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(短編集)
有栖川有栖選 必読! Selection2 空白の起点
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有栖川有栖選 必読! Selection2 空白の起点の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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昭和時代の面白さ。もちろん良い意味で。ワクワクしながら読んでます。 | ||||
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好きな作家の有栖川有栖さんの推薦本と言う見出しが無かったら、この作家の作品は手に取らずに居たと思います。生命保険調査員の目線から偶然にも乗り合わせた列車の窓から自分の父親が崖から転落するのを目撃すると言う娘!出だしからもう作者の意外性あるプロットにのめり込む思いでした。作品の中には昭和の時代を感じる様々な街並みや人々の生活感すら描かれて懐かしい昭和の思いを胸に秘めての驚愕のエンディングは何か悲しい結末と共に胸に染みる思いでした。一読を推薦します。 | ||||
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有栖川選択の必読シリーズ二作目だ。必読というだけのことはある。 保険調査員が探偵役だ。疾走する列車の窓から転落する人影が見えた。乗客の中に多額の保険金受取人がいた。犯行は不可能なはずだが。やがて犯人と目された男が自殺する。 第二の事件のほうは、さほど珍しいアイデアではない。だが、冒頭のトリックと伏線の妙には感嘆した。受取人は妙齢の美女で、動機には複雑な背景が絡んでいる。なかなかの読みごたえだった。性愛絡みの男女関係がテーマなので、好みが分かれるかもしれない。 私は探偵役の新田の個性が少しわずらわしく感じた。論理とトリックを主眼にするなら、探偵はもう少しあっさりした人物がいい。でも読めて良かった。紹介に感謝したい。 | ||||
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カッパノベルズでの初版は1961(昭和36)年。 笹沢左保が「謎とロマンの融合」をめざしていた頃の、代表的な傑作の一つ。 1966年には『「空白の起点」より 女は復讐する』というタイトルで映画化もなされている。(天知茂主演、松竹配給) しかし「大トリック」とは煽りすぎだ。 犯人が仕掛けるトリックは、実はきわめて単純で、一般人でも実行可能なものである。 しかし、全篇にわたって、さりげなく、かつ緻密に張られた伏線が回収されなければ、事件の全体像は明らかにされない。 その展開の見事さこそが、傑作たるゆえんである。 これから本書を手に取る方には、まだ東海道新幹線すら開通しておらず、サラリーマンたちは東京〜大阪間の出張の往復に、東海道線を走る急行列車を利用していた時代の作品であり、当然のことながら携帯電話もインターネットも何もない状況設定であることを念頭に置いた上で、真相解明へのプロセスを味わってもらいたい。 | ||||
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序盤から中盤は 時代を感じる緩やかなペースで状況説明中心で進みますが、最後は一気に収束へと加速的に焦点が絞られ 見事な結末と一抹の物悲しさを残して纏めておられます。 時代背景が良く伝わり、推理モノとしては当時は珍しく「有名賞の候補にも名を連ねた」との解説にも納得の 読み応えある作品です。 | ||||
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