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天使の爪
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天使の爪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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天使の牙に続いて最後まで読ませるエンターテイメント スピード感構成共に作者の力量を余すことなく示している。 続編に期待したい | ||||
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中枢神経系の移植が可能になれば、こんな話も展開するんだと感心しました。 まあ実際には中枢神経系の移植はもっとも困難だと思いますが… | ||||
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大沢作品にはいつもワクワクさせられます、ヤクザと刑事の組み合わせが面白い | ||||
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もう後半はハリウッドの娯楽アクション大作を観ているようです。アスカと仁王に、SVR、CIAも入り乱れ、二転三転の展開。さらに、さらに、殺し屋ヴォールク(狼)はどんどん暴走して行くし、こいつはターミネーターか!?息つく暇もなく読み進め、気が付いたら読了でした。そして、単なるアクション大作ではなく、胸がキュンとなるラブストーリーでもありました。女性主人公だからと読むのを後回しにしてしまい、大沢在昌さん申し訳ございませんでした。 早く読んでおけば良かったと後悔です・・・・ | ||||
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天使の牙の続編。前作より更にスケールアップしたストーリー展開で、冒頭から引き込まれます。アスカと仁王の関係はどうなって行くのか?SVR(ロシア対外情報局)から送り込まれた二人の殺し屋、ヴォールク(狼)、ミドヴィエーチ(熊)との闘いの決着は?更にCIAまでも絡んできそうだし・・・・あっ!もう上巻を読み終えてしまった。流石、大沢在昌氏読ませてくれます。続きが気になり止まりません。引き続き下巻に突入。今夜も寝不足だな。 | ||||
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女性主人公物の大沢氏は食わず嫌いだったのですが、複数の読友さんの感想を読み手に取りました。他の男性主人公物同様、いやそれ以上に楽しませてくれます。食わず嫌いは良くないですね。引き続き下巻に入ります! | ||||
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アスカが入院するまでは少しかったるい感じがするが、 ページのいたるところに、若年作家じゃかけないような上手い表現が登場する。 それも作家としての巧さをひけらかすことを抑えて、無駄を省いているから重くない。 また中盤以降から一気に加速する逃走劇と追走劇のテンポの良さ! これは下巻にも言えることだが、 それぞれが別のことを考えている心理を、読者が上からワクワクしながらながめる楽しさがあるのが素晴らしい。 また逃げこみ先での治療道具などをみても、 伊坂作品みたいに、とってつけたようなというか、もの凄い偶然と不自然な好都合によってそこに置かれていて、 それでもって物語が展開するのではなく、 「そこにあるのが当たり前」すぎるほど自然に配置されているのが、作者の巧さをあらわしている。 しかもそういう自然配置物や背景を上手に利用して、それでもってストーリーを進め、ストーリーに厚みをもたらしているから、 不自然さがなく、物語に没頭できるのだ。 こういう小説を読んだとき、読者は初めて読む楽しさを知ることができると思える作品だった。 | ||||
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仁王とアスカに魅入られた。 あっという間に読み、気づいたら午前4時! | ||||
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新宿鮫から読み始め、とにかくはまります!大沢ワールド全開です。 | ||||
