苦役列車

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評判

苦役列車の評価:

3.84/5点 レビュー 276件。 C ランク

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平均点3.84pt

Amazonレビュー一覧

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全554件 141〜160 8/28ページ
No.414
(3pt)

私小説ならではのリアルと底力

社会の底辺に弾き出された粗暴な男の
劣等感に裏打ちされたひがみと妬みと虚勢と屈折と
脆さに引きずられた怠惰と欲情と甘えと諦観を
薄汚れた毎日に薄笑いと共に詰めたお話
*****

第144回芥川賞受賞作品。

もう一方の「きことわ」とは真逆を行く作品。
個人的には、小説として俄然こちらの方が「読ませる」と思う。

「ろくでもない」と言う表現がしっくり嵌まる
生産性ゼロのその日暮らしの自堕落な生活。
19歳の若者の話なのに、
いや19歳の若者の話だから、なのか、
作中にほとばしるのは目を覆わんばかりの負のエネルギー。
およそ綺麗な表現とはほど遠く、汚くえげつなく、
あまりのリアルに一周回ってファンタジーになりそうな、
痰唾 精液 吐瀉物 排泄物ありとあらゆる汚物に塗れ
悪態ついて罵倒しながら
それでもナンダカンダで人を求めて
どこにも帰着しない毎日を列車は走り行く。

最近よく目にする古めかしい文体だが、
唐突に「~な感じ。」などと口語が顔を覗かせたり。
気性も荒く粗暴な貫多の一人称は「ぼく」で
人あたり良い専門学生の日下部が「俺」だったり。
小汚い言葉を人に平気で吐けるくせに、
「おそば」や「おつゆ」とふいに丁寧な単語が飛び出したり。
巧みに貫多の憎めないお茶目さを表現するあたりが
私小説とは言え緻密に計算されたフィクションのよう。

まるで救いもなく進歩もなく着地点も無いのに
不思議と不快にならない読後感。
それは物語の帰着がどうあれ、
西村氏がどうにもならない人生を私小説を書いて昇華させた、
その過程に立ち合えたからかもしれない。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.413
(5pt)

前田敦子はいずこ?

映画を先に見ちゃったので、青春劇かと思って読んだら全然違ったよ!
でもこっちの方が好き。
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4101312842
No.412
(3pt)

こーゆーものナンダナー

普段 本など読まない私がTVで西村さんをみて芥川賞?(違っていたすいません)の作品ってことで
一度よんでみようかと購入。数時間で一気に読める量ではあったが、わたしに文学はわかりません・・・・・
芥川賞? ってこうゆうものなのだなーってことはわかりました。
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4101312842
No.411
(4pt)

このイタさはクセになる

中年の腹を裂いてはらわたを覗き見たような気にさせる作品。

私小説であるから、著者の西村賢太は、すなわち主人公の貫多なんだろうが、よくもまあ、ここまで惜しげもなく(?)自身をさらけ出せるものだ。ちらりとやっかみや悪意が頭をかすめても、それを封じ込めるのがあるべき大人だが、それをドロドロと吐き出すイタさに、むしろ潔さを感じた。

古式ゆかしい文体が、作品世界をいっそう負のオーラで包み込み、匂い立つようなものに仕上げているようだ。

「苦役列車」は、日雇い労働に明け暮れる青年期の、「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」は文学賞を受賞し始めたもののぎっくり腰に悩む貫多の日常が切り取られている。

このイタさはクセになる。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.410
(3pt)

TVで見るほうが

面白いですね、この方。本よりも実際お話されている姿に良さがあります。
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4101312842
No.409
(2pt)

したたかでなく、たくましくもなく、下層の意地もなく、沈んでいる。

まとわりつくような文体。諦めようとしながら、諦めることもできぬ。
健康な身体が、放出する。
底辺を這いずり回りながら、自堕落になりつつも、お金がなければ、生きて行くことができない貫多。
誰も頼ることなく、一人でさみしく生きようとする。そんな時に、友達と言える日下部がやってきた。
それで、仲良くなるが、沈殿部分と上澄みの世界は違う。
沈殿部分で、上澄みの液につっかかるが、所詮、沈殿部分で生きて行く。
したたかとも言えず、たくましいとも言えぬ。
下層階級の意地も見えずに、ひたすら、いきる。
確かに、列車のように、走り続ける。
どんな 目をしているにだろうか。
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4101312842
No.408
(5pt)

不潔、バカ、貧乏

真夏に読む一冊といえばこちらの作品。芥川賞の受賞は冬でしたが、物語の季節は真夏から初秋の内容です。じっくりと時間をかけて読んでも、面白いので一気に読み終えるでしょう。また、作者の人物像をそのまま文字にしたようで嫌みがないかな。
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4101312842
No.407
(4pt)

コストパーフォーマンス

価格1円は満足するコストパーフォーマンスです。配送費を削減をして頂けるとさらに嬉しいです。
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4101312842
No.406
(5pt)

