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ヒトコブラクダ層ぜっと
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ヒトコブラクダ層ぜっとの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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まだ上巻3分の2ぐらいなのですが、読み終わるのがもったいなく ゆっくり読んでます。「とっぴんぱらり。。」みたいにひりひり感は 薄くどちらかというと3兄弟のキャラクターのせいか、わくわく感の 方が強くて安心です。この先も楽しみ過ぎます♪ 色々突飛なのに妙に親近感と説得力があるのが今回の素晴らしいところかも。 あと、本の文字が大きめで柔らかいのも読者に優しいです。 万城目ワールドパワーアップです! | ||||
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後半はほぼメソポタミア文化にどっぷりハマる。 怒涛の展開で、多少の矛盾は気にならないほど一気に物語が進んでいく。 万城目ワールドなので、摩訶不思議な世界は現実と空想を織り交ぜながらどこが真実でどこが創作なのか分からないような内容で史実をたどりながらも、オリジナルの世界をキチンと終息させていく。 あまり細かいところを気にすると楽しめきれないので、割り切って物語の世界に没頭すればラストまできれいに纏まっていて読了後の充実感も満たされる。 とんでもなく長編になったけど、だれることなく読み応えあった。 | ||||
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今までの万城目ワールドから、一気にスケールが大きくなった摩訶不思議な部分を残しながらも、現実世界を巧みに織り込みながら進むストーリー。 両親を亡くして兄弟で力を合わせて暮らしてきた三つ子。 特殊な能力を持ちその能力を生かして訳あって貴金属泥棒に参加したことから、運命が自分達の意図しない世界へと展開していく。 今までの万城目小説ってわりとのほほんとした展開が多いが、本作はスケールの大きさはもとよりスピード感あってエンタメ要素てんこ盛り。 設定から登場人物から面白く、ストーリーテラーとしての面目躍起。 ヒトコブラクダ層ぜっとについては、上巻では匂わせ的で何か分からないが、下巻に向けて期待大。 | ||||
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他の人のレビューを見ると、どうやらいきなりの展開についていくのが大変なようだ。その点、『鴨川ホルモー』が好きだという人には抵抗が少ないと思われる。 いきなり、「ホルモー」などという訳の分からないゲームが展開されるのだから当然だろう。何を言っているのかもわからないし。そこはライオン・マダムも同じだ。榎土三兄弟以外に、理解することができないことばを離すのだから。 『鴨川ホルモー』が京都市内の話だったのに対し、本書はメソポタミアから雨中まで活動範囲が広がる。それはおそらく、作者の意識の広がりを表しているのだと思う。 | ||||
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メソポタミア文明について、よく知らないのでなんとも言えない。荒唐無稽だという批判はもっともだが、『プリンセス・トヨトミ』だって十分に荒唐無稽だ。『偉大なる、しゅららぼん』もしかり。 万城目学ファンは、荒唐無稽なストーリーが展開することを承知の上で読む。それで合わないのなら仕方がない。太宰治が会わないという人は結構いるのだから。 それでも、私の読み取りが浅いのか、ひも、あるいは、ロープの正体が最後までわからなかった。誰がいつ設置したのか。冥界の女神?よくわからなかった。 | ||||
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万城目ワールド全開です。読みながら、映像 が見えるのがステキ。言葉の無駄のない 選び方は、天下一品です。 | ||||
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万城目さんの新作ということで、ネタバレを回避して感想を書きます。 「普通そうで普通でない人たちの奇想天外な冒険物語」という万城目シリーズの王道を踏襲しつつ、今回は規格外にスケールの大きい話でした。どんどん舞台を変えながら凄いスピードで話が進み、まったく次の展開の予想がつきません。話の結末を予想すようなどという無粋なことはせず、物語に自分を没入して楽しんでください。 序盤はもしかしたら少し退屈するかもしれません。背景もわからないまま唐突でケチなエピソードが続き、壮大な冒険の気配が全くしないからです。唯一、三つ子の兄弟の会話の面白さが救いでした。 しかし、ここを乗り越えた後、物語は一気に加速し怒涛の展開を見せます。ここまでくるともう本を閉じることはできないでしょう。そして最終には驚きと笑いと涙を全部混ぜスープにしながら感動のフィナーレが待っています。読み終わったとの爽やかな気分ときたら!まさに万城目ワールド、全開です。特に「偉大なるしゅららぼん」が好きな人には間違いなくおススメできます。 また本作のもう一つの大きな魅力は物語を通じてメソポタミアの古代文明に触れることができることでしょう。私は西アジアの歴史にもともと興味があったので、歴史フィクションとしても大いに楽しみました 。これを読めば、歴史に興味がない人でも、きっと古代史のロマンを感じるのではないでしょうか。 ということで素晴らしい作品ですが、いくつか不満点もあえて挙げておきます。まず、伏線が多すぎます。終盤で一気に伏線を回収する楽しみがあるのはよいのですが、「明らかにこれは伏線だな」とわかるエピソードが目につき、モヤモヤを抱えながら最終章まで読み進めることになります。まあ、読者の好みの問題ですが。もう一つは、主語がわかりにくい点です。設定が三つ子の兄弟という時点で仕方がないのかもしれませんが、梵天、梵地、梵人のうち誰が言っているセリフなのかをよく注意しないと理解できない部分も多いので、読むのに多少ストレスがありました。 結論としては、夢をあきらめたくない全ての人におススメです。 | ||||
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360度の壮大なパノラマ。 悠久の時が刻まれていく。 神話の世界は広がっていく。 そこには夢とロマンが荘厳に詰まっている。 それは幾分コミカルに。 上巻と下巻あわせて940ページがあっというまに過ぎ去った。 全力の限りを尽くして行動して、夢を叶えること。 万城目ワールドは最高の仕上がりだった。 | ||||
