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キッチン
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キッチンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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ゆるゆるとした表現ながら、死に向き合わなければならない現実と重い内容ながら、なぜか共感してしまう後からしみてくる内容です。また、気分により再度読んだら、また違う感想になりそうです。 後、配送がとても速くて梱包も綺麗でした。 | ||||
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人の死を受け入れることと再生に関する感覚を、独自の言葉と世界観で描いた物語。 本書はキッチン、満月(キッチン2)、ムーンライド・シャドウと3つの物語で構成されていて、キッチンと満月は続きになっていて、ムーンライト・シャドウは独立した物語になっている。 「キッチン」は突然の祖母の死でひとりぼっちになった大学生のみかげの話。祖母の死に現実感がなく、気づくとぽかんと取り残されて何もやる気が出ない状況で手を差し伸べてくれたのは、祖母がよく行っていた花屋さんでアルバイトをしていた田辺という大学生の男性。そこから、田辺と田辺の親のえり子さんと3人の奇妙な同居生活が始まっていく。 小説としては劇的な展開があるわけではなく、淡々とした日常の繰り返しなのだが、身内の死をどう受け入れていくのか、どう接していくのか、どんな言葉をかけるのか、そんな再生の過程がゆっくりと描かれていた。 「言葉はいつでもあからさますぎて、そういうかすかな光の大切さをすべて消してしまう」 言葉にしなくても、その場所に一緒にいて過ごしたことが救いになることもある、という距離感が好きだった。 自分の気持ちとの向き合い方や相手への伝え方など考えさせられる内容だったが、みかげと田辺の二人の関係性はちょっともやもやしてしまった。 「ムーンライト・シャドウ」は恋人の死から立ち直れない女性さつきの物語。 恋人の弟の柊も兄と彼女を同時に失っており、さつきはジョギングで、柊はセーラー服を着るという行為で埋められない喪失感と向き合っていく。 100年に一度くらいの割合で偶然起きると七夕現象という出来事は素敵だったが、謎の女性うららのことをもう少し知りたかった。 | ||||
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よしもとばななさんの作品はすべて網羅しているわけではありませんが、 この本は繰り返し読んだ本で、あるはずだと書棚を探しましたが見当たらず 注文しました。 文庫本よりは文芸書のサイズが好きですね。 持ち歩くと言うより、夜、寝る前に読むイメージですかね。 言葉の選び方がいいなと思います。 年を重ねるにつれて著者の世界観などは 多少変化するものだと思います。 でもこれは原点として 世界で読み継がれる名作でしょう。 ありがとうございました。 | ||||
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他人の性別に対する差別意識のある人は、自分にすごく険悪があり、自分のいのちを無意識に?凡庸に?否定して生きている。キリストはそれが本当の罪だと言ってる?自分を愛せないひとはそうやって他人の命を否定する。ヒットラーしかり。それが巨大なカオスを産み、戦争や殺戮なんかにつながるのかもしれないと思ったから、感想書いてみた。あれから30年新しい発見があったよ。すごい作品だよね。 | ||||
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好きなYouTuberさんが、オススメしてたので 買ってみました。 これから、読みたいです | ||||
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再読中です。 | ||||
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わずかな日焼けはあるものの、劣化をなく良い状態でとても満足しました。ありがとうございました。 | ||||
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学生の頃 何度も読んだのですが、手放してしまい 再度購入でした。 とても綺麗でした。 ありがとうございました。 | ||||
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中学生ぐらいの頃、学校でおすすめの本として紹介されていました。図書館で借りてもすんなり最後まで読む事が出来ず自分にはこの本の良さがわからないのかなぁと思っていました。20代の終わり頃、森田芳光監督の映画版キッチンを見て改めて久しぶりにこちらの小説を読んでみると、とても瑞々しく、ごくごく水を吸収する様に読みました。本は出会うタイミングで印象って変わるものですね。 | ||||
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Very good quality! I'm very happy with it! | ||||
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I got it used its just like a new book its perfect and it arrived faster than expected | ||||
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学生の頃に読み、30歳を過ぎて久しぶりに読みました。読むたびに純粋な気持ちになり、なんども読みたくなる本。 | ||||
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あとがきによると、ウェイトレスをしながらこの本を書いたらしい。 | ||||
