苦役列車

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

苦役列車の評価:

3.84/5点 レビュー 276件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.84pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全554件 41〜60 3/28ページ
No.514
(5pt)

思い出します

豊海の倉庫バイト、目白の駅前から車に乗りました。
手伝ってくれるトラックドライバーさんがいました。力石みたいな風貌のお兄さんのリフトカーの鋭い動きに、足首持ってかれないように気をつけろ、と忠告してくれたオジサン。夕日を背にした師走の東京タワーがきれいで。不器用で個性的な人たち。バブルの頃、同じ東京で生きていました。
何でもっと勉強しなかったんだろうとずっと後悔し続けて生きています。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.513
(3pt)

今ひとつ

いつ面白くなるんだろうと思っているうちに終わってしまった。期待値が高すぎたか
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.512
(4pt)

実感がある

芥川賞で、DVDにもなっているので1度読んでみたかった。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.511
(5pt)

男という性

男という性を理解するのに役立ってます。
西村賢太と筒井康隆を読んで男とはこういうものだと知ることができました。
20代の頃、一回り上の上司に酷い行いをされましたが、男という性がそもそもこうである以上仕方のないことだと思うことができました。
男と関わったことがないため男がどういう性質の生き物が理解できなかったのです。
性的に見るかどうかが女を判別する全てであり、そうでない女は便器のように扱う。
実にシンプルで分かりやすいです。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.510
(4pt)

夢中になって読んでしまう生々しさ

著者の経験に基づき、人間の汚さ、弱さ、不条理さを生々しく、包み隠さず、そのまま描いている作品で、気付くと夢中で一気に読んでしまいました。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.509
(5pt)

思い出します

豊海の倉庫バイト、目白の駅前から車に乗りました。
手伝ってくれるトラックドライバーさんがいました。力石みたいな風貌のお兄さんのリフトカーの鋭い動きに、足首持ってかれないように気をつけろ、と忠告してくれたオジサン。夕日を背にした師走の東京タワーがきれいで。不器用で個性的な人たち。バブルの頃、同じ東京で生きていました。
何でもっと勉強しなかったんだろうとずっと後悔し続けて生きています。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.508
(5pt)

貫多の青春 きっと読者を選ぶことでしょう。

わたしは最後まで興味を持って通読できましたが,この作品はきっと読者を選ぶことでしょう。とくに多くの女性は,こういう作品は受けつけないでしょう。華やかさも希望も清潔さも読後の充足感もありません。数ページ読んだだけで「どこがいいのこの作品は・・・」となるでしょう。当然です。そういう世界で生きてこなかった訳ですから。わたしは最後まで読みました。わたしも青春のまっただ中の昭和の時代,様々なアルバイトをやってきました。もちろんその中には3Kといわれるものもありました。わずかな現金を得るために,汗水垂らして働くことも経験しました。きっとそういう体験が体に染みついていて貫多の生き方に共感したからでしょう。しかし,貫多とわたくしの違いがあります。わたしの労働には終わりがありました。しかし,貫多には終わりが見えません。線路は続くよどこまでも,列車は走り続けます。この作品のどこがいいのか。なぜ,芥川賞を取ったのか。まさか,この作品を推した審査員がただ単に「おれにもそういう時代があったなあ」と感慨にふけったからではないのは当たり前ですね。純文学としての魅力や完成度,将来性はどこにあるのでしょう。わたしには分かりません。主人公の貫多が港湾の労務者として働く物語です。「青春」を辞書で調べると人生の春にたとえられる時期。希望をもち、理想にあこがれ、異性を求めはじめる時期と出ています。貫多の青春は,汗,猥雑さ,息苦しさ,不安,孤独感,劣等感,いらだちに包まれています。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.507
(5pt)

私小説家とは?

私は、愚かにもこの本を手にするまで西村賢太を知らなかった。既に亡くなっている事も。一読して、こんな人生もあるのかと。私は車谷長吉が好きだが、私小説家とは何ぞや?と改めて突き付けられたような気がする。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.506
(5pt)

併録作が好き

芥川賞受賞作で映画化もされた表題作よりも、併録の「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」が著者の心の機微を丁寧にすくい取り、その人となりを表しているようで、私は好きです。率直に感動しました。西村作品の中でも上位に入ります。

内容は、貫多がぎっくり腰に苦しみながら自身の近況を省みる、というだけの話なのですが、古本屋でたまたま見つけた(しかも初見はつまんねえわと感想を抱いた)自費出版本を巡る、葛藤の描き方はものすごい迫力だし、「文名をあげた(い)」という衝動にも胸を突かれました。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.505
(5pt)

