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ロスト・スピーシーズ
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ロスト・スピーシーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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アマゾンに入って行く学者たちの冒険譚。映画『インディ・ジョーンズ』と同じテイストながら、文字だけでアクションシーンがそれほどないので、全体の印象もそれなり。 | ||||
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著者の作品らしい1冊。 ジャングルでの冒険という設定は面白いし、ゴムの採集での生活やアマゾンの状況や日本移民の絡ませ方など設定と展開は期待をいただかせる。 ただただ残念なのは登場人物が全体に渡っていかにも物語に沿って動き過ぎで、そんな行動しないだろうという点が散見されてリアリティが失われていく。 下調べしっかりしていて状況設定は完璧なのに、なぜか著者の作品ってこういう人物描写が残念でマイナスになることが多い。 本当に設定はいつも面白いだけにもどかしい。 | ||||
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下村敦史を読むのは「同姓同名」(2020/9月)以来になりますが、「ロスト・スピーシーズ」(角川書店)を読み終えました。途中に未読のものが何作かあるかと思います。 毎回、手を変え品を変え、新しい分野のミステリに挑戦しながら、同じような容量?で物語を紡ぎ出す職人技を楽しみにしています。まるで<五社体制時>のプログラム・ピクチャーの監督のようですが、今回の舞台はブラジル北部、アマゾン。私はKindleで読みましたので、"ロスト・スピーシーズ"とは対極にあります(笑)。 金の採掘場に集まる採掘人たち。主人公は植物学者の三浦。彼は、製薬会社社員・クリフォードに雇われ幻の「奇跡の百合」を探し出す一行に加わります。がんの特効薬として全人類を救うかもしれない"ミラクル・リリー"。その一行には、ワケありのボディガード、ロドリゲス、植物ハンター、デニス・エバンスがいて、そこにブラジル人美女、ジュリアが加わります。 そのアマゾンの熱帯雨林の中の粘りつくような冒険行が、貧困にあえぐブラジルを活写しつつ、ゴムの木を語り、過去に遡りながら日本人によるブラジル移住の労苦、ガリンベイロたちの苦難へと物語を繋ぎながらスリリングに語られていきます。 ミステリとしては、いくつかの布石を回収しつつ、そのタイトルに含みを持たせ、堅実にミステリ的興趣を満足させてくれます。冒険小説として読んでも、ラスト数十ページはかなりスリリングでした。しかしながら、材料を盛り込み過ぎているが故に、読後感は少し散漫な印象が残りました。物語を創生する力を認めながらも、小さくまとまってしまったアベレージ作品と言わざるを得ません。 | ||||
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