■スポンサードリンク


(短編小説)

海と毒薬



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
新装版 海と毒薬 (講談社文庫)

海と毒薬の評価: 4.35/5点 レビュー 101件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.35pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全101件 101~101 6/6ページ
No.1:
(5pt)

私たちは皆アイヒマンです

この小説は二種類の「戦争の中で残虐行為を働く人々」を描いている。

一番目の人々は、喜んで蛮行を働き、戦争後もそれを誇りに思って、できれば人に自慢したいと思っている人々。

二番目の人々は、「どうせ戦争の中でみな死んでいくのだから」と命令に従って残虐行為を働く人々である。

この小説の主題は、そのうち二番目の人々の「自分の中に良心の呵責が無いこと」に対する恐怖を描くことだ。

戦場の中で、日本軍の残虐行為がいかに自然なものであり、誰でも手をそめるような普通のものであったのか、この小説は実態をよく描いている。
新装版 海と毒薬 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 海と毒薬 (講談社文庫)より
4062769255

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!