(短編集)

或る「小倉日記」伝

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評判

或る「小倉日記」伝の評価:

4.48/5点 レビュー 54件。 B ランク

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平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全90件 41〜60 3/5ページ
No.50
(5pt)

自然科学に従事するもの必読の書

主人公は母と共に一心不乱に森鴎外の小倉時代の足跡を追い独自に日記を作成しますが、主人公が亡くなった後に実物の日記が見つかります。彼は幸せであったのか、わからないと小説は終わっています。しかし彼の行った仕事は無駄ではなかった。後世の研究者は2つの日記を比較検討することが可能となり、それが鴎外研究を進歩させるからです。サイエンティストとはこうあるべきでしょう。真実を明らかにするためには地道に客観的な事実を積み重ねる以外にやりようが無く、その評価はずっと後にされるものです。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
4041227011
No.49
(5pt)

自然科学に従事するもの必読の書

主人公は母と共に一心不乱に森鴎外の小倉時代の足跡を追い独自に日記を作成しますが、主人公が亡くなった後に実物の日記が見つかります。彼は幸せであったのか、わからないと小説は終わっています。しかし彼の行った仕事は無駄ではなかった。後世の研究者は2つの日記を比較検討することが可能となり、それが鴎外研究を進歩させるからです。サイエンティストとはこうあるべきでしょう。真実を明らかにするためには地道に客観的な事実を積み重ねる以外にやりようが無く、その評価はずっと後にされるものです。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
B00E5V5NZC
No.48
(5pt)

作家・松本清張の誕生

本全集の良さは短編作品が豊富に収録されたことである。
当初4巻を予定していた短編集は最終的には6巻に拡張された。

当「短編1」には「西郷札」「或る「小倉日記」伝」「火の記憶」「張込み」
「断碑」「恋情」などの名作 さらに「戦国権謀」「山師」「腹中の敵」
「柳生一族」などの時代物傑作を掲載。ここではつまらない作品紹介はしない。
ぜひ手に取って読みお楽しみください。

この頃作家は41~46歳。「週刊朝日」に「西郷札」を応募、三等入選(41歳)、
二年後「小倉日記伝」で芥川賞に輝いたものの即注文が舞い込むわけでなく、
8人の家族を抱えて勤務の傍らコツコツ書いていた。長編には長編の良さがあろう。
だが大作家として開花する前、夜間うちわをバタバタさせながら汗ばんだ鉛筆から
生まれたこれらの短編は凝縮された魅力に満ちている。そして何より面白い。

巻末に作家自身が簡潔ながら諸作品誕生のいきさつを書き、桑原武夫氏が
優れた解説を寄せている。
松本清張全集 (35) 或る「小倉日記」伝 短篇 (1) Amazon書評・レビュー: 松本清張全集 (35) 或る「小倉日記」伝 短篇 (1)より
4165093505
No.47
(5pt)

清張は、面白く、読み応え有り

この後、作者が、次々と発表する名作の数々の、伏せんとなる作品の短編集、それにしても。さすがうーんとうなる、傑作ぞろい。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
4041227011
No.46
(5pt)

清張は、面白く、読み応え有り

この後、作者が、次々と発表する名作の数々の、伏せんとなる作品の短編集、それにしても。さすがうーんとうなる、傑作ぞろい。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
B00E5V5NZC
No.45
(5pt)

こういうものが芥川賞受賞作ではないか?

某氏が某賞した本(200万部うれたのでしたっけ?)を回し読みで読んでため息をついた後、買ったのがこの本。
短編ではあるが様々なことが凝縮されて唸らざるを得ない一品。
これを読んだ後、今年受賞した某氏の一品を読んでどう思うかについて、考えると酒が進みそうだ。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
4041227011
No.44
(5pt)

こういうものが芥川賞受賞作ではないか?

