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メビウス



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【この小説が収録されている参考書籍】
メビウス (河出文庫)

メビウスの評価: 3.71/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

深くて、いい話だと思いました

堂場氏の作品群はリアルな描写とストーリー展開が好きです。
この作品も、そうでした。
そして、さらに、本作は、深みもあると思いました。

男の愚かさ、女の強さ…
42年の月日の重さ。
知らない事の怖さ。
若さの素晴らしさと、危うさ…

なんか、色々な事を感じました。
ありがたいです。
メビウス (河出文庫)Amazon書評・レビュー:メビウス (河出文庫)より
4309417175
No.4:
(5pt)

堂場さんサイコー

とにかくおもしろい
メビウス (河出文庫)Amazon書評・レビュー:メビウス (河出文庫)より
4309417175
No.3:
(5pt)

有難う

有難うございました。満足です。
メビウス (河出文庫)Amazon書評・レビュー:メビウス (河出文庫)より
4309417175
No.2:
(4pt)

42年前の事件が現在まで尾を引くものか悲惨さと悲しさが漂う

犯罪とまでいかないまでも仲間や恋人から逃げた人間がその後成功者として老後を全うできるほどの蓄えを得たが、どうしても過去に行った行動を忘れられない。置き去りにされた仲間や恋人は辛い思いのまま時が流れた。再会したときのお互いの気持ちのすれ違いがむなしく感じる。
メビウス (河出文庫)Amazon書評・レビュー:メビウス (河出文庫)より
4309417175
No.1:
(4pt)

作風が変わったのでしょうか?

読んでいて「あれ、これ堂場さんの本?」と表紙を確かめてしまいました。私の好きな歯切れの良いスピーディな警察小説とは打って変わってぐずぐずと先に進まない、まるで低回趣味とでも言いたい状況が続きます。主人公の独りよがりな考えに抵抗を感じました。周囲とずれていることにも気付かない鈍感さ。
1974年10月14日、この日は長嶋茂雄の引退試合の日だった。そしてもう一つの重大事件の起きた日だった。
「三菱物産本社で爆発が起き新橋ビル街で26人が重軽傷を負った」事件である。主人公下山はある学生運動のグループのエースと目されていた人物だが、この爆発をまじかで見て恐怖を覚え、自分も警察に追われるのではないかと
逃げ出し静岡に身を隠した。警察も当時学生運動に携わっていた人たちから事情聴取を行ったが、エース格の下山は行方をくらましていて探し出せなかった。仲間は下山をかばった。
 42年の歳月が経ち一応の成功者となった下山は昔の仲間の窮地を救うために奔走するが、彼としては仲間に対する贖罪の気持ちからだった。なぜ突然に仲間を裏切り家族を捨て、恋人までも捨てて身を隠したか、その理由がいつまでも明かされないので、よほど重大なことが隠されているのかとジリジリしながら読み進んだ。
終わり近くなってだんだん面白くなり、最後に恋人から思いがけないことを知らされて、しかも決定的な言葉によって
主人公の人生は崩壊を迎えることになった次第は、身勝手で好きになれなかった主人公が少し哀れに思えた。

 作家も作風を帰ることはあると思います。画家が何べんも作風を変えて新しいものに挑戦していくように。わたしは
堂場さんの警察小説のファンでしたから、「バビロン」あたりから変わられたことを感じていました。変えることは
決して悪いことではなく題名の「メビウス」のように無限でしかも変化し続ける輪廻(表だと思ったものが裏で、裏
だと思ったものが表になる)が繰り返されていることを些か感じています。
メビウス (河出文庫)Amazon書評・レビュー:メビウス (河出文庫)より
4309417175

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