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椿山課長の七日間
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椿山課長の七日間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全206件 121~140 7/11ページ
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突然死に見舞われたサラリーマンの死後七日間と取り巻きの物語。 生前のドロドロした関係性に死後気付いて行きながら絡んだモノと心を紐解いてゆく。 | ||||
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初出は朝日新聞に連載。2002年10月リリース。電子化は2006年11月24日電子化。それ以外に、2003年に舞台化、2006年に映画化、2009年にテレビドラマ化されている。 稀代のストーリー・テラー浅田次郎の筆が冴えまくり、時々滑りそうなくらいになめらかで読んでいてハートが温かくなる。ストーリーは未読の方のために余り触れないこととして、ぼくが最も感じたのは主人公の『鈍感』さだ。妙齢の美女になって3日間だけ現世に戻ってくる主人公は、自分が信じられないくらいに現世で『鈍感』であったことに気が付かされる。特に、ずっと彼の言葉を待っていた女性に対しての『鈍感』と父に対しての『鈍感』。そしてその女性と父との言葉に己の『鈍感』を恥じる。そこで思わず止まり、浸ってしまう。 そして思うのはぼくもこの主人公と同等に『鈍感』だろうということ。 『ずっと彼の言葉を待っていた女性』は、その『鈍感』さを愛していたのかもしれない。真に優しい女性は不器用なのだろう。独身男性の人たち。『ずっと彼の言葉を待っていた女性』を見落としていないか?主人公のように父に『ボケ老人のふり』をさせていないか? この小説、ラスト・シーンがまた良い。父のカッコ良さ。男気そのものだ。ぼくも日々、主人公のような企業戦士であるわけだが、いつかはこの父のように成りたいと正直思う。 『この世に百の恋愛があるとする。そのうちの九十九は偽物』と浅田は登場人物に語らせる。読んでいて、残りの一の恋愛を得ているが気が付かない主人公に自分が重なってしまった。 | ||||
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ストーリーに引き込まれて一気に読んでしまいました。 浅田さんの本は初めてですがファンになりました。 | ||||
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ありもしないアノヨノ話しに引き込まれて楽しい時間を過ごせました。 | ||||
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一気に読み終えました。面白かった。浅田さんの文体は心地よいです。 | ||||
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人の心を揺さぶって止まない小説です。 ユーモアに溢れいて、腹抱えるほど笑って泣きました。 ただ、十代の自分としては、オヤジ臭く感じてしまいました。 | ||||
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展開が速く、面白さが続くのでどんどん読めてしまう。最後の落ちは少し難しいが、非常に面白い本だった。 | ||||
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浅田氏の作品は人間の業や欲を生々しく描いたものが多く、中高生を相手に良書を薦める時には刺激が強いかなと思って躊躇われるのですが、この作品は文句なくお勧めできます。 幅広い世代に読んでもらいたい作品です。 それぞれに魅力的な登場人物が描かれていますが、個人的にはラストの部分が印象に残っています。大人として自分がどうあるべきかを問われているような気がしました。 | ||||
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展開が面白いのでどんどん読めましたが、読み終えた後なんともせつない気持ちになりました。 | ||||
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佐伯知子が女性になった椿山課長に「この世に百ある恋のうちにひとつしかない本物の恋」について切々と語る部分では涙が出ました。人を愛することはこんなにも深いものなのか。映画も見ましたがやはり原作は映画以上でした。 | ||||
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浅田次郎さんの作品で私が初めて買った小説です。 働き盛りで突然死してしまった百貨店の婦人服売場の課長である椿山が、現世にやり残した事があると、もう二人の仲間?と共に現世に舞い戻ります。 それそれ元の姿とは全然違う別人となり、己のやり残した事を、死後七日のうちの残り三日間で果たさねばならなくなってしまいます。 三人は、それぞれ奔走する中で、生きている間は知らなかった自分の大切な人達の秘密を知ってしまい、悩みながらも自分の「想い」を伝えようとするのですが…。 私は、今までウルッときた事はあっても、この本ほど読んで号泣してしまった作品はありません。 それも声を出せないくらい、涙が溢れて止まらないほどの号泣です。 けれど、この本は只の「泣ける本」などでは決してありません。 二十六年間、自分の愛する気持ちに蓋をして笑顔を作り続けてきた女性の告白。 不器用に他人の幸福だけを祈って生きてきた老人の正義。 こんなにも切なくて胸が締め付けられるとは思いませんでした。 人が人を思う気持ちとは、どれほど深く、見返りを求めないものなのか、考えさせられます。 この二人の話だけでも、私は「椿山課長の七日間」を読んで良かったと思っています。 | ||||