某氏が某賞した本(200万部うれたのでしたっけ?)を回し読みで読んでため息をついた後、買ったのがこの本。
短編ではあるが様々なことが凝縮されて唸らざるを得ない一品。
これを読んだ後、今年受賞した某氏の一品を読んでどう思うかについて、考えると酒が進みそうだ。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
B00E5V5NZC
No.43
(5pt)

或る{小倉日記」伝(新潮文庫―傑作短編集)松本清張

菊枕=最後は涙を誘いました。
火の記憶=この作品はあまり好きでなかった。
断碑=実在の考古学者をモデルにした作品でよかった。
笛壺=どうしてこんなに底意地が悪く執拗な自我、表皮の下に冷たさが流れている女性を、男性は好きになったのか私にはわかりません。
赤いくじ=.美しい女性に人生を駄目にした2人の地位或る男性、美しすぎる女性は怖い?
父系の指=(半生の記)松本清張の、世の中に認められるまでの自伝。苦労しながら努力したのだな。
石の骨=大学教授をモデルにした作品、考古学の先生方でもにもこういう上からの圧力と狡さがあることを知りました・
青のある断層=このような女性はいますね。
弱味=役所ではこのようなことはたくさんあるのでは?    
箱根心中=従兄妹同士でこんなに愛しあえるのかしら?
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
4041227011
No.42
(5pt)

或る{小倉日記」伝(新潮文庫―傑作短編集)松本清張

菊枕=最後は涙を誘いました。
火の記憶=この作品はあまり好きでなかった。
断碑=実在の考古学者をモデルにした作品でよかった。
笛壺=どうしてこんなに底意地が悪く執拗な自我、表皮の下に冷たさが流れている女性を、男性は好きになったのか私にはわかりません。
赤いくじ=.美しい女性に人生を駄目にした2人の地位或る男性、美しすぎる女性は怖い?
父系の指=(半生の記)松本清張の、世の中に認められるまでの自伝。苦労しながら努力したのだな。
石の骨=大学教授をモデルにした作品、考古学の先生方でもにもこういう上からの圧力と狡さがあることを知りました・
青のある断層=このような女性はいますね。
弱味=役所ではこのようなことはたくさんあるのでは?    
箱根心中=従兄妹同士でこんなに愛しあえるのかしら?
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
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No.41
(5pt)

地に足のついた昭和

冬の光のような、侘しさと透明感がつのる表題作。

主人公の田上耕作は、幸せな生涯を送ったのでしょう。障害を超えて鴎外の足跡をたどろうとするまじめで克己心あふれる青年、彼を見守る美しい母親、好奇心と男心を惹きたい気持ちだけから母子をふりまわす美人看護婦、どの人物にも昭和には確かにいた人たちなのだと思い、また、いなければならない人物像なのだと思う。何より、彼を支える友人が、同情からではなく、純粋に彼を尊敬しているのがいい。田上の最期につきそっていたことには、救われました。

人は、最期のときにも、自分はきっと治る(助かる)と思っているものだと文豪ユゴーは言います(だからこそ「絶対に」助からない死刑制度は残酷すぎるとユゴーは反対していたわけですが、それはさておき)。田上も最後まで、自分はこの労作を世間に発表するのだと夢を見て死んでいった。これほど美しい亡くなり方ってないと思う。そして、彼の努力がまったくの無駄だったとわかったときにはもう亡くなっていたので、それは解説にもあるとおり、神の采配のような救いでした。

しみじみと美しい名短編です。犯人探しとかが主題となるミステリは嫌い、という方もこれだけは読んで欲しいと思う。清張=ミステリ作家ではない。

いちばん好きなシーンは、小雪舞う冬の小倉を、「でんぶんや」のおじいさんが鈴を鳴らしながら駆けてゆくシーン。当時は電話がなかったので、ちょっとしたことづけは、専門の伝文屋さんにお願いしたのですね。辻辻にいた、冬も夏も人様の用を伝えるために走っていく人たちを、まるで見たもののように感じました。……人のぬくもtりが感じられるこの時代にタイムスリップしたい!
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
4041227011
No.40
(5pt)

地に足のついた昭和

冬の光のような、侘しさと透明感がつのる表題作。

主人公の田上耕作は、幸せな生涯を送ったのでしょう。障害を超えて鴎外の足跡をたどろうとするまじめで克己心あふれる青年、彼を見守る美しい母親、好奇心と男心を惹きたい気持ちだけから母子をふりまわす美人看護婦、どの人物にも昭和には確かにいた人たちなのだと思い、また、いなければならない人物像なのだと思う。何より、彼を支える友人が、同情からではなく、純粋に彼を尊敬しているのがいい。田上の最期につきそっていたことには、救われました。

