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女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN
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【この小説が収録されている参考書籍】
女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEENの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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イギリスの国歌が頭に流れるサブタイトルるですね。 お話の印象としてはミステリーよりもファンタジーでした。 主人公の心の揺れが強く細かく描かれ、ファンタジックな世界観に色を添えています。 著者の本はかなり好みの分かれる文体だと思います。 同著者の他の本に違わず、何度もページをめくる手が止まりました。 (私は基本的に一気読みするので、邪魔が入ったわけでもないのに手が止まるのはとても珍しいです。) また、ミステリーとして読むと何でもアリなファンタジックな世界観にうーん…となります。 未来を想像するというのは面白いですね。 きっと私たちは、想像できる以上にデジタルに、予想以上にアナログに歩み続けるのだと思います。 Kindle版でしたら、雰囲気が好みに合うかどうかを確認する意味でまずはサンプルをお読みになることをおすすめします。 | ||||
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森博嗣作品独特の無機質な感触はこの作品においても心地よかった。 ミステリーとしての謎解きはおまけ程度。 舞台となるルナティックシティでは、 人は死なず、長い眠りののちに未来に蘇生するという考えの中で、人々は永遠に近い生活を送るわけだが、 住人が長い眠りに着くとき、故人を偲ぶという葬儀のようなものはなく、"手順"として淡々と冷凍保存される。 目にすれば失う。 口にすれば果てる。 エピローグで主人公がこの言葉の意味に気づく描写がある。 すべては失われたときに、終わった後に実感するものだと。 命に限らず、万物は限りがあるからこそ価値や尊さがあるのだということを再認識した。 巻末解説のクライオニシスト(冷凍保存主義者)についての記載は興味深く、少し調べてみたところ、 夏目漱石の脳が東京大学に保存されていることや、 アインシュタインの脳が彼の死後40年に渡り研究に使用されていたことなどを知った。 冷凍保存で未来に蘇生する。 このテーマはかなり哲学的な話しで、 普段あまり考えることのない事を考えさせられたという意味で新鮮だった。 | ||||
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背表紙には2113年の・・・とあったのでハードなSF小説と思って手にとりました。 冒頭、主人公が目覚めたシーンでは相棒のウォーカロン(ウォーク・アローンの略称、ロボットのこと)などが出てきたので どのように話が進むのかなと思いましたが、物語の舞台であるルナティック・シティに行ってからはハードなSFではなく どちらかと言うと(陳腐な言い方ですが)ファンタジーRPGに登場するような町で起こるお話のように思いました。 解説でも書かれていましたが、登場人物がそれぞれ舞台の役者のような役割をもってそれぞれの演技をしているかのような雰囲気でした。 平和で事件や事故はもちろん、言い争いなどが起こらない世界での殺人事件を目撃した主人公の、主人公の中での常識と この町での常識とのズレや、生死に関する認識の違い、また、「復讐」とはなんなのかという哲学的な問いなど森さんらしいリズミカルな 文章でとても興味深く読めました。 | ||||
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このレビューを投稿後に再確認したところ、Kindle版の値段に変化があったので追記しておきます 2014/2/15 Kindle版の価格は ¥ 609(以前よりKindle版の価格が約180円安くなっています) 評価も1でしたが200円以上安いことを考慮して☆3にしときます、☆1にしちゃってごめんね! 2014/2/3 現在のKindle版の価格は ¥ 788 同日付 新潮文庫の文庫本の価格は ¥ 830 この差42円をどう感じるかは人によりますが私は高いと思います これはKindle本全般に言えますが日本ではほとんど値段は変わらず 私は結局、紙で購入してしまいました、特にAmazonでは中古が安く 例えばこの女王の百年密室GOD SAVE THE QUEENは中古が¥ 1円です 送料の250円を入れても251円で大抵の古本は手に入るのが現状なので 何度も読む好きな作品をデータではなく現物で所有できることを考えると 私は結局紙で購入しています、電子本はもっと安くして欲しいです新潮さん また私がここでわざわざKindleについてレビューを書いた理由なんですが 私がAmazonでこの本を購入する際まだKindle版が存在してませんでした そして紙本を購入して数ヶ月して見てみるとなんとKindle版があるのです 仕方ないのかも知れませんが私の欲しい本ではこのような場合が多くて 本当はKindleで買いたかったのに気づいた時には既に手元に紙の本がある これではKindleで本を管理するには紙と二重に購入することになります アメリカのようにAmazonで購入した本はKindleでも読めるようにして欲しい しかもKindle版は作家で調べてもKindle化される本は一部のみが本当に多く 自分の買いたい本がKindle化されるか否かはほとんど運任せのような状態 Amazonはどこよりも安く早くどこよりもお客視点で考えてる印象でしたが 日本のKindleの販売のやり方についてはAmazonとは違ってて残念な限りです 私は新潮文庫が大好きですが、新潮文庫の電子書籍化の方針は正直疑問です AmazonによればKindle版の価格は出版社側が全て決めるそうなので・・・ | ||||