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<概要(ネタバレあり)> 犯罪組織「クライン」によって射殺されてしまった女警官・明日香はクラインのボス君国の女・はつみの体に脳移植をすることによって一命を取り留めた。明日香の恋人であった古芳は、明日香を殺害した君国を殺害するため、はつみの体を持つ明日香と行動を共にする。秘密漏洩を防ぐためにはつみの殺害を企てる「クライン」。はつみと古芳の逃避行。君国を追いつめる古芳。そして、二人の恋の行方は?手に汗にぎるアクションエンターテイメント! 上下巻合わせて800ページ程度の長編小説ですが、あっさり読むことが出来ました。 アクションでこれだけのリアリティーのある描写はさすがは「大沢在昌」。 時間をつぶす娯楽小説にはピッタリの作品でしょう。 強いて言えば、アクションの描写が多く、ストーリーが短く感じたこと。 これだけの設定ならば、もうすこし話を広げることが出来たのではないでしょうか。 ちょっとだけ物足りない気もしますが、読みやすさは抜群。オススメの本です。 | ||||
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肉体と精神が切り離せるという発想は、死を人間の終わりだとは考えたくない宗教的な願いから生まれた思想であり、科学的ではない。しかしこの発想は近代科学的な粉飾をほどこされ、脳さえ保存できれば永遠に生きられるというアイデアにつながった。 最先端の科学では、人間と極めて近い思考ができる人工知能を作ろうとしたなら、人間と極めて似た肉体を与えなくてはならないとの予想がある。 つまり思考は、肉体からのフィードバックによって調整されているのだ。 圧倒的に秀でたスポーツマンは、我々凡人とはまるで違った方法で世界を見ているのかもしれない。その肉体がまるで違っているがゆえに。 脳だけで人格は保存できたりはしないのである。 しかしそういった事実を描いた小説は極めて少ない。 作家もまた、自己の肉体の檻の中で、自己の肉体が生み出す発想の限界の中に生きているのである。 本作は、一見荒唐無稽な設定のように見える。 息つく間もなく事件が繰り出される典型的な娯楽作品であり、寝る間を惜しんで読んでしまう非常に楽しい本である。 だがここには、肉体が違うことによって心が違ってしまうという当たり前だが誰も気づかない真実が描かれている。 大沢在昌という作家の、他者への想像力と観察力が結実した、極めてすぐれた人間理解が描かれた、娯楽だけにとどまらない素晴らしい小説であることを、あなたはこの本の冒頭わずか1/3までで知ることができるだろう。 | ||||
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牙と比べれば、爪だとやや弱い印象を受けるが、本編はどうだろうか。 SVR(ロシア対外情報局)やCIAという普段の生活ではあまり関係のなさそうな組織が闊歩する。 | ||||
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とても濃い内容です。登場人物の数も、物語の構成も、とても凝っています。 じっくりと取り掛かるだけの内容です。 | ||||
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上巻の登場人物に加え、下巻ではより多くの人物が登場します。あまりの多さに、 混乱しかねない程です。それでも、読みたくなる。力作です。とても太い骨が ある作品です。 | ||||
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前作を知らなくても読めるように留意されていますが、できれば「天使の牙」と併読することをお薦めします。そのほうが、この作品の圧倒的な迫力とせつなさ、主人公の孤独をより深く味わえるでしょう。 ひとを愛するということは、そのひとのなにを愛することなのか。心とはなにか。脳の別名でしかないのか。心と身体は別個のモノなのか。哲学的な問いかけを背後に隠しながら、物語はあくまでも、壮絶なアクションの連発で進んでゆきます。大沢在昌の大衆作家としての矜持が最高に輝いている傑作です。 アスカの宿敵となる、殺し屋《狼》の造形がすばらしい。くわしくは興を削ぐので書きませんが、総ページ数が上下巻で1000を超える巨編の、もうひとりの主役です。 | ||||
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大沢作品を久しぶりに読んだ。 天使の牙同様一気に読み終えてしまった。 SVRとCIAを巻き込んだ駆け引き、アスカの心の葛藤、古芳の苦悩、ハンと古芳の戦い...。 超一級の娯楽作品です。 更なる続編を読みたくなりました。 | ||||