貫多の青春 きっと読者を選ぶことでしょう。

わたしは最後まで興味を持って通読できましたが,この作品はきっと読者を選ぶことでしょう。とくに多くの女性は,こういう作品は受けつけないでしょう。華やかさも希望も清潔さも読後の充足感もありません。数ページ読んだだけで「どこがいいのこの作品は・・・」となるでしょう。当然です。そういう世界で生きてこなかった訳ですから。わたしは最後まで読みました。わたしも青春のまっただ中の昭和の時代,様々なアルバイトをやってきました。もちろんその中には3Kといわれるものもありました。わずかな現金を得るために,汗水垂らして働くことも経験しました。きっとそういう体験が体に染みついていて貫多の生き方に共感したからでしょう。しかし,貫多とわたくしの違いがあります。わたしの労働には終わりがありました。しかし,貫多には終わりが見えません。線路は続くよどこまでも,列車は走り続けます。この作品のどこがいいのか。なぜ,芥川賞を取ったのか。まさか,この作品を推した審査員がただ単に「おれにもそういう時代があったなあ」と感慨にふけったからではないのは当たり前ですね。純文学としての魅力や完成度,将来性はどこにあるのでしょう。わたしには分かりません。主人公の貫多が港湾の労務者として働く物語です。「青春」を辞書で調べると人生の春にたとえられる時期。希望をもち、理想にあこがれ、異性を求めはじめる時期と出ています。貫多の青春は,汗,猥雑さ,息苦しさ,不安,孤独感,劣等感,いらだちに包まれています。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.504
(5pt)

私小説家とは?

私は、愚かにもこの本を手にするまで西村賢太を知らなかった。既に亡くなっている事も。一読して、こんな人生もあるのかと。私は車谷長吉が好きだが、私小説家とは何ぞや?と改めて突き付けられたような気がする。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.503
(5pt)

併録作が好き

芥川賞受賞作で映画化もされた表題作よりも、併録の「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」が著者の心の機微を丁寧にすくい取り、その人となりを表しているようで、私は好きです。率直に感動しました。西村作品の中でも上位に入ります。

内容は、貫多がぎっくり腰に苦しみながら自身の近況を省みる、というだけの話なのですが、古本屋でたまたま見つけた(しかも初見はつまんねえわと感想を抱いた)自費出版本を巡る、葛藤の描き方はものすごい迫力だし、「文名をあげた(い)」という衝動にも胸を突かれました。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.502
(5pt)

ファンになりました。

作者の半自伝的な私小説だが、語られる内容に反比例して文章の読みやすさ、文体の整然さは素晴らしい。ユーモラスで古めかしい言い回しにより語られるのが、主人公の自堕落な生活内容、金によるトラブル、稚拙な理由での友人と揉めた話など、普通なら決して他人に明かしたくない内容を赤裸々に語っていく。愚行を繰り返す主人公に軽蔑と同情を繰り返す反面、自らの中にもこの浅ましい主人公と同じ了見で物事を捉える面がある事を気付かされてどこか他人毎では居られない。
私の本来持っているダメなヤツ好きの性格のせいもあって、すっかり作者のファンになってしまった。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.501
(4pt)

これもまたひとつのバブル期の青春ストーリー

作者は1967年生まれというから私とほぼ同世代。19歳ということは1986年バブル直前くらいの時期か。主人公の名前と作者の名前を比較すれば、小説はほぼ事実なのだろうと想像できる。
私もこの小説と同じような冷食のバイトに行ったことがある。私の場合は大学中退してすぐの2月くらいか、新宿駅南口で待ち合わせ専用のバスに乗り、東京湾のどこか埋め立て地の倉庫みたいな場所だった。まあ私の場合はその荷物の重さに10分と耐え切れず、周りの人も見かねて、楽なスタンプ押しの仕事に回されたが(笑)。帰りも確かにモノレールに乗ったから全く同じ職場かもしれない(冷食の○○〇笑)。私は2度とそこに行くことはなかったが、その後は地獄のバイトと揶揄される某パン工場で長年働いたので西村氏と境遇はそれほど変わらないだろう。
小説としてはどうなんだろう、稚拙なような気もするし、マンガ的とも思えるが、確かにリアルではあるだろう。(まあほぼ事実なのだろうから当然か)バブルと言えば、何か皆が浮足立って景気のいい時代だったように今では言われるが、そんなことはない。東京のそこかしで、この主人公や私のように底辺で汗まみれ泥まみれで這いつくばって生きていた奴なんてゴマンといる。と同時に、この主人公の友人のような屈託ない明るくさわやかな人間もたまにはいた。みんなどうしているかなあ。思えばまだあの頃はまだマシだったかもしれない。本当の苦役はこれからかもな。そうならないことを願うだけだ。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.500
(5pt)

