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月神
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月神の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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中古とは思えないほどでした。 | ||||
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幕末ものはたくさんありますが福岡藩の話はぜんぜん聞いたことが無かったので大変興味深く読めました。 | ||||
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圧倒的な迫力で、最初から最後までものすごい緊張感がある。 文章に力が宿っているのをはっきりと感じ取れる。 何か凄いものを読んだという気にはなれるし、傑作であることは間違いない。 ただ、ラストが抽象的というか寓話的な締め方で、これをどう受け取るかで評価は変わる。 ラストは読者に解釈が委ねられており、自分なりの答えを見付けられないと、結局自分は何を読んだのだろう、という気持ちになるのはわかる。 まずは同著者の海の底のピアノを読んで、気に入ったらこちらを読むとよいのではないだろうか。 あちらはモヤモヤした読後感ではないので。 | ||||
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他のレビュアーはすべて☆5…ありえないんですけど。 この程度で「感動した」とか「何度も読みたい」っていう 貴方達の事が心の底からうらやましい。 | ||||
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幕末福岡藩の尊攘派・月形洗蔵とその薫陶を受けた従弟・月形潔北海道典獄の二代にわたる、理想を追い求める生きざまを描く。 洗蔵は尊攘派として藩主の開国論に反対し、謹慎させられるもその主張を曲げず、尊攘勢主力の薩長を結び付けようと努力する。その主君よりも朝廷を重んじる態度に怒った藩主によって再び獄につながれ、ついには処刑される。 従弟の潔は、若い頃洗蔵の理想家肌の生き方を度々諭されていた。明治維新後、新政府の刑務官として、北海道開拓に必要な労働力確保のために、主に政治犯を収容する刑務所の建設を任される。寒さや飢餓など過酷な自然環境下で開墾を指導するが、たびたび脱獄に悩まされる。 健康を害した潔は職を辞し、福岡へ帰郷48才で病死する・・・。 著者得意の九州歴史シリーズ。地味な主人公たちだからか、唐突に現出する劇画調の場面(欠点)がないのは改善点。この作者らしく美しい詩や言葉をちりばめるのを忘れていない。引用文献リストは付されていない。 | ||||
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月神が元締めに再開するシーンが とっても感動的でした! 思いもよらない展開に引き込まれ物語が終わってしまうのが寂しい気持ちでページをめくりました 本を読む時間っていいですね 最近忘れていました また読書が趣味になりそうです | ||||
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久しぶりに「何度も読みたい」と思える本に出会えました。 ネタバレを避けるため内容は書きません(井上先生いわく「ネタバレしても色褪せない」との事でしたが)が、とにかく、面白かったです。 | ||||
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圧倒的な面白さ。溢れるパワー。永井豪先生が推薦されているのも納得です。 前作海の底のピアノも繊細でよかったけれど今度のはまた違った味わいで作者の芸に驚きます。 娼婦の島で便所に産み落とされながら巨人の殺し屋になるおれ。 そんな出生の秘密を描く過去と交互に描かれる殺し屋としての現在編。 現在編も衝撃的な過去に負けないインパクトがあります。 不死身のおれが病気になってからが優しい狂気な感じで好き。そしておれを凌ぐ力を持つライバルの砂漠の男がまたなんとも。 一気に読んでしまいました。 | ||||
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薩長同盟を起草した月形洗蔵が主人公の一人ということと、著者の作品のファンなのでかなり期待した一冊でした。 著者の作品にしては、月形洗蔵や甥の月形潔の心情に深く入り込むこともなく、 かといって、隠れた事績を世に明らかにして感動を呼ぶわけでもない。 潔に至っては、何がしたかったのかよくわからない。何となくもやもやが残ります。 全体の印象として、学校の教科書を読んでいるようでした。 期待が大きかった分、反動も大きく★一つです。 | ||||
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著者の作品は特に歴史物は序盤物語の状況説明で、入り込めにくい、この作品もそうで、後半の神の章から、面白くなってくる。 | ||||
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福岡県民です。 幕末の小説やドラマでチョロっと黒田藩をはじめとする 筑前・筑後の尊王攘夷派の方々が出てきますが・・・ 私はこの小説で初めて黒田藩の尊王攘夷の志士の方々について 知りました。 主人公は2人 本書前半「月の章」は月形洗蔵。 尊王攘夷と藩主との間で苦悩する姿を描きます。 黒田藩の中で長州藩と薩摩藩を結びつけようと尽力し 藩主の翻意によって斬首されてしまいます。 薩長同盟の起草文を考案し、早川勇(早川養敬)とともに斡旋に尽力した。 薩長連合は土佐の坂本龍馬だけの力ではなかったんですね。 本書後半「神の章」は洗蔵の甥、月形潔。 伯父が投獄されたことにより、同じく投獄される。 が、後に明治政府の役人となり北海道で集治監(監獄)を作り その囚人監視業務につく。 北海道には彼の名からとった「月形」という地名が残っている。 数奇な運命の伯父と甥の物語。 当時の黒田藩の藩主が薩摩藩からの養子であったというのも 初めて知りました。 新たに知ることばかりで、とても興味深く読みました。 作者は福岡県北九州市出身。 架空の藩の話ではなく、作者の郷里の物語。 力が入っています。 | ||||
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幕末の長州藩は、なぜ狂信的尊王攘夷だったのか。これは、さまざまな歴史書を読んでも容易に理解できない。『月神』でその謎解きができるかと思ったが、残念ながら謎は深まるばかりだった。月形洗蔵に少し肩入れしすぎの小説かな。意欲作ではあるけど、北海道における月形潔の存在感を知っている僕としては、この小説がフィクションであることにやはり違和感をもたざるを得ないし、読めば読むほどに引き込まれていく実感が持てないのです。駄作でもないけど、良作でもないということで、「好著」一歩手前としておきますかね、3点!! | ||||
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主人公の描き方、北海道の開拓の苦労が偲ばれ、過去において勤務経験がある地名が非常に懐かしく思われました。 | ||||
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北海道の開拓に携わった囚人の話は、「赤い衣」からの転用のような気もした。 | ||||
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北海道樺戸監獄の月形典獄の生き様を描きながら、アイヌとの交流や北海道の様子についても語っている。 前半は幕末の攘夷運動について語られているが、ここについては冗長に感じた。 北海道民にとって攘夷運動は、利権争いに敗れた者が北海道で金儲けに走った原因としか感じられないからだ。 いつの世も、自分の正義と社会の正義をかざす人間の争いが続くのだ。 月神は薄暗くとも、確実に人を映し出していたかのように思えた。 | ||||
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