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探偵はもう、死んでいる。



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【この小説が収録されている参考書籍】
探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)

探偵はもう、死んでいる。の評価: 3.45/5点 レビュー 56件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 21~40 2/3ページ
No.36:
(3pt)

テンポの良い能力アクションもの

題名からミステリーを連想していたのですが、実際に読んでみたら能力アクションものでした。

描写は軽く会話のテンポもいいので読み進め安いです。キャラクターも漫画やアニメよりの描写で行動や感情表現がわかりやすいです。ただ、周りの描写が薄いので、読者の想像でカバーする場面も多かったように思います。そのため、特にアクション描写に関しては、文章からイメージしにくいように感じました。

それでも、各章にらそれぞれ仕掛けがあって面白かったですし、最後の盛り上がりも楽しく読むことが出来ました。
探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)Amazon書評・レビュー:探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)より
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No.35:
(1pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

起承転結の起と結はいい。でも「転」が納得いかない

ネタバレ注意

第一章
プロローグから四年後。主人公の元に依頼が舞い込んだ。
クラスメイトの女子──夏凪渚が主人公に人探しをしてほしいという。
曰く、一年前、手術で心臓移植をされて以降、ずっと誰かのことを探しているという。
主人公によると、記憶転移というやつで、移植された心臓がその人を探しているのだという。
過去のツテで知り合いの警察のところへ行き、刑務所に連れて行ってもらう。
そこで会ったのは、プロローグで飛行機をジャックした人造人間、コウモリだった。
耳がめちゃめちゃいいので、鼓動の音で心臓の持ち主を特定してもらおうとしたらしい。
案の定というか、心臓の持ち主はプロローグの探偵で、探している人というのは主人公のことだった。
夏凪渚は探偵の意志を継いで探偵になることを決意。
主人公も再び助手になることになった。

感想
ここまで推理物だと思って読んでいたけど、耳がいいから鼓動でわかりましたって「え、それアリなん?」って思った。

心臓の持ち主が探偵っていうのは予想できたから、意外性はなかったかな。

キャラの掛け合いと地の文は好みじゃなかったから、その点はマイナスかな。

あと、主人公の過去に何かありましたよアピがウザい

第二章
アイドルをやってる女子中学生──斎川唯から依頼が入った。
時価三十億のサファイアが盗まれるのを未然に防いで欲しいという。
斎川唯は片目に眼帯をつけており、片目でも歌って踊れるらしい。
曰く、眼帯はキャラ付けでやってるだけで、本当は見えるらしい。プロ根性に感心する主人公。
そのサファイアの話や、自宅の警備の話をする。両親が亡くなってから、斎川家の当主となったのだそうな。
その後、ライブのリハーサルに駆けつけた主人公と夏凪渚。
壇上の斎川唯に不審者が忍び寄ったところを、主人公が捕まえる。
ライブ当日。タクシーでライブ会場に駆けつける主人公。
サファイアのある斎川唯の自宅ではなくライブ会場の護衛を始めるらしい。
実はタクシーの運転手は第一章で出てきたコウモリで、薄暗いライブ会場で犯人を見つけるために呼んだらしい。
斎川唯がボウガンで襲われたところを守り、依頼達成。
依頼の報告。どうやら犯人の狙っていたサファイアというのは、斎川唯の義眼のことだったらしい。
主人公たちに依頼したというのも、実は敵の組織と裏で繋がっていた斎川唯の罠だったとこが判明した。
その後、本当は両親の形見である義眼を守りたかったんだということが判明し、斎川唯が主人公たちの仲間になった。

