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探偵はもう、死んでいる。
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探偵はもう、死んでいる。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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もうとにかく面白い! | ||||
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個人的には凄い面白かったです。 伏線の回収の仕方もうまいですし、キャラの関係性もほのぼの(?)してて良かったです。自分は最初から本格ミステリじゃなくいろいろなジャンルが入っていると知っていたのでとても楽しく読めました。 そしてニ語十先生、新人賞《最優秀賞》 おめでとうございます!! これから2巻以降も楽しみにしております。 | ||||
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タイトルが気になって買ってみました。 評価は直感で、悪い要素がないので☆5にしてみました。個人的に好きだったので。 「本格ミステリ」という感じではないですが、読んで損はないです。気軽に読めて面白い、そういう作品だと感じました。登場人物の掛け合いなどが好きな方にはお勧めできるかと。 続編もあるようなので、楽しみに待つことにします。 | ||||
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絶妙に評価しがたい。タイトルで緻密なミステリーなど想像していたから…… キャラは良いんだけど、キャラ目的で読むならラブコメでいい。 でも、それを踏まえても損はしなかった。 だからこういう雰囲気のラノベが好きな人には刺さるのかも。 ☆3をつけたいところだけど、そうした感性の違いを考慮して☆4で。 | ||||
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タイトルを見て本格ミステリを期待すると肩透かし感を食らう作品。 ただライトノベルということを踏まえてキャラクター小説だと考えると十分楽しめる。重いテーマが主軸だが、軽妙な語りと会話劇でサクサク読めた。 またキャラクター小説とは言ったがストーリー自体も濃い。色々と詰め込みつつも、テーマは通っていて読みやすい。たしかに多少の矛盾や荒さはあるものの、それも味かな……と思える作風に思えた。 あとはヒロインの子がメインだけでなく、どの子も可愛い。繰り返しになるが、ミステリ小説を読むつもりではなく、ライトノベルを読もうと思って手に取ると楽しめるかな、と。 | ||||
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------------------------------------- 人生は、後ろ向きにしか理解できないが、前を向いてしか生きられない。 セーレン・キェルケゴール ------------------------------------- 世の中には2種類の人間しかいない、過去を想う者と未来に望む者だ そんな言葉を吐いたのは、一体どこのどいつだったか 今となってはよく憶えてないけど、聞いた当時も振り返った今も、前者を生きる身として否定出来ないのが、正直な所だ 生きている「現在」を基点として、自身の歩んでいく過程こそが「人生」となる その中では、自在に道筋を変える器用な御方もいれば、進むべき道の一貫している貫徹な御仁もいて、その行動の矛先は、過去と未来の二者択一しかない 楽しくなりたいからする娯楽は、自身が楽しくなっている未来を獲得したい故の産物 悲しみを失くそうとする逃避は、陥った悲劇に囚われた過去を払拭する為の振る舞い 過去に生きたり、未来へ生きたり、移り変わったり、人生いろいろ 変わる事なき普遍の真理だ 僕もまた、過ぎ去りし過去、輝いていた想い出、大切だった人を忘れられずに、現在を生きる囚人である だからこそ『探偵はもう、死んでいる。』のような「物語」が、胸に響いたのかもしれない 主人公、君塚君彦の人生における道標は、死んだ 探偵のいない助手に、推理は解決出来ないし、依頼なんて来ないし、そもそも職務が務まる訳もない だから、もう、死んでいる彼女の面影を忘れられない人間は、これから先を見据える事すらままならず、ぬるま湯に浸る他ない コミカルに描かれている場面でも、彼の心中は終始、落ち着いた切なさに満ちて、彼女への想いで溢れている そんな彼が「助手でいいなら、引き受ける」と吐いた、探偵の姿を見たからだ 生前の彼女と関連性ある事件ばかりが絡み、心中で死者に問いかける、これを偶然と思いたくないからだ 口癖を解禁したのも、想い出を振り返ってしまうのも、あくまで助手として全うし続けるのも、全て 彼女――シエスタを忘れられないし、忘れたくないから 君彦にとって、昼寝が趣味な少女との時間は、彼女が死んでからもまだ続いていて、そんな日々を生きる彼に寄り添って読んだ僕は凄く切ない気持ちになる 第3章のあの場面で、自然と涙が流れた 嘘ついて、痩せ我慢して、意地張って、堪え切れなくなりそうになって…… しかし、彼は最後まで探偵の「助手」として貫き通す そこに、君彦のシエスタへ向けた「生き様」を、確かに感じた次第 彼は確かに助手として、探偵の定義を示した「遺志」を受け継いでいたんだ シエスタはもう、死んでいる 探偵の定義、才能、それらを体現した少女のいない世界 彼女を受け継ぐには、自分はどこか未完成 だからどこかで「探偵はもう、死んでいる」と思う他なかった世界 でも、死んでなんてなかった 彼が彼女を想う限り、探偵の「遺志」を失くしている筈も無かったんだよ 探偵の定義は「遺志」として、未完成な彼の心に受け継がれる それは完成されてないけれど、彼女無しでは未完成なままだけど、再構成された「遺志」が「助手」としての「意志」を、果たし遂げる 彼女とは並べない、どこか未完成な存在しかいなくなってしまった世界だけど、唯一完成された信条を背負う事で、君彦は、この先もずっと、シエスタと共にいられるんだ 彼の探偵はもう、死んでいる 探偵がいなければ、助手の使命は務まらない しかし、助手が生きているなら、いつかそこにまた、探偵は現れる 君彦の、助手としての想いはまだ死んでないんだから、当たり前の事 定義を示した「遺志」を引っ提げて、再び現れる探偵の心 過去を繰り返して、受け取り直して、それを取り戻した君塚君彦 そんな彼が、確かに生きていたビジネスパートナーを、この先決して忘れる事は無い 想い出ってヤツは、無かった事にして振り切るものじゃなく、共にずっと歩んでいく概念だから シエスタが守ってきた信条を、定義を、他の「未完成」達と紡ぎ続ける事で、彼の中に彼女は居続けるから 例え未完成でも、他の未完成な生者達と軌跡を辿れば、少しでも彼女に近づけるから シエスタの「遺志」は、まだ死んでいない、絶対に…… これは、未完成達が奏でる「生き様」の物語 未完成な人間が、他の未完成な人間と奏でる物語 立役者はいないけど、引き立て役はいないけど、それでも奏で続ける「生き様」の物語 探偵にずっと見守られている青年が、前へと歩み続けるその過程、大いに期待したいと思えた読後感だった P.S. 第1章は最後まで読んでから、もう1回読む事を推奨します 彼と彼女の、個人的には正直印象が悪かった出会いのシーンに、別の見方が生まれ、心に響く事でしょう | ||||
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とても面白い作品です。 ミステリー要素含め様々ジャンルが入っています。 本格ミステリーが読みたいと言う方には合わないかもしれません。 | ||||
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