ファンになりました。

作者の半自伝的な私小説だが、語られる内容に反比例して文章の読みやすさ、文体の整然さは素晴らしい。ユーモラスで古めかしい言い回しにより語られるのが、主人公の自堕落な生活内容、金によるトラブル、稚拙な理由での友人と揉めた話など、普通なら決して他人に明かしたくない内容を赤裸々に語っていく。愚行を繰り返す主人公に軽蔑と同情を繰り返す反面、自らの中にもこの浅ましい主人公と同じ了見で物事を捉える面がある事を気付かされてどこか他人毎では居られない。
私の本来持っているダメなヤツ好きの性格のせいもあって、すっかり作者のファンになってしまった。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.499
(4pt)

これもまたひとつのバブル期の青春ストーリー

作者は1967年生まれというから私とほぼ同世代。19歳ということは1986年バブル直前くらいの時期か。主人公の名前と作者の名前を比較すれば、小説はほぼ事実なのだろうと想像できる。
私もこの小説と同じような冷食のバイトに行ったことがある。私の場合は大学中退してすぐの2月くらいか、新宿駅南口で待ち合わせ専用のバスに乗り、東京湾のどこか埋め立て地の倉庫みたいな場所だった。まあ私の場合はその荷物の重さに10分と耐え切れず、周りの人も見かねて、楽なスタンプ押しの仕事に回されたが(笑)。帰りも確かにモノレールに乗ったから全く同じ職場かもしれない(冷食の○○〇笑)。私は2度とそこに行くことはなかったが、その後は地獄のバイトと揶揄される某パン工場で長年働いたので西村氏と境遇はそれほど変わらないだろう。
小説としてはどうなんだろう、稚拙なような気もするし、マンガ的とも思えるが、確かにリアルではあるだろう。(まあほぼ事実なのだろうから当然か)バブルと言えば、何か皆が浮足立って景気のいい時代だったように今では言われるが、そんなことはない。東京のそこかしで、この主人公や私のように底辺で汗まみれ泥まみれで這いつくばって生きていた奴なんてゴマンといる。と同時に、この主人公の友人のような屈託ない明るくさわやかな人間もたまにはいた。みんなどうしているかなあ。思えばまだあの頃はまだマシだったかもしれない。本当の苦役はこれからかもな。そうならないことを願うだけだ。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.498
(5pt)

苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.497
(2pt)

私小説なのか疑問

表題作は私小説と言うには40代作家の地が語りに滲み出ており、語り手と19歳の主人公との内面に齟齬があり作為臭が強くエンタメ感がある。
アラフォーが20年前を振り返るのか、語り手の透明性を高めて19歳の小説にするかはっきりさせた方がよかったという印象だ。
事実を露悪的に書けば私小説になるわけではない。良い出来ではないと思う。
芥川賞受賞はそのあたりの凡庸さが考慮されての受賞だろう。

選考委員「われわれのライバルにはならない」て感じ。

併録の「落ちぶれ〜」は作者と小説内の貫多に差がなく私小説的リアルが成立してると思う。

水準以上の小説を書く作家だと思う。現代では早い死だった。冥福を祈る。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.496
(5pt)

苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.495
(2pt)

私小説なのか疑問

表題作は私小説と言うには40代作家の地が語りに滲み出ており、語り手と19歳の主人公との内面に齟齬があり作為臭が強くエンタメ感がある。
アラフォーが20年前を振り返るのか、語り手の透明性を高めて19歳の小説にするかはっきりさせた方がよかったという印象だ。
事実を露悪的に書けば私小説になるわけではない。良い出来ではないと思う。
芥川賞受賞はそのあたりの凡庸さが考慮されての受賞だろう。

選考委員「われわれのライバルにはならない」て感じ。

併録の「落ちぶれ〜」は作者と小説内の貫多に差がなく私小説的リアルが成立してると思う。

水準以上の小説を書く作家だと思う。現代では早い死だった。冥福を祈る。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324