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I have to say that I was surprised by the quality of the book. The material is a lot better than what I was expecting. The book arrived fast in Brazil. | ||||
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大学最後の年に、友人に「これ、お前みたいだ」と言われて贈られたこの作品で初めて吉本ばななを読みました。当時の私には読みやすかった文体でどんどん読み進みました。最後に入っているムーンライトシャドウで、友人の言っていることが初めてわかり、号泣しながら読みました。読み終えた後、早朝6時に鴨川の橋のたもとに原チャを走らせたのを今でも思い出します。宝物のように大事にしている一冊です。ばななさんの作風に癒されました。 | ||||
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いわゆる今風の人気作家を、これまで避けてきた。しかし、ある人の推薦もあって、それほど人々に愛読されるという、吉本ばななの作品一つも読まずに、食わず嫌いも如何なものかと思い、手に取ってみることにした。 文体は軽く、読みやすいし、描写は透き通った漫画のようで、これからどんなストーリーが展開していくか、ちょっぴり期待が膨らむ。 しかし、人生経験不足の未熟な作者に付き合わせられたという印象で、読後は虚しかった。 様々な背景をもち、普通に生きることに大きな困難や苦しさを抱えて、しかし、なお歩まなければいけない人間の悲痛な叫びが聞こえない。 人の命の重さが感じられない。描写の技巧上の理由であろうが、表現の所々が命の軽視とさえ感じられる。 吉本ばななの作品の好き嫌いは個人差が激しいと聞くが、少なくともこの作品を読む限り、作者は、自分の言葉に酔いしれて、自己満足の世界を読者に押し付けているだけと自分は評価する。 | ||||
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This book is of a much higher quality that the photos look. It came nicely wrapped and was unmanaged. It took a little while to receive from Japan, but it was worth the wait. | ||||
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タイトル作品の『キッチン』、その続編の『満月』、そして彼女の処女作『ムーンライト・シャドウ』が収録された、彼女にとって初めての単行本。 この3つの作品には、同じテーマが流れています。 それは、"死と向き合う人の生き様"です。 といっても、余命わずかな人間の姿を描いたものではなくて、大切な人に先立たれた人間が、その死によって自分を見失いそうになりながらも、必死で乗り越えようとする「生きる力」を描いています。 『キッチン』と『満月』の主人公みかげは、合理的で、人と一定の距離を保ちながら交流するような、ある種の冷静さを持っているように見えて、実はとても情熱的で、家族や友人への深い愛情を持つ女性。 そのみかげが、たった一人の肉親を失い、孤独の中に放り出されてしまったときに、彼女を迎えに来たのが一つ年下の青年雄一でした。 人間関係にクールだけれど、本当はとても優しい彼と、その母親であるえり子さんと、3人で暮らすことになったみかげは、少しずつ、傷を癒していきます。 大切な人に先立たれた者の、どうしようもない淋しさ、孤独。それでも必死で顔をあげて歩いて行こうとするみかげと雄一の間にある、「恋」なんて簡単には呼べないような強烈な結びつきが心に残ります。 「だって私、体をはって明るく生きてきたんだもん。私は美しいわ。私、輝いている。」 自分の生き方を、そんな風に言い切れるえり子さんの、悲しさ、強さ、美しさがこの作品に強いインパクトを与えているように思います。 見せ場とか、盛り上がりとか、そんなところはないけれど、日々を大切に生きる人たちの感情を丁寧に描いた、素敵な作品だと思います。 | ||||
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いや~、素敵な本だ。 軽いとか少女マンガみたいって批判が昔あったらしいけど、 むしろこれは透明感って感じじゃないかな?! 今の時代では、批判の意味が今ひとつわかんないかも・・・ 主人公みかげと雄一。 家族を失った二人の寄り添う魂と疲れた心に、なんか経験は ないけど深い共感を覚えた。 そして何より、あの透明感のある文章。 物語が頭に入ってくるというより、感情が心に染み込んでく る感じ。素敵って言葉がピッタリです。 | ||||
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この小説が本になって世に出たのは、1989年2月。福武書店の単行本。 同年5月にそれを買い、読んだ。圧倒的な新しさ、リアリティー、切なさ、 自然観察眼および風景描写。最後に収められている彼女の第一作「ムーンライト・シャドウ」で泣いた。 ある時、ミラノに出張に行って、そこで出会ったカメラマンとこの小説の話になり、彼も「泣いた」と 親しげに笑いながら言っていたのが印象に残っている。 それから15年が経ち、読み返したが、面白さは色あせていなかった。 そういう自分にとって大切な本(作品)は、やはり単行本がいい。 文庫本は安くて、解説が載っていて、持ち運びやすいが、紙が裏うつりして せっかくの作品世界にどっぷりと入って行きにくくなる。 『キッチン』は、文庫本と単行本では印象が違うので、この単行本がいい。 装丁もい。カバーは白地に黒いイラスト。本体は、逆に黒字に白いイラスト。 死と生の輝きを描いているこの作品に、よく合っている。 | ||||
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