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ロマンあり、アクションあり、ミステリーあり、そしてコミカルに。 とにかく、ワクワク痛快の万城目ワールドが広がっていく。 上巻と下巻をあわせて、940ページが楽しみ。 それは、いずれのシーンも壮大なパノラマ。 ドリーミングな不思議感が漂っている。 三つ子はもとより、銀亀三尉がいい仕事をしている。 | ||||
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万城目学さんの作品は、どれも面白いのですが、この作品は、何と言っても、帯に載っている通り、スケールが、大きい!しかも、上下巻と分かれているにもかかわらず、あっという間に、読めてしまう。本好きには、たまらない一品です。買おうか迷っている人が、いるなら、ぜひ、購入することをお薦めします。 | ||||
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万城目学先生の作品が大好きで、ほとんどの作品を読ませて頂いております。 ヒトコブラクダ、、、も他の作品同様に万城目ワールドに引き込まれて、最後まで、一気に読みました。 | ||||
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上下巻を一気に読んでしまいました。 タイトルを見た時は訳がわかりませんでしたが、読んでいくうちに徐々にわかりました。 しかしこのタイトルはちょっと無理があるかなと思います。 まあ、意表を突くのが万城目さんなのでいいか。 それにしても最近の作品は神が出てくることが多いですね。 超自然的な力を持つ者として登場させるには都合が良いのでしょうか。『鴨川ホルモー』にしてから小鬼でしたけど、とうとう今回は宇宙人まで。 登場人物の名前でずっと違和感があったのが「銀亀」ですが、カタカナで「ギンガメ」と表記されるとどうしてもギルガメシュを連想します。 Wikipedia によれば古代メソポタミア、シュメール初期王朝時代の伝説的な王。 主な功績としてあげられるのは (中略) ウルクの城壁建設、イシュタル(シュメール名:イナンナ)の神殿群「エアンナ」の一部を築き捧げたことが有名。 とのことなのでここから取っているのではないかと想像します。ただし、ギルガメシュは男性です。 内容については楽しませてもらったので言うことはないのですが、今回は表記で気になる点が幾つかありました。 上巻 P5 序章 2022.11.14 PM11:21 下巻 P403 終章 2024.11.5 PM1:36 時間の表記はそれぞれ 11;21PM 、11:36PM でないといけませんね。 第九章 Z P75 12行目 あまりの脳天気さに 「能天気」ですね。敢えて使っているのかもしれませんが。 第十一章 頂 P260 ヒトヒトゴーマル 午前十一時五十分 P280 ヒトニーマルヨン 午後十二時四分 P298 ヒトニーヒトマル 午後十二時十分 (以下続く) 一日の始まりは午前0時。 一時間後は午前1時で十二時間後はお昼の12時。お昼の12時は午後0時ですね。 一時間経つと午後1時、午後11時59分の一分後は午前0時です。 “午後十二時四分” だと夜中の12時を4分過ぎた時間ということになってしまいます。 放送のタイムテーブルなどでは例えば午前1時を(前日の)25時とする例がありますがこれは特殊な例ですね。 なので 午後十二時四分 は 午後零時四分 としなければなりません。 版を重ねるあるいは文庫化される際には直した方がいいでしょう。 | ||||
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怒涛の展開につぐ怒涛の展開!!気づけばページをどんどんめくっている。謎が謎を呼び、なんだか胸の熱くなる人間ドラマもある。これまでにないくらい洗練された物語構造。でありながらも万城目ワールド全開。ワクワク感の消えない読後感、やっぱり読んでよかった。 | ||||
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上巻を読み終えてちょっと一息、ゆっくり読み進めるつもりが目を離せない展開で一気に読み切ってしまった。舞台が日本から世界に移ってもやっぱり不思議な万城目さんの世界が楽しかった。 | ||||
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楽しかった〜 予約して、発売日に読み始めた甲斐があった〜 母が亡くなって数ヶ月。ずっとフヌケ状態だったけれど、万城目さんだけは読む気になれた。 三つ子のお互いを思いやる言動や、 「本物の戦い」は「退屈な日常」の対極にあるものではない。退屈な日常のなかにこそ、本物の戦いはある、、、なーんて言葉に、 不覚にも泣いてしまった。 非日常の世界を楽しませてくれて、わたしは万城目さん好き、大好き。 次の作品はいつかなあ、、、、 早く次の万城目さんが読みたくてしかたない。 | ||||
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まるで3Dのように立体的で再現力ある文章。絵画を見てるように人物たちが動き回っているのが脳裏に浮かんでくる。すごく文章が洗練されているからだな、と思う。 日本からメソポタミアへ。義賊から自衛隊へ。縦横無尽に展開していくストーリー。 さすがだなって思った。まさにエンターテイメント。映像化も十分できそうです。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 期待通りの奇想天外な冒険活劇で,なるほど,化石を掘るからこのタイトルなのか, いや,それでも意味はさっぱり…から,駆けずり回り,気が付けば海を越えて砂漠へ. そうか,メソポタミアとか言ってたっけ,かと思いきや,話は急転直下の急加速となり, 目くらましのような言い伝え,そして辿り着いたのは…というところで本巻は終了します. ただ,誰の台詞かわかりづらいことがあったり,梵天,梵地,梵人の三つ子の名前が, 紙面からは見分けが付きづらく,スッと頭に入ってこないなど,戸惑うことがたびたび. とはいえ,未来師など不思議な力が出てくるものの,それを押し出した風ではなく, 複雑な事情を抱える三兄弟の胸の内や,彼らの兄や弟たちへの思いにも興味を惹かれ, 砂漠での冒険はもちろん, 下巻 でこれらをどう広げ,まとめてくるのかが楽しみです. | ||||
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