優等生は探偵に向かない

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評判

優等生は探偵に向かないの評価:

3.59/5点 レビュー 22件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.59pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 1〜20 1/2ページ
No.22
(1pt)

注:原書は学生向け。また主人公は先鋭的な活動家であり、悪い意味でのマスコミ/ジャーナリストの卵

彼女の名前 ピップ の由来は、チャールズ・ディケンズ作「大いなる遺産」の主人公だと思われる。 前作の中で、彼女が「大いなる遺産」を読んでいるシーンがあるので。
しかし、大いなる遺産のピップと本作のピップはまるで異なる性格・人格であることを私は不思議に思う。片や人に優しく自分の行動で示す人、片や「か弱い女の子」というポジションを装いつつ独善的で攻撃的である。もちろん、家族や特に親しい友人達は除くが。

彼女の従う正義に殉じる、のは良いことだ。素晴らしい。しかし、その実現手段に問題がある。優しくない。特に親しい人以外には感謝や尊敬や最低限の配慮がないことが気になる

願うならば、彼女がこの後、大失敗し、自らを省みることを望みます。正しい! だけでなく、全ての人(犯人に確定した人を除く)に敬意と感謝を持つ人物に成長して行って欲しい。目的だけでなく手段にも気を配れる人に

現時点では、環境を守る!を美旗として暴力・破壊行動を繰り返す活動家や、社会的に意義がある!という正義を振りかざして個人の尊厳やプライバシーを陵辱するマスコミ・ジャーナリストの卵です。尚、彼女はジャーナリスト志望です。

原書はヤングアダルト(中高学生)向けとして出版されているので、彼らの模範やロールモデルであって欲しいですし、主人公の今後の挫折と成長を期待します
優等生は探偵に向かない (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 優等生は探偵に向かない (創元推理文庫)より
4488135064
No.21
(4pt)

ん〜辛いね

犯罪者の息子が辿った人生と
犯罪に会った側の子供の人生

結局、犯罪はどちらも不幸になってしまうパターンが多々ある気がする
とても悲しいことです
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4488135064
No.20
(5pt)

面白かった

最初の作品はまぐれで当たったんだろうと、よこしまな気持ちで読んだホリー・ジャクソンの2作目。ただの失踪事件からよくここまで物語を膨らませたものだ。デジタルな小道具も効果的。新世代のミステリーだけど年配者も楽しめました。
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4488135064
No.19
(2pt)

前作の既読を前提とした作品

冒頭で前作の話が延々続く。
登場人物の紹介も兼ねつつ、本作の主題の始まりが前作と地続きの場面だったためだとは思うが、んー、、、

評価が高いようだが、読み進めるのが苦痛だった。
主人公たちと同世代なら楽しめるのかも?

あと、デジタルネイティブ世代が主人公だから仕方ないのだとは思うが、デジタルに余り触れてこなかった世代には、良くわからない用語も多いと思う。
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4488135064
No.18
(5pt)

これは面白い

面白い。
但しNo2,No3は付け足しの感じ
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4488135064
No.17
(4pt)

ピッパ応援団より

じゃじゃ馬、熱血、正義のヒロインピッパは予測不能な経験を重ね、悩みながらも成長する。
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4488135064
No.16
(4pt)

「ツイン・ピークス」を思わせる、街そのものが主人公の青春ミステリ

「自由研究には向かない殺人」シリーズ2作目とういか、巻末の解説が述べている通り、第2部という感じです。登場人物は前作とほぼ被っていますし、本作の冒頭部は前作の完全ネタバレになっていて、ストーリー全般に前作の流れを引きずっています。よって、本作単独でも楽しめないことはありませんが、前作を読んでいないと魅力が半減しますので、要注意です。
前作ほど劇的な展開ではありませんが、個人的には本作の方によりリアリティを感じますし、好みではあります。正義を果たしきれない「法」と、正義を声高に叫ぶ悪意というやりきれなさを描いています。
あいかわらず主人公・ピップが大活躍するわけですが、本当の主人公は街である「リトル・キルトン」そのもののように思え、かつての名ドラマ「ツイン・ピークス」のような雰囲気を醸し出しています。
とても楽しく読み進めることができますが、ラストはかなり重苦しいものとなっています。これも、3作目(第3部)が用意されているのがわかっていることが救いとなっていて、やはりシリーズを通して読むのが前提のようですね。
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4488135064
No.15
(2pt)

一作目の爽やかさを消したくないなら

【ネタバレ】あります注意。

三作目まで読んでそちらにも感想書いたのですが、一作目の痛みもありつつ爽やかなラストで終わらせたければ、ここから先は読まない方がいいのかな、と思います。
二作目を読んだら三作目を読まざるを得ないと思うので。

