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椿山課長の七日間



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椿山課長の七日間の評価: 4.31/5点 レビュー 245件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全206件 141~160 8/11ページ
No.66:
(5pt)

読み止らない。

先に映画を見た。
夜中にBSでやっていたもので、まったく期待せずに見始めたのに、これが非常におもしろかった。
原作があったことを知って、読んでみた。
私の中で椿山が西田俊之に変換されてしまったが、それが原作のイメージを壊すことはなく、むしろ面白さを増幅させたように思う。
朝方まで読み止らず一気に読んでしまった。
何度も何度も涙した。
「地下鉄にのって」とテーマは同じものを感じるが、この作品には笑えるところも多く、個人的にはだんぜんこっちがおもしろかった。
ただ、エピローグは映画のほうが後味よかったかな。
あんないいお父さんや、親分があの最期は辛い。
黄泉の国なんとかしてよ!!って本気で思ってしまった。
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No.65:
(5pt)

文庫本版もDVDも製版されるおもしろさ。

私は、文庫本が出る前に、読み終えましたが、会計の考え方を非常にとっつきやすく、分かりやすく説明されていると思いました。ちょっと勉強の合間に・・・往復の通勤電車に・・・、または本屋で一気にたち読みを!という時に、飛ばし読みできる楽しいストーリー仕立ての入門書でした。
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No.64:
(5pt)

ストーリ仕立てのため倍速読みができる会計入門書

何より設定がユニークで面白かった。
物語としても、オッサンが美人としてのりうつって、愛人として疑われたり・・・あまり詳しく書くのはやめますが・・・そういう突拍子もない設定で、肝心の会計基礎を説明していますので、読みやすく、理解しやすい物語です。
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No.63:
(5pt)

絆と想い

浅田次郎氏の作品は本作が初体験です。突然過労で死んでしまった椿山課長が、美女の体を借りて現世に舞い戻り、それまで見えなかった様々なこと――家族のことや父親のこと、かつての親友の一途な想いなど――を知るという物語。

まず最初に断っておきたいのですが、私は冥界や黄泉の国を信じている人間ではありません。宗教が別なのです。
それでも、この作品には本当に感動させていただきました。ファンタジー的な物語と思って読んだのですが、人間ドラマとしても素晴らしいと思いました。
人と人のつながりとか、家族の絆とか、一途な心とか。そういうつい忘れがちだけど、とても大切なものが、これでもかと丁寧に描かれていて、読み終わる頃には、ただただ胸が震えました。良い作品でした。

ただひとつだけ気になったのが、何となく主人公の椿山課長より、それ以外の人物、例えばヤクザの武田や椿山の同僚の知子、父親の昭三などといった周りを固める人々のほうが、キャラとして立っていたというか、魅力的のように感じました。でもそのせいで作品の良さが損なわれると言うわけではもちろんありません。意外な人達が意外なところで繋がっていたりするのも、とても面白かった。
サブキャラクターの中でも特に、最後に肩を並べて下りのエスカレーターに消えた二人が非常に印象的でした。本当に格好良すぎです。いつかあの二人も救済されたのだと信じたい…。

長さ的にはそれほどでもなく、読むのが早い人ならさくさく読み進められるかと思いますが、できるなら自宅で、じっくりと読むことをお勧めします。じわじわ心に沁みます。読むときはハンカチの準備を忘れずに。

本作は映画化されているので、今度そちらも視聴してみようかと思います。

お勧めです。
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No.62:
(4pt)

愛すべき椿山課長

おもしろかった。
最初は、雄太くんとヤクザの親分の話は余計だなぁと思っていたんだけど、
話が進むうちに登場人物がいい感じで絡まってきて、一気にラストに向かって走り出します。

ユーモアの中に、重い事実が隠れていて、考えだすと切なくなるけど、
登場人物がみんな納得しながら進んでいく姿がすがすがしかった。
こんなに複雑などろどろした話を愉快に楽しく描くのは、すごいなと思う。

とてもコミカルでユーモアがあって、ほろっとさせる。
こういうのもいいなぁと思いました。

最後、本人たちは納得してたけど、私としては二人も救済してくれと
思いました。
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No.61:
(5pt)

愛を追求した作品

家族愛、師弟愛など愛を追求した作品でとても感動した。特に感動したのが、椿山と同期入社の智子の告白。椿山と仲良くなりすぎたがため恋愛感情を伝えられず、また椿山が別の女性と結婚するときには自分のためにとっておいたとっておきの指輪を紹介するという、心から椿山のことを想っている心情がとてもよく伝わった。また、借り物の姿で現世に戻り自分の正体を明かしてはいけない中で、どのようにして未練を果たしていくのか、その過程もとてもおもしろかった。
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No.60:
(5pt)

してやられた!