人は、最期のときにも、自分はきっと治る(助かる)と思っているものだと文豪ユゴーは言います(だからこそ「絶対に」助からない死刑制度は残酷すぎるとユゴーは反対していたわけですが、それはさておき)。田上も最後まで、自分はこの労作を世間に発表するのだと夢を見て死んでいった。これほど美しい亡くなり方ってないと思う。そして、彼の努力がまったくの無駄だったとわかったときにはもう亡くなっていたので、それは解説にもあるとおり、神の采配のような救いでした。

しみじみと美しい名短編です。犯人探しとかが主題となるミステリは嫌い、という方もこれだけは読んで欲しいと思う。清張=ミステリ作家ではない。

いちばん好きなシーンは、小雪舞う冬の小倉を、「でんぶんや」のおじいさんが鈴を鳴らしながら駆けてゆくシーン。当時は電話がなかったので、ちょっとしたことづけは、専門の伝文屋さんにお願いしたのですね。辻辻にいた、冬も夏も人様の用を伝えるために走っていく人たちを、まるで見たもののように感じました。……人のぬくもtりが感じられるこの時代にタイムスリップしたい!
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B00E5V5NZC
No.39
(5pt)

原点

「現代小説」「歴史小説」「推理小説」の各二巻からなる全六巻のうちの第一巻。清張初期の短編集。

清張は短編の方が魅力的に感じることが多いのだが、たとえ、現代小説、歴史小説、推理小説に分類したとしても、概ねトーンが変わらないのも大きな特徴。実在の人物の話であっても、推理小説としても成立しそうな展開は清張の原点なのかもしれない。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
4041227011
No.38
(5pt)

原点

「現代小説」「歴史小説」「推理小説」の各二巻からなる全六巻のうちの第一巻。清張初期の短編集。

清張は短編の方が魅力的に感じることが多いのだが、たとえ、現代小説、歴史小説、推理小説に分類したとしても、概ねトーンが変わらないのも大きな特徴。実在の人物の話であっても、推理小説としても成立しそうな展開は清張の原点なのかもしれない。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
B00E5V5NZC
No.37
(5pt)

これは、松本清張の真骨頂です!

幾つもの短編が入っていますが、どの話もミステリックでじわじわと恐怖感を掻き立てられます。
単なるミステリーではなく、現実に自分の身にも起こるかも、などと思わせられます。。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
4041227011
No.36
(5pt)

これは、松本清張の真骨頂です!

幾つもの短編が入っていますが、どの話もミステリックでじわじわと恐怖感を掻き立てられます。
単なるミステリーではなく、現実に自分の身にも起こるかも、などと思わせられます。。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
B00E5V5NZC
No.35
(4pt)

初期の清張

山陰地方に東北弁と似た言葉をしゃべる地域があるという話が出てくる。のちの砂の器につながる知識がすでにあったのですね。その後の活躍を期待させるような出来栄えの作品群です。
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4041227011
No.34
(4pt)

初期の清張

山陰地方に東北弁と似た言葉をしゃべる地域があるという話が出てくる。のちの砂の器につながる知識がすでにあったのですね。その後の活躍を期待させるような出来栄えの作品群です。
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B00E5V5NZC
No.33
(4pt)

清張さんの短編集

芥川賞の受賞作以来、清張さんの短編の傾向が分かる面白い本です。
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4041227011
No.32
(4pt)

清張さんの短編集

芥川賞の受賞作以来、清張さんの短編の傾向が分かる面白い本です。
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B00E5V5NZC
No.31
(5pt)

心揺さぶる傑作群!!

ある高名な小説家の不当な評価が、
未だに尾を引いているのか、松本清張の諸作品を
「通俗的」の一言で括ろうとするかのような無批判な評言が、
跋扈を止めないのは、まことに遺憾に耐えない思いがする。
現に、本書のあとがきで、これまた高名な評論家が、
やたらと「通俗的」を連発しているのである。
通俗的と言えば、読みやすいだけがとりえの、昨今の中身のない、
心に何も残さない「文学」作品ほど、通俗的なものはあるまい。
松本清張の諸作品、特にここに集められた短編の傑作群は、
小説としての面白さは言うに及ばず、人間の心に、
忘れがたい哀感と深い情味を刻み付け、日常の底に沈潜しかけていた大切な何かを喚起せしめる。
それはまた、文学の必要条件とも言うべきものであろう。
或る「小倉日記」伝 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 或る「小倉日記」伝 (角川文庫)より
4041227011