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海馬の尻尾
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海馬の尻尾の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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アルコール依存症のヤクザ及川頼也は、みかじめを払わせるつもりで入ったぼったくりバーで大暴れしてしまう。頼也は過去に何度も酒で失態を重ねており、ついに若頭から病院にいってアル中を直せと命令を受ける。その病院の待合室で一人の幼女と出会うが、ヤクザの頼也を一向に怖がる様子はない。 社会的規範も無視し、協調性もなく暴力でしか解決しようとしないヤクザが、ある事情から治療のため医療プログラムを受診することになり、最後は患者仲間や病院、自らの組を巻き込んでいくという比較的オーソドックスな展開。また、アルコール依存症や精神医学のことが分かり易く書かれています。読み進めていくうちにある程度先の読めるストーリーかと思いますが、ラストにかけては荻原浩氏らしい、切なくホロリとくるシーンも盛り込まれています。 | ||||
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乱暴者のヤクザが、反社会性パーソナリティ障害と診断され、紆余曲折あって治療プログラムに参加する。しかしその参加プログラムでいろいろな事件があって…という話です。ユーモアミステリーではないが、社会派というほど堅苦しくもありません。 サクサクよめて悪くない。面白いしテンポもいいし一応だいどんでん返しもある。でも伏線が割とわかりやすすぎるくらいわかりやすいので、そのあたりは好み分かれると思った。 よくも悪くもものすごく「素直」な物語です。 「読みやすさ」は荻原作品の特徴だなぁと思う 文章に目詰まりがない。ストレスがない。個人的には荻原作品は短編よりも長編の方が断然面白いと思っているので長い話読めて良かったです。 いずれも、「ページをめくる手が止まらない」の感覚はあった。もうちょっと「想像がつかない」話だったらよかったな~というのが所感。 4よりの3です。70点くらい。 【ほんのりネタバレ】 なんというか、乱暴者が天使に惹かれていくというストーリーでもあるので合わない人には合わないかも。目新しさという意味ではうーんって感じ。ハピエンともアンハピエンともつかぬ終わり方だけど、読了感も悪くなかった。 | ||||
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