感想
義眼がサファイアなんやろなぁ、と思ったら、宝石ではないけど、特殊能力を持った義眼だったんかい。

あと、前章のコウモリを使って解決するあたり、「それアリなん?」って思ったよ

仮にも刑務所にブチ込まれてる人間で、一度は敵対した相手なのに、信用するんかいと。

この辺りでこの小説が推理物でないことに気がついた

あと、主人公の過去に何かありましたよアピがウザい

第三章
先の事件のお詫びに、斎川唯から豪華客船に招待された。
そこで会ったのは、主人公の昔の知り合いのシャルだった。
探偵のことを慕っており、探偵に気に入られていた主人公のことが気に食わなかったシャルは主人公たちに突っかかる。
どうやら探偵の残した遺産がこの船にあるらしく、それを探しているという。
彼女は主人公の中ではおバカキャラみたいな扱いで、船内を散策するとカジノで大敗しているシャルを発見する。
どうやら無断で乗船していたらしく、部屋がないので主人公の部屋に泊めてほしいらしい。
さらに、客船を途中下車する方法を訊かれる。
自分の部屋をシャルに貸した主人公は、斎川唯の部屋に泊めてもらう。
次の日。夏凪渚が敵の組織に誘拐されたことが発覚。夏凪渚と引き換えに探偵の遺産を差し出すよう要求してきた。
船内をくまなく捜索するも、遺産は見つからない。どうやら敵も自力で見つけられないから主人公たちに見つけさせようとしたのではないかと予想。
乗客の避難が完了すると、当たり前のように拳銃を持って、敵の待つ後部デッキで対決する。
斎川唯の義眼でも痕跡を見つけられなかったことから、敵の正体は光学迷彩のようなもので姿を隠しているのだと予想。
案の定、敵はカメレオンの能力を持つ人造人間だった。
実は過去に面識があるらしく、お互い軽口を叩きながら隙をうかがう。
ちなみに、一年前探偵を殺したのは、このカメレオンらしい。
遺産がないなら夏凪渚を解剖して心臓を調べようと言い出すカメレオン。夏凪渚は自分を撃てと言うも、主人公は夏凪渚を捕まえていたカメレオンの舌を撃ち抜く。
海上に落ちた夏凪渚を、下で待機していた斎川唯が回収して、主人公とカメレオンの全面対決となる。
姿を消す能力と伸縮自在の舌を持つカメレオンに苦戦するも、ヘリに乗ったシャルが助けに来た。どうやら途中で船を降りて主人公の知り合いの警察からヘリを借りてきたらしい。
機関銃ブッパしてカメレオンを追い詰めるも、燃料タンクに穴を空けられ燃料が漏れ始める。
火をつけてカメレオンを焼き払うも、床が抜けて下のフロアへ落てしまう。そこはカジノだった。
主人公の銃弾が尽き、万事休す。
その時主人公の前に駆けつけたのは、一年前死んだ探偵だった。
というのも、精神は夏凪渚の中に残っていたので、体を乗っ取って助けに来たらしい。
人間を捨ててバケモノになるカメレオンに対し、二人は再会を喜び軽口を叩きながら応戦する。
夏凪渚がカメレオンにスマホを持たせており、その音が決めてでカメレオンを倒した。
探偵曰く、戻るのはこれで最後。あとは皆で仲良くやってね。

エピローグ
他の客船に乗船した主人公たち。どうやらほかの乗客たちも乗せたらしい。
そこでアナウンス。
「お客様の中に、探偵はいらっしゃいませんか?」
[17:24]
感想
探偵を殺したカメレオン、めちゃめちゃあっさり出てきたな。

ここまで書いてて思ったけど、カメレオンめちゃめちゃ運悪いとしか思えない

最終決戦で探偵が夏凪渚の体を乗っ取って出てきたけど、それアリなん?

あと、結局探偵の遺産って何だったんだよ

豪華客船っていうくらいだから外洋を走ってるのかと思ったけど、警察のヘリが助けに来れるくらいの距離の沿海走っていたのかよ。

三章に関して、やろうとしていることはわかるけど、読んでみて「それアリなん?」って感じるところは多かった。

最終決戦で、探偵が出てきた辺りからほとんど主人公との会話で、バトルの描写はあまりなかった。
こういう演出は好みが別れると思うけど、僕はそこまで入り込めなかったかな。
まったく同じ展開でクレイモアとかあるけど、あれはそこに至るまでの間でキャラに愛着持たせたりとか工夫しているんだけど、本作の場合はそこまで至っていない。

主人公に感情移入せずに、劇を見ているような感じで読んでいる感じ。盛り上がりとしても足りないし、見せ方としても良くない。

それと、カメレオンの能力を持つ敵って、一番主人公の頭脳で戦えそうな相手じゃん

血をつけて透明化を無効にするとか、カジノのコインをばら撒いて音で敵を察知するとかさ
でも、そういうのはしないで、カメレオンの舌を撃ってからは、ヘリで駆けつけたシャルに助けられたり、主人公のピンチに駆けつけた探偵に助けられて、雑談しながら倒してるじゃん

やりたいことはわかるんだけど、うーん……
もっとできることはあったんじゃない?