確かに主人公ピップはまだ若く、彼女が抱えた苦しみつらさは誰も肩代わりできないと思うし、やけっぱちになるのも卑劣な人間に憤るのもわかる。

けれど、頭に血が昇った暴力や、意図的な器物破損まで見逃して許したいとは思わないですし、ピップの好き嫌いで見逃す犯罪者と糾弾する犯罪者が決められているような気がしてしまうのがどうしても受け入れられなかった。
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4488135064
No.14
(4pt)

満足

すぐ届いて読みたいときによめた。装丁もきれい。
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4488135064
No.13
(5pt)

シリーズもので満足

商品も梱包も大変満足しています
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4488135064
No.12
(1pt)

共感できない

ピップが普通に犯罪を犯していて引きました。いくらレイプ犯に腹を立てたとしても、不法侵入した上に家を壊すなんて。そんな立派なお屋敷なら、監視カメラもあるでしょう。失踪した友人の兄も、理由に共感できませんでした。放っておいてよかったのに。無駄に長くて疲れました。
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4488135064
No.11
(5pt)

面白かった

外国の小説は翻訳にもよりますが読むのは疲れます。ただ、これは評判になっているとおりとても面白く一気に読んでしまいました。
登場人物の名前も一覧がありわかりやすかったです。
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4488135064
No.10
(5pt)

前作を読んでから

前作「自由研究には向かない殺人」の後日譚があり前作の犯人や結末に触れているので順番に読むことを強くオススメします。
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4488135064
No.9
(4pt)

少女ポッドキャスターの活躍

「自由研究には向かない殺人」の続編。作中、主人公のピップが事件をポッドキャストで配信している。車社会の欧米ではポッドキャスト番組を車内で聞く率が上がっており、「シリアル」「ダーティー・ジョン」などの実録犯罪番組はファンも多い。これらがピップの設定に影響を与えているのは明白だろう。脱線するがドラマ「マーダーズ・イン・ビルディング」でもポッドキャストの犯罪番組はストーリーの柱に位置づけられており、それだけ浸透している証左となっている。
 仮に本作の内容を日本でリメイクしたらどうなるか。日本国内のポッドキャスト普及率は欧米の1/4足らずなので難しいだろう。それよりも映像媒体、特にyoutubeを使うことになるのではないだろうか。ピップが犯罪ドキャメンタリーのyoutuberとして活躍する、もし顔出しに難があるのならVTuberとして架空のキャラを立てるのもありだろう。あるいは「ゆっくりキャラ」を使うかもしれない。現在国内での動画による事件解説は、新聞記事を粗雑にまとめたものを除けば過去の事件の引き写しか、イデオロギーに染まったものがほとんどだ。ピップのようなリアルタイムでの事件レポートは、日本の動画界隈に小さくない足跡を残すであろう。
 ……などということを、読み終えながら想像してしまった。できのいいヤングアダルト小説として前巻同様オススメである。
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4488135064
No.8
(1pt)

前作が傑作だっただけに…

冒頭で前作のネタバレしているけど、大丈夫か?まだ、読み切っていない。追悼式で挫折した。前作と違いなかなかページが進まない。退屈過ぎて読むのが億劫になっている。
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4488135064
No.7
(1pt)

記録用

恋愛に向かう
読まない事。
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4488135064
No.6
(5pt)

(2022年―第95冊)スーパー女子高生ではないからこそ魅力的な主人公の悩みと惑い

2018年4月、ピップは18歳。イギリスの小さな町リトル・キルトンに両親と弟と暮らす高校生だ。友人のコナーから兄のジェイミー・レノルズが帰宅しないと聞かされる。しかし地元警察は成人しているコナーは単なる家出の可能性もあり、すぐには捜査に入ってくれない。コナーのたっての願いでピップは独自の調査を始める。なんといっても彼女は先年、学校の自由研究のテーマに選んだ未解決殺人事件を見事解決して、ネット上では大きな影響力を持つ高校生探偵になっているのだから……。
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◇2022年本屋大賞 翻訳小説部門 第2位
◇〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇 第1位
◇『このミステリーがすごい! 2022年版』海外編 第2位
◇〈週刊文春〉2021ミステリーベスト10 海外部門 第2位
◇『2022本格ミステリ・ベスト10』海外篇 第2位
と、昨年(2022年)輝かしい受賞歴を誇った『 自由研究には向かない殺人 』の続編です。

