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十日えびす 花嵐浮世困話
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十日えびす 花嵐浮世困話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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気持がほっこりして流石に宇江佐真理さんの本です 何度も読み返したい本が手に入り嬉しいです。 ありがとうございました<m(__)m> | ||||
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いつも何時も、読み終わったとき、市井の景色が余韻となり、また他の市井の景色を求めている自分に、ハッとさせられます。 | ||||
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江戸市井物が好きな人なら満足できそる筈。 宇江佐さんのほぼ全作を読んだものですが、これは割と主人公の明るい印象が弱く、打たれ強さや楽観や諦観の強い作品です。和はこれはこれで嫌いじゃない。 もしドラマ化をするならば、お熊の役は藤原直美さん以外にないでしょう。苦労人の主人公・八重にはいしだあゆみさんか多岐川裕美さん。 あと、江戸の貧しい一家がどんなどん底の状況であろうと、一抹の希望となり光となるのは若い娘の恋心という定番のお約束パターンが、この作品は瑞々しくフレッシュで愛おしい。 | ||||
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夫を失った悲しみに浸る暇も無く、 後添えの八重と三女のおみちは長男夫婦に家を追い出されてしまう。 引っ越した先で小間物屋を始めるも、一癖も二癖もあるご近所さんがいたり、 赤の他人扱いしていた長男夫婦がお金の無心にやってきたりと悩みの尽きる事が無く… 時には衝突しながらも、本当の親子のように暮らす八重とおみちにホッコリしたり、 『なさぬなか』と諦めていた他の継子たちとの絆や、ご近所さんたちとの触れ合いにジーンときたり、 概ね楽しく読むことが出来ました。 ただタイトルにもなっている最終章の『十日えびす』は、何とも言い難い気持ちになりました。 なんでそうなったのか…疑問が残るし、楽しい気持ちがすっかり消えてしまったのが残念。 同じ様な結果でも、その出来事に意味のある理由が欲しかった…と正直思ってしまいました。 最後におみちが言った『皆んな、それぞれに言い分があり、皆んな、他人と折り合いをつけながら生きている。』 と言う言葉で、無理やり綺麗にまとめられてしまった感はありますが、妙に納得してしまっている自分もいて…(^_^;) 結果オーライなのかな~。 終わりはどうあれ、好きか嫌いかで言うと好きな方なので、評価は★4つになりました。 | ||||
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女性目線での時代小説は大変興味深く、一気によみすすみました。宇江佐作品4作目です。次は何にしようか思案中です。 | ||||
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錺職人三右衛門の後妻に入って僅か5年。三右衛門の急逝に寄り、富沢町の住まいを長兄の芳太郎に奪われた八重は、おみちを伴い堀江町の仕舞屋に引っ越し、小間物屋を開く算段を立てる。だが、引っ越し早々面倒な住人お熊や、芳太郎の妻のおてつの金の無心に悩まされる。 現代にも繋がる親族や近所とのいざこざ物語。話自体はありふれた日常物ではあるが、作者の視点の鋭さと、江戸の情景を織り込んだ文章の虜になるだろう。 | ||||
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この方の作品はいつも読んでおりますが、今作も期待通り面白かったです。 | ||||
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この作品は一貫して継母である八重の視点から 物語が進んで行きます。 夫の逝去で後添えとして入った家を長男夫婦に3女のおみちとともに 追い出され引っ越した先で待ち受けていた【お熊】と云う女に からんだ数々のイザコザ騒ぎとその息子・鶴太郎とおみちの恋の行方に ページをめくる手が止まりませんでした…。 義母・八重の視点から母親として悩んだり悲しんだり怒ったりの様子が 手に取るように伝わりました。 それにはいつも【なさぬなか】と云う苦悩がつきまといます。 普通の母親であり普通の主婦であり普通の人間(地位も名誉もある訳でなく) である八重ですがその常識的な一人の女性・八重に共感共鳴しました。 私は母親になったことはありませんが疑似的に『母親ってこういうものだよねぇ』 とう云う感覚を味わい楽しかったです。 近所のイザコザにも正当に常識を持って対処する八重はやはり本当の意味で 大人であるとも思いました。 しかし猛女・お熊の息子・鶴太郎は病を患っておりおみちの恋の行方は波乱です。 乗り越えることでおみちは成長するのですがやはりこちらは 多少、不可解な結末で残念な感は拭えませんでした。 | ||||
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舞台は江戸でも、人と人との間で生きる生きにくさ、煩わしさは現代に通じるものがあった。母子はこれからどんな暮らしをするのだろうと、小説と知りながら案じるほど、生きた人間が感じられる描き方は秀逸。一息で読み終え、読んだ後もじんわり心に残った。 | ||||
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