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藤沢周平と同じく、やはりこの年まで知らなかったなぁ、が、この大沢在昌です。いや、もちろん新宿鮫の名は知っていましたよ。でも何故だか手に取るつもりがなかった。 それがごく偶然に、ブックオフで、新宿鮫の3だっか、4だったかを手に取って、いやぁ、驚いた。 面白いやないか。これは。 非情で無頼だけど馳星周のやり切れなさとは違う。ハードボイルドと言えばそうだけど、北方謙三の様な、いかにもなカッコつけではなく。 東京と言う都会にいま住むことができて、はじめて伝わる臨場感が肌にしみる。 で、まぁ、一瞬にして新宿鮫シリーズの全てを読み終わって、困った時に出合ったのが、前作の「天使の牙」だったわけです。 でもって、てっきりあれでしまいかと思っていたらなんとなんと続編があると、教えられ、慌てて手に入れたのが、この「爪」でした。。。 なんで「爪」なんやろ。読み終わっても(ま、どうでもええけど)そのわけはわからんですが。 好みから言うと、前作かな。ミッションインポッシブル2で、あまりに変装が多用されてへきへきしたのとちょっとまぁ、似てて、ちょっと肝心な部分が安直かなぁ、と言う気がしないでもない。 とは言え、よかったです。 映画化されそうですね(前作の映画化はまずかったねぇ、キャスティングが)。 それも楽しみです。 | ||||
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肉体と脳が入れ替わる そしてその相手は刑事に終われる奴の情婦 飛鳥刑事はその苦悩の中 元相方の刑事とどうかかわって行くのか 架空の中のこことではあるが 人の心理を衝く大作長編恋愛ストーリー | ||||
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「天使の牙」の続編。「天使の牙」は、間もなく映画公開予定である。前作ではコトの起こりである、脳移植による人格移植と、そこに至る原因となった事件の解決や、脳移植を行われた本人の精神的葛藤が描かれた大作で、この「天使の牙」はその後、主人公はどうなったのか? という読者の質問に答えるものである。 前作の事件から4年余りの時間が過ぎ、その間に主人公の脳移植手術を行った執刀医は行方不明となっていた。主人公の変身前からの恋人や、元の上司、現在の上司、と主人公の秘密を知らない周囲の人間達。難しい問題は山積で、何一つ解決することはできないように思えるが、任務の上で悲惨な目に合ったことも、主人公の職務意識には変化をもたらさない。先日読んだ「秋に墓標を」に比べると、前作でのハードボイルドぶりが記憶に新しいこともあって、安心して読むことができる。前作を読んでいない方は、是非そちらを読んでから取り組んでほしい。 | ||||
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「天使の牙」の続編。当初は近未来SF的な気分で読んでいて、さらにサスペンスやアクションが絶妙に描かれたものだと思っていた。映画化され、まあそれなりに話題にもなった。「牙」ではラストが気持ちよく、続編を書いて欲しいとほのかに期待だけかけていたのだが、やはり続編「天使の爪」が産み出された。 脳移植をうけ外見が変わったアスカが仁王との関係に苦悩する。ハードアクションでありながらもそんなラブストーリーが随所に盛り込まれ全体のイメージをハードボイルドからソフトにしている。男女間の心の葛藤もまた読みどころ。「牙」読者にはアフターバーナーなんて言葉も織り込まれているのでさらに入りこみやすいかも。 メインとなってくるもうひとりの移植者「ヴォールク」。悲しい過去を背負いながらも、まさにソルジャーであり、武装警官をことごとく殺戮していく(ふがいないんだな、これが)。アスカとは共鳴していくという部分がまた性なのか宿命なのか。また警察とのやるとりは大沢氏の「新宿鮫」でも取り上げられるキャリアとノンキャリアの見えない確執。これがアスカの行動をはばむ原因のひとつで、新宿鮫と同じく体質への皮肉だ。全体としては新宿鮫は「静」、天使の爪は「動」のイメージ。読者層としてはそこが分かれ目かもしれないがどちらにせよ深い内容であることには違いない。ロシアにCIA警視庁に麻取と複雑、個人レベルではない関わり方が結構深いのだ。 下巻で暴走し始める「ヴォールク」の狂気。愛すべき主人公アスカ。さながらサスペンスアクションinラブストーリーの大沢作品は新宿鮫の鮫島に匹敵するシリーズ化必至のキャラクターを育てている。 | ||||
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