 正編も大いに堪能しましたが、この続編はさらに面白さが倍増している気がします。その理由は3つあると私は思います。

 ひとつには、前作同様、主人公のピップがデジタル・ネイティブ世代として、ネット環境を駆使して捜査と推理を進めていく課程が、実に痛快かつ爽快です。ポッドキャスト、ティンダー、インスタグラム、フェイスブック、レディット、フィットビット。事件の背後にある巨大な闇に一高校生が肉薄していくことができるのも、こうしたネット世界に精通しているからこそ。サイバー空間に難なく分け入り、次々と情報を拾って事件の真相へと素早く迫っていく姿に幾度も快哉を叫びたくなりました。
 そしてジェイミー・レノルズ疾走の背景にも虚実ないまぜのネット社会の恐怖がひそんでいたことが明るみになっていきます。実に現代的、21世紀的な事件の真相が浮かび上がってきて、その闇の深さに息を呑みます。

 ふたつめの魅力は、この物語が正編『自由研究には向かない殺人』とは独立した第2長編ではなく、正編とは切っても切れない物語である点にあります。
 正編で描かれた事件によって小さな地域社会は大きく傷つきました。真犯人にたどりつくまでに多くの疑心暗鬼が住民の間に生まれ、また、信じてきた相手に深く裏切られた思いが強く残っています。つまり正編が幕を閉じたところでひとつの区切りがついているわけでは一切なく、そうした傷ついた社会が厳然と今も続いていること、そしてそれは一朝一夕では解消されることはないという現実がピップと読者に突きつけられています。
 さらにはこの続編では正編で逮捕された人物の法廷闘争が進行しています。それ自体はジェイミー・レノルズの失踪事件とは関わりがあるわけではありませんが、犯人を逮捕して終わりではない冷徹な事実が冷ややかに描かれている点が特異と言えるところであり、この物語に絵空事ではない生々しい手触りを与える結果となっています。

 そしてみっつめの魅力は、主人公ピップがスーパー女子高生ではない点です。
 確かにデジタル・ネイティブとしてSNSや様々なアプリを使いこなして事件を追う能力は、私のようなおじさん読者の目には十分、スーパー・パワーに見えます。ですが、ピップはジェイミー・レノルズ失踪事件の背後にいた人物に奇妙に寄り添う心情を抱く一方、正編の事件の被疑者には抑えきれない憤りと憎しみを抱きます。後者に対しては、ピップは一線を越えてしまうといってよい所業に乗り出してしまいます。それはネット上の私刑と言えるもので、司法制度をないがしろにした行いとして肯んじることのできないことでしょう。
 そこがピップという少女の幼さ、そして割り切れない人生を消化しきれない彼女の稚拙さと断じることもできるでしょう。しかしそれもまた、迷い、惑いながら人として歩んでいくピップの今後の成長を読者に感じさせるものであり、まだまだ発展途上にあるこの少女を見守りたいと強く思わせる物語だと考えるのです。

 ピップの探偵家業はさらに第3長編『 As Good As Dead 』で一層の深みを増すのではないでしょうか。ピップのさらなる成長が服部京子氏のすぐれた邦訳で読める日が来ることを今から楽しみにしています。

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*421頁:校正漏れが一箇所ありました。
×「ポーチのとこにすわるっているのはどうかな」
○「ポーチのとこにすわるってのはどうかな」

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優等生は探偵に向かない (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 優等生は探偵に向かない (創元推理文庫)より
4488135064
No.5
(5pt)

多様化したミステリー表現の奥でしっかり描き切る人間関係、完結編が待たれる!

前作で新鮮な面白さを披露した作者。過去の二つの死をめぐって元気溌溂な少女探偵ピップが大活躍を見せたが、第二作ではっきりしたのは、それぞれが独立した作品と言うより、三作で完結する連続シリーズと考えた方がよさそう、ということだ。前作『自由研究には向かない殺人』から直結したプロローグとなるので、のっけから前作のネタバレが念入りというほどにされている。いきなり本作から読もうとする方はストップ! 本シリーズを100%楽しみたい方は、まずは前作と言うスタート地点へどうぞ。

 本作は前作の容疑者の法廷裁判中、新たに起こった行方不明事件をピップが依頼されるものである。ピップはもう探偵仕事はやめようと決意しており、持ち込まれた依頼に対してあまり気が乗らなかったものの、行方がわからなくなったのが友達の兄であるため、ポッドキャストを使っての情報のやりとりをする。ポッドキャストとはネットでの音声ファイル公開であり、ここでは公開捜査として使うことをピップは思い立つ。音声での情報公開とそれを日々更新しつつ、広く情報を募り、集まった情報と進捗をまとめて発信する。いわば私的公開捜査システムと言うべきか。