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・複数の登場人物を織笠ねることで、いくつかの人生を同時に描き 物語を展開していく浅田次郎さんらしい作品。 ・同じ手法をとったプリズンホテルが四巻続いた大作であるのに対し、 本作は1冊で完結しています。 ・ヤクザを登場させるのも、プリズンホテル、三人の悪党と類似して いますが、似ていても読み飽きない新鮮さもあります。 ・今回の作品では、人の出会いの偶然の重なりの描き方が、とても綺麗だったと思います。 人の幸せを願うこと、人を想うことをとても素直に描いていて共感が持てます。 ・死後の世界については、ベースは日本的な文化を根底にカジュアルな描き方 をしていますが、ここはどのような宗教の人にも物語の設定として許せるような 浅田さんらしい描き方のように思いました。 ・本作品を気に入った方で、プリズンホテルや、王妃の館もお読みになっていない方は 一度、手にとって頂けたらと思います。 | ||||
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普段はあまり「死人がこの世に戻ってくる」と云った類の小説は読まないのですが、浅田次郎と云うこともあって読んでみたら、もう、面白くて、あっという間に読み終えました。やくざの生態やデパートの裏事情等も分かります。お勧めの一冊。 | ||||
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泣かせのテクニシャン浅田次郎の本領発揮! ひと言で言えば、い〜い話です。 「美女に生まれ変わってもう一度生きる」という体験 やってみたいと思う人も多いのでは? | ||||
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タイトルとおじさんの挿絵に似合わず、 軽快なタッチのなかで、家族愛、恋愛、師弟愛等が描かれています。 忙しい日々ではなかなか意識する機会もないですが、 自分が気づかないところで多くの愛情に支えられていることを 気づかせてくれる素敵な作品だと思います。 | ||||
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浅田さんの本は、読み終えた後に「なんとなく、いい気分」になれるものが多い。本書もその一冊です。高度成長期のモーレツ社員を絵にかいたような椿山課長が仕事の接待中に突然死をした。死後の椿山課長が7日間の間に現世で見たものは何だったのか?現世では幸せだと思っていたことが、実は不幸せなことだったり、現世では当たり前に思えていたことが、実は陰でいろいろな人たちの協力によって築きあげられたものだったり、死んで初めて知ることが多くあります。それらを浅田さんの独特の書き方で非常に上手くまとめており、読み終えた後にホロっときます。しかしこの手の死後の世界に関しては人によって感じ方も色々あることも事実です。本書で設定された「あの世」はあまりにも現世的でなんだかガッカリしてしまいました。その点で星4個となりました。 | ||||
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一気に読めました。 笑って泣けて、心がほんわかあったかくなりました。 | ||||
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素敵な物語をありがとうです。 浅田先生の作品、大好きなんですが、たまに(私の中で)ハズレもあるので、こちらも恐らくそっちではないかと手付かずでしたが… 何故もっと早く読まなかったのかしらっ!! 小説で泣いた事も笑い転げた事はいくらもありましたが、こんなに心に響き、人生(特に自分ではなく、自分に関わり合う人々)の事を考えた作品は初めてでした。 今読み終えたばかりなので、なんと言葉にしたらいいのか考えがまとまらないのですが、とにかく一人でも多くの人に読んで頂きたいと思い、こちらに書き込ませて頂きました。 もう少し、余韻に浸ろう… | ||||
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あったかい。本当にあったかい。 実は浅田作品は、あまりに著名過ぎて読んだことがなかった。 先に映像で見てしまう後追いがあまり、好きでないから。 たまたま手にして、心の中で少しだけ、よくある設定だよなぁなんて半分小馬鹿にしていたあたしのばかばかばか。 今の日本人が忘れている(ような気がする)、黙って耐える、古いオヤジの姿がそこにある。 自分を殺し、他人の幸せのために自分の全てを犠牲にする、そんな古臭くもいとおしい、そんな姿が。 出来れば、そこには地獄がないことを。 ルールを破ることは罪かもしれないけれど、そのルールだって誰かが決めたものだろう。 誰しもが納得できないルールは、その遵守を潔しとしない道につながらざるをえず、ゆえに存在意義を失いはしまいか。 ・・・なんて難しく書いたけどさ、ぶっちゃけ、 ちょっとは目こぼししようよカミサマ。 そのほうがきっと、ウケルと思うよ。 | ||||
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人から薦められて何気なく読み始めたけれど本当に面白かった。 父が亡くなってすぐだったので、こういう世界に 本当に行っちゃったのかなぁなんて思いながら読み進めた。 涙がぼろぼろこぼれるような話ではないけれど、心にジーンと くる内容で、でもコミカルに描かれている部分もあり、本当に楽しめた。 またぜひほかの作品も読みたい。 | ||||
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