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アラミスと呼ばれた女
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アラミスと呼ばれた女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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幕末の本当の歴史が最近多く報じられるようになってきましたが、当時の江戸時代の外国語をしゃべれる 通訳の役をする父の影響で主人公は激動の幕末を生きることになるのですが庶民の感じた幕末を感じられました。 | ||||
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通訳という文字に惹かれ購読しました。 いつもは時代物ばかり読んでいますがこの作品は わたしの苦手とする幕末期を取り上げていてわかりやすくて面白かったです。 | ||||
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本当にこんな女性がいたのかもしれないと思いました。時代が江戸から明治へ替わる頃の様子も感じられた。 | ||||
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幕末。日本に来ていたフランスの軍事顧問団と幕府の間で通詞(通訳)をしていた田所柳という女性がいたらしい。詳細は全く知られていないうえ、当時、女性がそういう立場で仕事をすることは許されていなかったために、男装であったらしい。その女性はアラミスの愛称をもっていた。デュマ原作「三銃士」のなかのアラミスからとったものらしい。これも「らしい」としか言えない。 著者はこの女性を主人公にとりあげ、脚色し、生命を与えて、小説の世界に蘇らせた。主人公に相当する女性はいたらしいのであるが、大部分はフィクションである。 この小説は、別の面で、刺激的であった。というのは、幕末の軍臣で、函館の五稜郭にたてこもり、官軍に抵抗し、その後、明治政府のなかで日本国家の建設で、ロシアとの千島・カラフト交換条約の締結などで貢献した榎本武揚が登場するからである。司馬遼太郎の「街道を往く」で、榎本らが品川から開陽丸に乗船し(その開陽丸は江差沖で時化にあい沈没)、北海道に新しい国をつくるために松前藩を攻めて、これを落としたことが書かれているが、官軍に最後まで反逆したその榎本がどうして明治政府の中で活躍したのか、長く漠然と疑問であったが、その謎が解けた。そのあたりの事情が詳細に描かれている。 榎本の指揮のもと函館に向かった開陽丸には、数名のフランス人とアラミスこと柳さんも乗船していたとのこと。そして妻子があった榎本は、この船の中で柳さんと契りを結び、結果として柳さんは妊娠した。小説は長崎で暮らす田所柳の父親平兵衛(オランダ語の通詞)と母親のおたみと柳の家族の紹介から始まる。そこから柳が成長し、途中で釜太郎と出会い(この釜太郎が後年の武揚)、釜太郎のオランダ留学ではなればなれになり、江戸で再開、そして北海道へ・・・と続くのである。 | ||||
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宇江佐さんの語学時代もの(?) 『おうぇねすてぃ』とちょっと系統が似てるのかな。 お柳はもともとは江戸生まれですが長崎に育ち、 語学に堪能な父の影響で女ながらにフランス語を身につけます。 そんな彼女の初恋の相手は榎本武揚でした。 お柳は思慕止みがたく女性でありながら男装してフランス通詞として、 榎本やお雇い外国人のフランス軍人達と北海道まで同行します。 お柳は妻がいた榎本と正式に結ばれることはなかったけど、 そんな形式なんかどうでもいいくらい、互いに心の底から深く結びあっていた。 時代物を手掛ける作家さんは多いけれど、 男女の情をさりげなくも生き生きと、情感込めてふくよかに描けるのは 宇江佐さんならではの持ち味ではないでしょうか。 | ||||
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