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姫神



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【この小説が収録されている参考書籍】
姫神 (文春文庫)

姫神の評価: 3.82/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

期待はずれ。今後の奮起に期待。

遣隋使という取り扱いが少ないテーマに加え、著者の作品のファンなので当然作品に対する期待値は高いです。

勝手にハードルをあげたためか、読み終わっての感想は、他の作品に比べ、ひねりも驚きもスケール感もないなというもの。

今後の奮起を期待しての★一つです。
姫神 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:姫神 (文春文庫)より
4167911191
No.1:
(1pt)

作者の歴史観や小説作法がお粗末過ぎて読むに耐えない駄作

雄大なスケールの時代小説というキャッチ・コピーに惹かれて手に採ったが、トンだクズの作品だった。聖徳太子の時代を舞台にしている(これは珍しい)のだが、作者の歴史観や小説作法がお粗末過ぎて読むに耐えなかった。まず、幾ら正確な歴史考証が不可能な時代を舞台背景にしているからと言って、何を書いても許される事なんて有り得ないだろう。戦前の教科書じゃあるまいし、

   「神功皇后が三韓(高句麗,新羅,百済)征伐をした」

などと記述している人間の書いた"歴史"小説をマトモに読める筈がない(この他にも、皇国史観風の怪しい記述が散見する)。確かに、この時代の倭と朝鮮半島との関係は不明な点が多い(それだけに自由な物語を創造する余地がある)が、歴史を捏造してはアカンでしょう。また、聖徳太子が倭と三韓の和平のためのプロジェクトを企画したというのは気宇壮大な話ではあるが、現実離れし過ぎている上に、「馬子=悪玉」、「聖徳太子=善玉」という固定観念に縛られ過ぎていて、自由な発想で執筆したという印象からは程遠い。

そして内容である。宗像一族の若き巫女(姫神)を務める伽耶を(悲劇の)ヒロインとした物語なのだが、伽耶の感傷と我儘(強引に聖徳太子と面会したりするのである)だけが罷り通る出来損ないの少女漫画のレベルで、目を覆いたくなるばかり。隋や倭の地理や建造物の描写だけは正確(現代の知識で書いているので当り前)で、物語自身はpoorという何一つ取り柄の無い駄作。ラストに到り、「まさか、これで終りじゃないでしょうね」という感想を抱く程に乏しい内容で、本当に呆れ果ててしまった。
姫神 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:姫神 (文春文庫)より
4167911191

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