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(短編集)
暗殺の年輪
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暗殺の年輪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ふつう | ||||
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五篇収録の短編集である。表題作は直木賞受賞作だ。 葛西の父は、18年前に城中で横死した。そのせいか、周囲から冷たい視線が注がれている。 ある日藩の重職から中老の暗殺を命じられた。 武家社会の裏側に潜むドロドロした陰謀が迫力ある筆致で描かれる。 『黒い縄』出戻りのおしのは、幼馴染の宗次郎に偶然出会った。 宗次郎は凶状持ちになっていたが、裏には複雑な事情が横たわっていた。陰惨で嫌な話だ。 江戸時代の警察組織なんてお粗末なものだから、明るいエンタメ捕物帳よりこちらが真実に近いかもしれない。 この二作は緊迫感がみなぎる佳作である。 『ただ一撃』は剣術小説だが、後味が悪い。あとの二篇は葛飾北斎と版木職人が主人公の世話物だ。 どちらも暗くて救いがない。文芸的というのか。 つまらなくはないが、やはり周五郎のほうが好みだ。 | ||||
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藩上層部の権力争いの蔭で微禄の平侍を翻弄する苛酷な宿命。端正な文体と緻密な構成で本格時代小説の新境地を示す。直木賞受賞作。 | ||||
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うーん、どうも最近、タイミングがわるいんか、微妙に大好きな藤沢周平で、あたらない。。。とほほ。 江戸の時代のいわば名も無き市井の人達の息遣いが分かる、そんな話ばかりなんだけど、どうも、救いない寂しさが深くって、浮かばれない。 かろうじて「ただ一撃」が、自分の好みだが、これもかなりの犠牲を伴って成り立った話となっており(詳しく書けないが)この犠牲は、相当響く。確かに避けては通れぬ流れだが、どうも誰一人にも感情移入できない点、突き放されているようで、しばらく藤沢周平から遠ざからないといけないかなぁ。 | ||||
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