を助けいたわる老僧。旅の途中でふたりに出会った大治郎は、 強く心を揺さぶられる。だがこのふたり、実は仇討ちの敵同士だった!彼らに危機が迫ろうと したとき、小兵衛、大治郎父子が立ち上がる。表題作「隠れ蓑」を含む7編を収録。 「剣客商売」シリーズ7。 表題作「隠れ蓑」では、人の心の不思議さや絆というものについて考えさせられた。老僧は、 盲目の武士にとっては親の仇だった。彼は、自分が討たれる前に隙を見て、盲目の武士を 倒すこともできただろう。だが、それをしなかった。盲目の武士を守ることに、おのれの人生の 全てをかけたのだ。ふたりの間には信頼関係が生まれ、固い絆で結ばれていた。もし武士が、 老僧の正体を知ったとしたら・・・。何も知らずに終わってしまったことが本当にいいことなのか、 やりきれない思いがした。 7編どれもが味のある話だった。「徳どん、逃げろ」では、傘屋の徳次郎への八郎吾の思いに ほろりとさせられた。読後、強く余韻が残る話だった。 さて、小兵衛、大治郎父子は、次にどんな活躍を見せてくれるのか?とても楽しみだ。 | ||||
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池波先生の筆も、最高潮になり、状況描写は冴え渡る一冊になっています。 とりわけ、本編では登場人物の人智を超えた心の機微、あり方が絶妙な筆致で 描かれていると思います。表題作「隠れ蓑」での何十年にも亘る盲目の浪人と 僧侶の旅路と心の行く末が、「徳どん逃げろ」では老盗人の人柄・心意気という ものが、メインキャスト達に深く刻まれていき、そして読者を感銘させるものと 思います。 現在、剣客商売シリーズを読み進めている最中ではありますが、この一冊は これまでの作品よりも、筆者の心に更に深い感動を与えてくれました。 現代のニュース等が、心が荒むような事象ばかりでげんなりしかかっていますが、 このような作品に出会うと、ホッとします。 | ||||
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この巻は、剣客商売の中でも私が好きな巻です。人の心のやるせなさや、運命の哀しさを、とても素直に見ることができます。 剣客商売は、主人公達の魅力もさることながら、一つ一つの話に出てくる登場人物たちがとても魅力的だと思います。人の世の善と悪は紙一重ということがよくわかります。お勧めです。 | ||||
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