 スマホのアプリにより、持ち主の足跡を時間軸に従って追跡する手法など、相変わらずディジタル&ネットを駆使した現代っ子ならではの捜査新鮮で、小説としての前衛的表現としても斬新であり、かつ変化に富んで読みやすい。

 かと言ってストーリーがスムースに進んでくれる物語ではない。女子学生ピップ。心理状況や人間関係、初の探偵役を経験することになった前作とは異なり有名となったピップの今の状況、彼女の捜査方法の是非を内外から問われつつ情報を集めることの難しさ、等々、リアル要素も多々与えられるため、捜査進捗も忸怩たるところ。読者はピップを応援しつつも、難しい彼女の立場や素人捜査の難しさを我らがヒロインとともに体験させられることになる。

 しかしその構図こそがこの作品の醍醐味でもある。素人探偵であるゆえの困難と限界を覚えながらも、敵対する者たちを強引に視界の外へ追放しつつ、捜査の価値や必然性、彼女としての使命感などを一途に唱えて突き進む少女の勇気に読者は心を持って行かれると思う。そして彼女を支える友情もよいです。ほんわか!

 後半、唐突に事件の見え方が一気に変化する。いささか唐突ながら、過去の犯罪がピップに反撃してくる状況となり、この辺りからはジェットコースター感が高まり、ほとんどの読者は巻置く能わずの状況に追いやられることだろう。前作同様のページターナーぶりを、表現の多様さの中で思い切り味わいながら、最後の最後まで読者は突き進むことになるだろう。

 それにしても一作目と比べて、スッキリ感がこない。連続シリーズの経過作との印象だけはぬぐえないのである。きちんとすべてが解決するカタルシスのためには、三作目が待たれるだろう。この座りどころの悪さも、いわば面白さのうちである。それらは基本的には次作を待つエネルギーとなるだろう。最終的な拍手を送るには最終作品がどうしても必要な状況となってしまったからである。ううむ。
優等生は探偵に向かない (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 優等生は探偵に向かない (創元推理文庫)より
4488135064
No.4
(1pt)

前作で終わらせとけばよかったのに…

友人から失踪した兄の捜索をお願いされたピップは調査を始めるが…前作は面白かったが、本作にはがっかり…。まず24歳の兄が数日行方知れずだと危機感をあおられてもハラハラしない。失踪したのが子どもだと警察が動いちゃうからこういう設定なんだろうけど…。この兄がしょうもない奴で全く同情できない。あと後半急展開して登場する男にピップがえらく同情するけど、こいつにいい奴エピソードなんて全然なかったのに急に何?と思ってしまった。だいたい自分を憎んでいる人が大勢いると自覚しながら、自ら正体明かすって(二度も)バカなの?自業自得でしょ。無理矢理な設定の強引な続編。
優等生は探偵に向かない (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 優等生は探偵に向かない (創元推理文庫)より
4488135064
No.3
(5pt)

驚きの展開、終盤に感銘

前作『自由研究には向かない殺人』終了時から1か月後。
(※ばっちり前作のネタバレがあるので、他のレビュアー同様、絶対に順不同で読んではいけない)
女子高生ピップは今度は友人コナーから「兄が行方不明なので探してほしい」と依頼される。しかし前回の調査で危険な目に遭ったうえ愛犬が殺され、未だ心無い投稿もされることから一旦は断る。
彼女は警察へ赴くが、またもや非協力的で、とうとう引き受けることに…。
大好きなラヴィとともにポッドキャストでリスナーに配信して情報収集し、捜査を進めていく。

私は今作はしばらくちょっと退屈に感じた。動機となる捜索する対象の事件性がはっきりしないことから、読む側にとっても危機感や切迫感が弱かったためだろう。もちろんピップは一生懸命調査を進めていくのだが。
ところが終盤――、驚きの展開とともに受けた感銘がとても大きく、ここは前作を凌ぐ内容で一気に評価がアップした。そしてピップ自身が被った影響も大きくぼろぼろに…。彼女はいろいろな意味で大人になっていく。
内容の中には洗脳もどきがあったり(現在わが国でも宗教によるものが大きく問題になっているが)、友人や同僚の、事が起こった時の対応で真の人間性が見えたりなど、事件以外にも問いかけてくるものがあった。
さらさらと読みやすい文章で翻訳も上手だと思った。ピップたちがいとも簡単に使いこなすSNSについても(それらとほぼ無縁の私でも)何とかついていけたように思う。
3部作-2作目であり、次作へと続く。
野放しにされた腹立たしい事案(前作から続いているもの)についても、ラスト編できっちりと決着をつけてほしいものだ。
優等生は探偵に向かない (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 優等生は探偵に向かない (創元推理文庫)より
4488135064