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蠕動で渉れ、汚泥の川を
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蠕動で渉れ、汚泥の川をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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メチャクチャ、面白かったです。 時代は昭和の終わり頃で、街並みや風景の中にも どことなく、昭和の名残や郷愁も感じました。 私はいつも思うのですが、西村さんの私小説を 読んでいると、どうしても「活字で漫画を読んで いる」ような錯覚に陥るのです。 ちょうどあの頃、流行っていた「どくだみ荘」という くだらない漫画がありましたが、私にはあのイメージが 被りました。 一歩間違えたら変態(笑)になりそうな事件も、西村 さんの手に掛かると、秀逸なコミックになっちゃうから 不思議ですね(笑)。サイテーいや、最高です! 昭和から平成初期の時代に青春を過ごした貫多の物語を もっともっと読みたいです。 次回作、待っています。 | ||||
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賢太節全開です。 いやはや、なんとも、圧倒されるね。 賢太版「セヴンティーン」とでも言ったらよいのか。 下衆な魂は17歳だからまだ未熟ながら、未熟ゆえに深謀遠慮もなく、爆発する。 こういう人間のために文学はある。 誰だって、生きていていい。 究極のメッセージを放つ究極の青春小説である。 | ||||
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貫多が17歳だった時代の物語。 待望の飲食業に就いて一時は心を入れ替えて張り切りもしたが、どうしようもない素行と性格の悪さを背景に徐々に人間関係等で追い込まれて破滅するストーリー。 貫多の心理描写が丁寧でこれまでの秋恵ものの作品とは一味違った仕上がりに出来ている。 著者の大ファンである私自身は一気読みさせられた。 この作品の面白かった点は、貫多がどこまでも怠惰でわがままな性格であるということが、繰り返し記されている点。 また、お金がない中でも性欲だけは旺盛な貫多が同僚の女性のキュロットの股の部分の匂いを嗅ぐシーンなどは大笑いしてしまった。 これまで短編の多かった著者だが前作の「やまいだれの歌」もかなり面白かったことを踏まえると、今後も長編私小説を産出し続けて欲しいと思う。 私自身は本作品は最高傑作だと思う。 | ||||
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『やまいだれの歌』以来の長編なので著者の大ファンとしては当然のことながら?Amazon予約注文、発売日に仕事から飛んで帰って読了。貫多は齢セブンティーンで時代は『やまいだれ』よりも遡る。今回の舞台は御徒町のアルバイト先で何と洋食屋さん。『苦役列車』の冷凍タコ抱っこ仕事の前にいこんな楽しそうな仕事してたのか。。これから読む方の為にネタバレる内容は書かないが『やまいだれ』がハマった人にはきっと同じように、と言うかもっと深く・強くツボにハマるかもしれないとだけ書いておく。吹いた箇所多数で個人的には傑作。 | ||||
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