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(短編小説)
海と毒薬
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海と毒薬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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「米捕虜の肝臓試食」捏造で投獄された医師、苦悶の自身描いたスケッチを米兵看守が保管…76年経て遺族に返還へ /読売新聞報道 | ||||
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・実際にあったことが元、とのことですが、なぜ『小説』の形式が、選ばれたのでしょうか。 『小説』であれば、思いのまゝに描ける、そう考えたのでしょうか。 それとも関係する人たちへの、著者なりの配慮、なのでしょうか。 こういう人はいない、とは云えないまでも、余りも典型的に過ぎてはいないでしょうか。 著者が思いを定着させるために、これでもかこれでもかと、嵌め込んでいるように思えます。 これでは、リアリティが却って損なわれ、真実味を弱めてしまいます。 フィクションである『小説』の命は、リアリティにある、そう信じます。 また人を駆り立てる環境や意識、例えば時代や組織風土、先陣争いなどに、目が行っていません。 以上からすれば、評価を割り引かざるを得ません。当時の高評価が不思議に思えます。 | ||||
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思ってたのと違った。どの登場人物にも感情移入できなかった。 | ||||
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映画「沈黙」を観て感銘を受けたので原著に当たりなかなかと思いましてそのまま小説「海と毒薬」へ。ただ残念ながら駄作と感じました。「沈黙」と同じ「個人としての罪の意識の在り方」に焦点を当てているとの事ですが、戦中戦後の生々しいテーマにはそれなりの取材や考証が要求されるはずで、明らかに九大病院事件を意識したやや猟奇的なカストリ誌の匂いも残る軽いタッチの表現に違和感を持ちました。当初事件関係者から抗議の手紙があったとの事。筆禍とは言いませんがあり得る事だと思います。 「海と毒薬」の中では戦時中という極限的な緊迫感が描き切れていない印象があります。それは単に捕虜の待遇に関わる倫理的な問題ばかりでなく、連日の無差別爆撃を受ける側として突きつけられる絶望感や閉塞感が伝わってこない。では広島、長崎に原爆を投下するメンタリティと比べてどうでしょうか。個人の罪悪感に負わせるには余りに重いテーマが横たわっているのではないか。戦争とはそういうものなのではないでしょうか。ならば731部隊をどう捉えるか?そういう意味では中途半端な印象を持ってしまいます。「沈黙」もそうですが時に個人の心を翻弄する抗いがたい政治的な背景が見えてこない… | ||||
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事実としてあった事件をベースにして、自分のテーマに都合よくある部分を都合よく改編し、一定の主義主張を問いかける作業。これが宇宙のどこかの星での出来事なら問題ないが、われわれ日本人の歴史の中でやられるのは我慢できない。現状、日本貶めに利用されてるだけ。すべての読者のこの作品が事実ではないと明記すべき。 | ||||
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昭和や大正時代などの、今でも読みつがれている有名作家さんの本はたまに読むので、こちらも実際に起きた事件を元にした小説と言う事で、読みました。 事件の経緯を辿った、米軍捕虜の生体解剖を主にした小説かと思いきや、その残酷な生体解剖の内容は詳しくは描かれておりません。 その残酷な解剖に立ち会った医師や看護師などの、その時の「心理」的なものが、この著作の主な内容になっています。 事件に関わった医師等の心理や、戦争真っ只中の時代背景は、よく伝わってきます。 【読み進める間、暗いイメージが常についてまわり、事件に関わった人物数人の視点から描かれていて、実際の解剖事件に関する箇所はさらっと?終わり、先にも書きましたが、内心・心理が主でした。読後、結局何が伝えたかったのか?……と思う感じもありました。】 実際に起きた事件を題材にした、戦争末期最大の事件、の割りには、その点にはあまり触れていない感じがありました。 お薦め度としては、星2つにしました。 しかし有名作家さんですし、もう一作「沈黙」も読んでみようと思います。 | ||||
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一言で言うと難しかった作品。文章が古く難解だとか、専門的な用語を多用しているだとか、別にそういうことではありません。ただ面白いとか面白くないとか、そういう物差しで図るタイプの作品ではなく、その物差しで図れる小説を求めていた私にはまったくもって守備範囲外の作品でした。 読了後に気付きましたが実際の事件を下敷きにしたお話だったようで。人体実験というテーマ上、常に薄暗く陰鬱な空気が漂っており読んでいて鬱々となりました。終わり方もけして晴れ晴れとしたものではありませんね。 物語を通して読み手に問いかけることに比重を置いた小説は個人的にとても苦手で、正直読み終わったあとはこれがどういう話なのかよくわかりませんでした。人様のレビューを拝見してようやく「ああ、そういう話だったのか」と思ったくらいです。 なので他の方のように自分の中にある善悪に基づいた論理的な感想は書けません。ただ面白いか面白くないかで言うなら面白くはなかったし多分すぐ忘れてしまうと思います。かなり古い時代に執筆された作品ということで私の深い部分に刺さるには時代が流れすぎたかな…。☆2。 | ||||
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遠藤周作氏のネームバリューに惹かれた購入。遠藤氏の経験も交えてこのような結核患者が設定され、苛烈な環境に晒された時のわれわれの思念や対処行動を小説風にアレンジされたと思うが、思索に深みが感じられず、読むに値しないと考え、残念ながら中途で放棄。 | ||||
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内容がもっと、戦時中の軍隊の陰部をえぐるように表現された本かと思っていたので期待はずれでした。 | ||||
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