暗殺者
- 時代小説 (398)
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14巻目になりました。これは、長編だそうな。 正太郎さんの創作力には、ほとほと感心しておりますが、さて長編となると込み入ったことになるのでは 、と余計な期待をしてしまいます。長編は、確か、前の巻にも有った。 二つ目の長編となるわけです。面白そうです。で、内容は老中田沼意次の暗殺計画のお話。 歴史的には、田沼政権は賄賂政治として知られています。正太郎さんは、田沼政権を悪し様には記述 していない。でも、悪評高いことは認識されていて、それを長編話の背景しています。剣客、波川周蔵と香具師亀右衛門とのやり取りは、仕掛け人梅安を読んでいる気分になります。 | ||||
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面白い | ||||
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第十四巻は長編です。これはまた感動的なストーリーでとてもおもしろかったです! 「剣客商売」に登場する人物の言動には迷いというものがほとんどなくて潔い。 この巻では主人公になっている波川周蔵という、寡黙で思慮深い人物像が醸し出す雰囲気、優しさにも惹かれました。 またストーリーとは別に、とても印象に残った言葉があります。 「人の言葉なぞというものは、いくら積み重ね、ひろげてみてたところで、高が知れている・・・」 「言葉にしてしまうと、人の真実(まこと)というものが、かえって通じなくなってしまうものじゃ」 ・・・これを、小説家が語っていることが意外に思えました。でも、言葉だけで全てを伝えることを業とする小説家だからこそ、こういう考えに行き着くのかもしれないとも思います。 | ||||
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かなり大掛かりな歴史的政争に秋山親子が巻き込まれていく。 田沼意次暗殺に絡んで、秋山大治郎を暗殺しようとする陰謀をたまたま耳にしてしまう秋山小兵衛。そこから背景や裏をとるための右往左往しはじめる、小兵衛。老境にさしかかり、子に対する煩悩や、イライラから普段の冷静さを失う。物語の設定では90歳まで生きることになっているが、作家の体力の衰えを反映してか、主人公も衰えを強烈に見せ始める。こういうところは小説というものは作家の人生を色濃く反映するものだと感じざるを得ない。 | ||||
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珍しく、長編である。 波川周蔵という男。この男が主人公である。 無口で余分なことを言わない。 家庭においても、そのことを貫き通す。 腕前は 秋山小兵衛が 驚くほどの巧みさ。 どの流派かがわからぬが、自らのものとしている。 浪人であるが故に 仕掛人のような仕事をしている。 そして 妻子を愛して、危害が及ばぬように苦慮する。 安全を期して 引っ越しを重ねる。 松平伊勢守が 周蔵をかわいがっていた。 が ひょんなことから 二人の侍を殺害することになり 遁走した。そして母が。 小田切平七郎の命により、周蔵は。 秋山大治郎を討つことを、依頼される。 その目的は。 あぁ。 大治郎と波川周蔵と 闘わせて見たかった。 力あるもの、力あるものを知る。 この長編は、ロウソクの最後の光がまばゆくなるような そんなきらめきが 物語の中に 埋め込まれている。 | ||||
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