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読み終わって頭の中がハテナだらけで、つい解釈してくれるサイトを回りました。 ミステリとしては動機やトリックが弱いような…いや、弱いのではなくぶっ飛びすぎている…?うーん。ミチルが真犯人を思い付いたシーンも、本当に突き止めたというより思い付いたと言うのが妥当なくらい、急です。 肝心な部分をずっとはぐらかし、現代の常識の通じない世界の話で、最後まで入り込めませんでした。 好き嫌いの分かれる本だと思います。 | ||||
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独特の理論展開にぐいぐい引き込まれる。 物語としては大した内容ではないのだが、ディテールで読ませるテクニックはさすが。 | ||||
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不思議な作品だ。途中で僕はいろいろな小説や映画を連想した。 レイモンド・チャンドラー、ダニエル・キイス、フィリップ・K・ディック、 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド、シャラマンのヴィレッジ……。 なぜ人を殺してはいけないか、あるいはなぜ人を殺してはいけないかと考えることに意味はあるか、 いつものテーマのひとつを、別に死ぬことが悲しくない世界を構築して実験した作品、といえよう。 つまり二重に実験が行われている。 ひとつ読み取れるのは、平和と対立する概念は戦争ではなく、 平和と対立するのは実は愛ではないか、ということだ。 愛とは何かを特別視することだ。だから守ろうとしたり、奪おうとしたりするようになる。 誰も不満のない世界、争いの起き得ない世界、 それはやはりトマス・モアのユートピアのように、 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの世界の終わりのように、 どこか無機的で感情の希薄な世界、ということになるのだろうか。 そういうわけで物語自体も作為的にどこか希薄な印象にまとめられている。 なので、"飛び抜けた面白さ"との両立はそもそも無理なのだろう。 だが、エピローグは良かった。 ひょっとすると将来、また違った形での一元論vs二元論論争が復活するかもしれない、 と思ったほどである。 | ||||
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森博嗣ファンであるなら購入の価値あり。この漫画版は「女王の百年密室」をコンプリートする上での楽しみとなる。しかし漫画、絵の参考としてはあまり役に立たない。幻冬舎…の色が濃く一風変わった画風で、惹かれる方も多いだろう。だが、内容はやや説明不足で物足りない。漫画と言うよりはイラスト集に近い気がする。「DOLL」系の作風が好きで好きで堪らない!…と言うなら「どうぞ」と差し出すしかないが、イメージ画像を見て欲しくなったとか(実物より写りが良い)興味本位での購入を希望する方は布団にでも潜って考え直したほうが懸命だ。 | ||||
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うーん、微妙やなぁ。 「新世紀 森ミステリィの黄金傑作」というのは余りにも看板倒れ。 つまらなくないけど面白い、凄いというほどでもないといったところでしょうか。世界観もキャラクターの設定も悪くはないんだけど、それが生かされているとは思えないんです。なんだか読んでいて疲れてくる作品でした。 森博嗣さんなら他のシリーズ物や「そして二人だけになった」などをお薦めします。 | ||||
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うーん、微妙やなぁ。 「新世紀 森ミステリィの黄金傑作」というのは余りにも看板倒れ。 つまらなくないけど面白い、凄いというほどでもないといったところでしょうか。世界観もキャラクターの設定も悪くはないんだけど、それが生かされているとは思えないんです。なんだか読んでいて疲れてくる作品でした。 森博嗣さんなら他のシリーズ物や「そして二人だけになった」などをお薦めします。 | ||||
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つまらなくもないけど、これはどうも受け入れがたい。 ミステリとして、SMシリーズなどは本当に好きだけど、これはちょっと受け入れがたいですよ。 最後まで引っ張って引っ張ってそれかい!とがっかりしたから。 | ||||
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つまらなくもないけど、これはどうも受け入れがたい。 ミステリとして、SMシリーズなどは本当に好きだけど、これはちょっと受け入れがたいですよ。 最後まで引っ張って引っ張ってそれかい!とがっかりしたから。 | ||||
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