面白かった

これまで何冊か私小説を読んだけどダントツに面白く心に刺さった。西村作品をもっと読みたい。
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4101312842
No.405
(5pt)

苦役列車という言葉が強烈に心に残ります。

自伝的小説ですが
衝撃的です。
心に強く残った一冊です。
「苦役列車」という言葉が心に残り西村賢太氏の
生きざまは小説にしても衝撃的でした。
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4101312842
No.404
(5pt)

究極の私小説

惨めでどうしようもない男の物語。
ただそれは作者の才能により鮮やかに情けなくそして克明に書かれている。
西村健太の物語は彼が才能のある小説家であることを意識しなければおそらく世間にも多くいる家庭環境に恵まれず、嫉妬深く、臆病で、怠惰な、何の仕事にも向いていない救われないくずな男の物語だ。
しかし自分に向き合い書かれているからこそ、他人に何かを感じさせるそんな小説だと思う。
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4101312842
No.403
(5pt)

面白かったです

芥川賞の発表の際になかなか連絡が来なかったので、「もう駄目だと思ってソープに行くところだった」と言っていたのであまり読む気になりませんでした。最近、時間を持て余し気味なので読んでみました。結構、面白かったです。
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4101312842
No.402
(5pt)

明るく面白い

タイトルと表紙の黒さ、そして内容からして暗く淀んだ話を想像していた。
しかし、読むとまったく違っていた。
確かに主人公の置かれている状況は非常に困窮して、まさに社会の底辺にいる。
しかし、この小説からくるのはそんな苦しさではなく、そんな状況をむしろ肯定しているのだ。
受け流して、こんなものかと肯定しているのだ。
辛い状況にもかかわらず、明るいのだ。むしろこんな人生楽しそうにすら思う。
だから読んでいてまったく苦にならず、むしろ彼がどうなるのか、続きが気になるくらいにワクワクさせられた。
こんなに楽しい小説だとは思わなかった。
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4101312842
No.401
(5pt)

強烈な個性

息をのむ展開。
冷徹に自己を見つめ、何物にもこびない個性に衝撃を受けました。
独特の文体にもひきつけられます。
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4101312842
No.400
(1pt)

KINDLEの価格

文庫が400円でキンドル600円って・・ときどきこういうのがありますが、おかしくないですか?
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4101312842
No.399
(4pt)

ねちっこい

著者の業というか、鬱憤相当たまってんなーと。貧乏で苦しんだ時代っていうのも、財産になるんだなぁと実感。
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4101312842
No.398
(5pt)

一見読みづらそうだが、実は読みやすく面白い

漢字が多く、とっつきにくい印象が最初はあります。
ですが、読み進めていると、あっという間に引き込まれて、
ページをめくる手が止まらなくなります。
私小説をここまで読ませるというのは、すごい。
芥川賞受賞作をここまで面白いと思ったのは、初めてでした。
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4101312842
No.397
(5pt)

内容と文体に惚れ込む。

自分が知らなかった人間の世界を教わった。文体はさすが芥川賞を取るだけのことはある。感心しきり。
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4101312842
No.396
(4pt)

苦役だけど、自業自得な部分もある

インターネットもスマートフォンも、ガラケーすら登場しない80年代の頃のお話です。
主人公は一人暮らしですが、家に電話すら引いてません。
今の人から見ると、いったいどうやって連絡とってるんだろう?って感じですね。
戦後直後とか、戦前でもないのに、中学しか出ていません。
高校に行かなかった特別な理由や、別にやりたいことがあったとかそういう描写はありません。
ちょっと想像できないですね。
当然、仕事といえば日雇いくらいしかないので、そこで働いている日常の場面から、お話がスタートします。

日雇いの仕事に通う主人公の日常が描かれています。
大事件が起こることもないです。
久々にできた職場での友人との付き合い、その友人とのちょっとしたすれ違いから生じる負の感情や、その友人の
彼女が不細工だったのを見て優越感に浸るところ。など、時代や生活環境は違うけど、誰にでもちょっと当てはまる
感情が描写されていると思います。

文体がもっさりというか、殊更詳細な部分もあったりで、色んなところが昭和っぽく古臭い感じがします。
読んでると、舞台が80年代なのかどうかも一瞬怪しくなるのですが、友人に、スタローンの「コブラ」という映画を観に行こうと
誘っている場面があるので、なんとか戻ってくることができました。
でも、全然とっつきにくいわけじゃなく、むしろその古臭さがたまらなくいいです。
主人公は昭和の文学青年みたいに古臭い話し方なのですが、友人やその他の人は現代の話し方をしていて、会話は成立して
いるのだけど、読んでると違和感があったりします。
まるで、主人公だけ、石ころ帽子をかぶらされて、ぽつんとしてる感じです。
それが、何だか微笑ましいというか、純真な感じもします。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.395
(1pt)

非常に読みにくい

漢字や語句が難しく非常に読みにくい。ストーリーが淡々としていて、引き込まれない。時間とお金を損した気分。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842