「浅田次郎の作品は電車の中では読まない方が良い。」と聞いたことがある。「思わず涙」でバツの悪いことになるから。

最初は大いに笑わせてくれた。特にカズヤマツバキが椿山家を弔問するところは絶品。互いに相手が不倫していると思い、妻と大喧嘩になる。
ところが、後半の「献杯」になると様変わりする。椿山の元の彼女(佐伯知子)の「独白」だが、その臨場感には圧倒される。椿山が婚約者と指輪を買いに宝石売り場に来る。「どんなにつらいことがあっても、売り場に立ったらニコニコ笑わなければならない」「一年中サンタクロースをやらなければならない」「あの人が幸せになる。それは私にとっても本望だと思った」「あの人のためなら命もいらない。私自身の恋する心すらいらない」
全ての言葉が、まるで自分に向けられたかのように、胸に突き刺さる。
しかし、これは序の口だ。本当にまいったのはお父さんのエピソード。エスカレーターをおりて、気を付けをして、(知子に)深々と頭を下げる。まわりの人が怪しむほど、ずっとそうしている。「有り難いね、親って。女心なんかわかるはずないのに、私の心の中だけは読み切ってらしたの。」「おとうさんの誠実さがつらくて、私は嘘をついたの。『実は近々結婚します』でも、泣いたら嘘はおしまい。精一杯の作り笑顔を、おとうさんは怪しまなかった」
このあたりで涙腺のダムが決壊した。
「やめてよ。他人のあなたに慰められたくない。変な人ね、どうしてあなたが泣くの。ごめんなさいって、あなたに言われる筋合いじゃないでしょうに」
もう、まともに活字が見えなかった。

表面上は「よみがえりもの」だが、書かれていることは「この世の真実」。「いかに生きるか」ということ、言い換えると、「人を愛することのすばらしさ」「人に感謝する事の大切さ」となろう。
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No.59:
(5pt)

本当の愛とは対価を求めぬこと

この本を最後まで読んで、「あまりに理不尽な結末」に怒りを覚えたひと。
ご心配いりません。あなたは「本当によいひと」です。その気持ちをずっと持ってください。
ただし、「あなたが四十歳になるまでなら」という条件がつきます。
もしあなたが四十歳を超えているならもう一度考えてほしい。この本は「結末」だけで評価してよいものですか。

浅田作品らしく、登場人物が多く、それぞれ個性豊かです。
「そうはいっても、表題どおり、これって椿山課長のお話しなのでしょう?」
「そうですよ」。でも、それだけではないですよ。

妻に先立たれ、男手ひとつで息子を一人前にさせた。(あえて後妻は迎えなかった)
息子が長年つきあっていた彼女の代わりに別の若い女性と婚約しても、反対しなかった。そればかりか、「息子の代わりに」相手の女性に謝りに行った。
息子の妻が不貞をはたらいても、息子には知らせず、「惚け老人のふり」をして、自分は老人病院に入った。
冥土での「最後の審判」で「本当は何も悪いことをしていない少年」の罪を被り、代わりに自分は「下りエスカレーターにのる道」を選んだ。
どうしてこれほど「わりにあわない選択」をしたのでしょうか。
息子を本当に愛していたから。いや、自分より若い人全てを愛していたから。

もうおわかりですよね。
この物語の本当の主人公が。
そうして、作者が「本当に言いたかったこと」が。
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No.58:
(4pt)

家族の絆、親子の絆

それぞれの登場人物が現世に戻った後、さまざまな展開が用意されているのですが、
家族や恋人ってこれほどまでに互いに想い合うことができるんだなと、感動してしまいました。
無理のある展開もちらほらありましたが、特に親子の絆には泣かされます。
こういう家族や親子の絆についてグリグリとツボを押すように書き綴るのは著書ならではかと思います。
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No.57:
(4pt)

ちょっと引っ張りすぎ?

書いているうちに楽しくなって書き込みすぎて中だるみが出ちゃったところがある気がします。ので星ひとつ減。短編、では無理かもしれないけど、半分くらいのボリュームで書ききった方がよかったのではないかと。でも感動作です。
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No.56:
(4pt)

ありがちな設定だけど、意外性のあるキャラクタ設定と飽きさえない展開でぐいぐいと物語に引き込まれる。

働きすぎてポックリと死んでしまった中年男が、仮の姿で7日間だけ現世に舞い戻り、やり残した事柄と向かい合うというありがちな設定だけど、意外性のあるキャラクタ設定と飽きさえない展開でぐいぐいと物語に引き込まれる。
出会い、再会のお涙頂戴ものでもなく、生死を正面から語るような重苦しさもない。
ただただ、ありふれた日常の中で人が人を思いあうささやかな瞬間の積み重ねが大きな感動となって目頭を熱くする。
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No.55:
(5pt)

