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神よ憐れみたまえ
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神よ憐れみたまえの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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初めて小池氏の本を読んだ。好きなタイプの文学的な書き方とクラシックが合わさって、ある女性の波瀾の一生を描いたもので読了後も重い映画を見た後と同じ感情になった。いい印象をぶち壊すことで申し訳ないけど、叔父の百々子の両親を殺害する動機がイマイチ弱いと思うのと、叔父が自殺したあとに叔父の百々子への偏愛(というべきか変態的偏愛)が公になる意味が分からない。百々子の両親を殺した叔父が10年以上経って良心の呵責?に苛まれて自殺するにしても、百々子を愛していたなら自らの変態的な偏愛をぶちまける必要はなかろうと思う(むしろそんな表現箇所はなく、いきなりマスコミが大騒ぎ)。百々子の結婚の復讐にしてもタイミングがおかしい。そこが惜しい作品かなと思う。追伸、最後の720ページからは別の意味で怖い。 | ||||
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思い通りにいかない恋や気持ち,死や別れ。 人間の醜い感情やその本性。読んでいくうちに疲れて心が苦しくなり気持ちがすさんだ。 たまにはハッピーエンドのストーリーを書いて欲しい | ||||
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分厚い小説でしたが一気に読めました。 面白いかと聞かれれば面白かったと答えますが、なんというか登場人物の印象が薄くリアリティーがないように思います。 特に左千夫と北島が理解に苦しみました。 | ||||
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題名が気に入り読んで見ました。長年かけた構想の割には平凡という読後感でした。 | ||||
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この長い物語は、500ページにも及ぶ「序章」と、そのわずか1割余りの長さの「終章」という2部で構成されています。 「序章」においては、真実を打ち明けて犯人自らが命を絶つ、という結末で締め括られております。まず、ここまでを読み進めてきた私は、「ここで、この小説を終わりにしてしまうという方法も採れたのではないか」というのが率直な気持ちでした。 小池さん以外の作家なら、そうしたかもしれません。がしかし、百々子というひとりの人間の生涯を描き切ることを主眼とした作者の意図を、読了の刹那に感じ取った次第です。 物語の早い段階で、左千夫が犯人であることは、大抵の読者が容易に推察できる進行となっています。定跡通りの捜査を続けていた警察も、この容疑者に辿り着くのは容易なことでした。にもかかわらず、たった一点の揺るぎない証言が、この事件を迷宮入りにしてしまいます。左千夫の同僚の清水が、脱線事故当日の上り電車に、自分が乗車する以前から左千夫が同じ電車に乗っていた、と警察に証言しているのです。 357ページから358ページの前半にかけて、そのくだりが書かれています。清水の証言が、単なる思い違いによるものか、それともなんらかの意図に基づく虚言だったのかは、はっきりとは書かれておりません。こういう所の曖昧さが、小池さんのうまさなんだと思います。 私が感心したのは、百々子の結婚相手の北島の描き方でした。「終章」における離婚までの経緯の作り方がとてもリアルなタッチです。 そして、これと対比させるかのように、最後まで百々子に寄り添った"たづ"という女性の無償の愛情とのコントラストが鮮やかです。 この小説、ネットの読者レビューでも賛否両論ですね。 多くの読者と同じように、私が望むのも、コテコテの小池ワールド全開の恋愛小説かもしれません。そういう意味では、少々物足りないかな、といった感想です。 (了) | ||||
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文章力はさすがだと思いました。ただ、殺人を扱っていて刑事を登場させているのに、描き方が中途半端な感じがしました。テ―マが全編を通して性を扱うのであれば、無理に殺人に持っていかなくても良かったのではないかとも・・・ | ||||
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著者の小説は初めて読みましたが、長編小説を最後まで読ませる筆力や描写力は素晴らしいと思いましたが、ストーリーにはあまり惹かれず、終章でやっとピントが合った気がしました。 先月まで新聞の土曜版に連載されていたエッセイを興味深く楽しみに読んでいたので、その著者畢生の書下ろしとなればどんな大作かと期待が膨らんでいました。 美貌ゆえに翻弄される人生というのに目新しさは無く、主人公が10代、20代と成長していく姿とその周辺の物語もややありきたりなところを読み抜いて、やっと終章で晩年の主人公の独白にたどり着きましたが、残りのページ数はわずかでした。 半生記というには、20代前半までにほとんどの紙幅が割かれ、それ以降は終章で駆け足に語られたことに物足りなさを感じました。 個人的には、新聞のエッセイのような人生終盤での心象風景をもっと読みたかったと思います。 また次回作に期待しています。 | ||||
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