暗黒の羊
評判
暗黒の羊の評価:
4.29/5点 レビュー 7件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1〜1 1/1ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
暗黒の羊の評価:
4.29/5点 レビュー 7件。 B ランク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
「炎上する羊」はSNS投稿に取り憑かれた若き美貌の妻とそれに巻き込まれた冴えない中年夫の話だが、「若き美貌の妻⇔冴えない中年夫」の対比で物語の構造が透けて見える上に、これだけ普及したSNSを題材にしているだけに全く怖くない。表題作は女子高生という"黒い羊"と"白い羊"とが混在した"羊"の群れと上述の"羊目の女の館"との組合せで女子高生特有の残酷さを描いて一応は読ませる。「病んだ羊、あるいは狡猾な羊」はミステリとしてはありがちな設定で、隣室の女性だけではなく曖昧な一人称の語り手の女性の方がより強い妄想症候群という事が直ぐに分かってしまう浅い創り(先の住居で"問題"があって現部屋へと引っ越したと明記している甘さ)。「不寛容な羊」は山姥の元を訪れた"羊"の様な体裁で、ストックホルム症候群を交えて逆転の発想を狙っているが、社会派小説の様。「因果な羊」では"羊目の女の館"が再登場し、この館に纏わる因果が語られるが、全編を強引に纏めようとした感が否めない。
リーダビリティは非常に良いが眼目の"怖い"という感じが全くしない短編集。「暗黒」をウリにしているのだから、もっと禍々しい雰囲気を作って欲しかった。