身近な人にありがとうと言いたくなる本

さくさく読める軽いエンターテイメント作品だな
と思いながら楽しんで読んでいた。話の展開に惹き付けられ、
合間合間に登場人物たちがつぶやく言葉に深く頷きながら読んでいたところ
最後の最後にやられた。心が揺さぶらる展開が待っていた。
タイトルは「椿山課長の七日間」だが、彼だけが主人公ではない。
彼と同じ日に殺し屋に人間違いで殺されてしまったヤクザの親分、武田と
たった7歳で交通事故にあってしまった男の子、蓮。
彼らはそれぞれ、現世に戻り、心残りをなくすために行動するうちに
お互いの行動範囲が重なり始める。
特に蓮と深く関わりあうことになる椿山課長の父親の言葉には重みがあり
人間的魅力にあふれている。何より、彼は言葉だけではなく、
自分の生き様で、行動で 私達に「生きること」「悔いなく過ごすこと」を
教えてくれる。 彼が最後に啖呵を切る場面に胸も目頭も熱くなった。

そこかしこに出てくる登場人物たちの単純で深遠な言葉の数々にも
心を揺さぶられる。文庫本を購入して、読み返したい本の一冊だ。
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No.54:
(5pt)

不覚にも浅田次郎ファンになってしまいました

ある雑誌の浅田次郎さんのエッセイがとてもすてきな文章だったので、映画化されて内容的にも軽そうなこの本を選びました。そして、初めて浅田次郎さんの本を読みました。

まだこの世に未練のある3人が中陰から戻ってきて色々な出来事を起こすという内容ですが、
何て素敵な小説に仕上がっているのでしょうか?

笑いあり、涙あり、感動有り。浅田ワールドに完全にはまったって感じです。
(初めて司馬遼太郎をよんで司馬ワールドにはまった 以来の感じです。)

もっと早く読んでおけばよかった。

軽い小説がきらいな人は納得できないでしょうが、ちょっとした空いた時間を読書で埋めたい人にはお勧めです。読んで本当に損は無いと思いますよ。

ああーー、椿山課長のお父さんみたいに他の人に優しくできる人ばかりならば、世の中幸せなのになあ。

次回は「鉄道員」を読んでみます。
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No.53:
(4pt)

テンポ良く読める

「死後の世界」という変わった舞台が背景の物語。
ユーモラスな文体で、笑える場面も切ない場面もあります。

文中に出てくる、
『人間は「ありがとう」を忘れたら生きる資格がないんだよ』
って言葉が、グッときました。 本当にその通り。
簡単だけどなかなか口にできない言葉。
これからは、きちんと相手に伝えたいなと考えさせられました。

展開はありがちだけど、テンポ良く読めるのでお薦めです。
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No.52:
(4pt)

なかなか

なかなか良い作品だと思います。
現世に送られた人の1人1人の物語が書かれているので読んでみる価値ゎあると思います。
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No.51:
(5pt)

『地下鉄に乗って』が好きな人は必読!

『地下鉄に乗って』が好きな人、読んで泣いた人は必読です!泣けます!
登場人物それぞれのエピソードがどれも切なくて、暖かくて、「人生って悪くないな」と思えます。
突然死から、7日間だけ現世に戻ることを許された椿山課長。やり残した事だらけだった椿山課長は、この7日間で何をしたのでしょう?
素直に読んで素直に感動したい一冊です。
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No.50:
(4pt)

浅田氏の代表作ではないけれど

深みはないし、展開も途中で読めてしまうけど、最後まで読ませてくれます。
この人、小説うまいですよねぇ、感心します。人に勧めても間違いはありません。
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No.49:
(5pt)

人生において「生」は永遠のテーマ

一回死んだ人間が心残りがあって7日間だけ黄泉がえってくる話。

しかも姿・形を変えて・・・

感想はさらりと読めて、それでおいてスッキリする作品。

ところどころで笑いを誘い、時には感動する。

自分の好きな場面は佐伯が椿山を愛していた、といっていたところ。

「私は100のうち1つしかない本物の恋愛をしていた。それは、すべてを捧げつくせる恋愛なの」はまさに名言。

人にとって「生きる」ということは、永遠のテーマ。

それをSF感を出さずにリアルに描けているのはお見事。

さすが浅田次郎。
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No.48:
(5pt)

私にとって主人公は課長ではなく・・・

一度も産みの親に会うことなく死んでしまった子供蓮ちゃん

そして、子分に足を洗わせることなく死んでしまった親分

でした。

映画のように2時間程度の限られた時間では蓮ちゃんや

親分の物語まで表現するのは難しいのではないでしょうか。

特に浅田作品では、一人一人のキャラクターが非常に濃いので

なおさらです。

ホントに面白いストーリーはその二人にあります。

是非、小説を読むことをオススメします。
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No.47:
(4pt)

さすが浅田先生。

さすが浅田先生、うまいです。おもしろくてすぐ読めてしまいます。でも終末が少しあまいような、ものたりないような。”鉄道員””活動写真の女”には、まだまだかないません!
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