あと、探偵を倒した相手を新しい仲間と共に倒すから、「この4人なら探偵を越えられる」みたいにできたところを、結局探偵の力を借りないと倒せなかったんかい、っていう風にも見えちゃったんだよね

そこも惜しかったかな

総評
やろうとしていることはわかるし、構成だけを見れば面白いと思う。

実際、起承転結の起と結だけ見ればよく出来てたと思う。

ただ、クライマックスになる転の見せ方だったり、納得のさせ方が弱いと思ったよ。

あと、作者とギャグとかセンスが合わないのか、掛け合いが楽しめなかったかな。
そのせいか、粗というかツッコミどころが目についてしまった印象。
好きな人はハマるんじゃない?って感じかな

構成だけに分解したら普通に面白いんだよね
ただ、ラノベとして読んだらツッコミどころというか、粗が目についちゃうな
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No.34:
(1pt)

能力バトルもの

ミステリーだと思って買ったら能力バトルものでがっかりした。
推理もクソもない
能力が混じってくる作品ならあらすじにそれとなく書いてほしかった
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No.33:
(2pt)

タイトル詐欺もいいとこ

「探偵」と言う単語を聞いて、誰しも真っ先に浮かび上がるであろう「あ、これ推理小説なんだな」という予想は、見事に悪い意味で外されました。
以降、少々ネタバレを含みます。

そもそも物語のキーパーソンである「死んだ名探偵」という立ち位置のシエスタですら過去を振り返る描写があってもそのほとんどが改造人間との戦闘。唯一作中でした推理と言うのも改造人間とのお喋りの中で腹の探り合いをする程度。
これなら「エージェントはもう死んでいる」をタイトルにした方がまだ納得がいくというものです。
そして主人公もこれまた「名探偵の助手」を張り続ける割には探偵よりでしゃばるし意思疎通もロクにせず自身の推理を披露する、そも推理というのも文読み進めてりゃ何の捻りもなく思いつく様な事を高らかに語り、名探偵を目指すヒロインも「えー、そうだったのー!?」とばかりにこれまた自身の無能を平然と晒す...。
キャラにも今の所、魅力と言えるほどの魅力も確認できていないし。
デビュー作だから仕方ないと言えば簡単ですが、あそこまでPVや何やらで囃し立てられて中を開けてみれば頭を使わずとも“ただ”読めるだけの他の有象無象と何の変わりもない文章でした、なんてオチはないだろうに。
ハッキリ言います。この作品に光るものなどありません。どれ程PVという外見を取り繕おうが、中身は何の色もない、それを知れたことが、この作品を買って得られた唯一の有益な情報でした。なので本当は☆1にしたいですが、まぁ多く見積もって☆2かなと思いました。
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No.32:
(5pt)

面白ったです

最初はミステリーかと思ったのですがハイファンタジーというかSFというかそんな感じで推理要素は薄めです
別にミステリーを期待して買った訳では無いので個人的には満足ですが、ミステリー目的で買うなら合わないかもしれません
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No.31:
(5pt)

面白い

好みな作品
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No.30:
(1pt)

地雷

タイトル的にミステリかサスペンス寄りのラノベかな? と思ったら全然違った。何でしょうねこれ。色々出鱈目なのでジャンル分け困難だけど、強いて言えば能力バトルものかな。

この巻は基本的にダブルヒロインで、1人は死んだ女性探偵(A)、もう1人はその死んだ探偵の心臓を移植された女子高生(B)なんですが、(A)が移植した心臓を介して(B)に人格憑依しちゃって好き勝手暴れる的な。
そういう筋だと普通はホラーかオカルトになりそうなところが違って、主人公の男子高校生(Aの元助手)はその状況を普通に受け入れて一緒に行動しちゃうんですね。いやいや主人公、一応ツッコミ役なんだからまずそこ突っ込もうよ…

で(A)は元々なんか謎の超科学秘密結社と敵対してるんだけど、その相手組織というのが典型的に「ぼくのかんがえたすごいかいじん」集団で、普通の人間の格好してるのに、例えば聴診器も使わず遠距離から心音を個体識別できたり、ただの舌を硬化させて振り回すと拳銃弾を弾き落とせたりします。うーん、そんな連中を個人で相手すんのやめようよ…

つまり「大きな嘘は一つだけ」みたいな縛りが無くてやりたい放題なので、真面目に読む意味ないんですね。作者が書きたいポイントも多分そこじゃなくて、主人公とヒロインの会話シーン辺りが本命なんじゃないかしら。ネタは何でもいいので、どっちかのヒロインをダシに微妙な謎かけを巡って主人公の冴えてる感を演出できればそれでOKって感じじゃないですかね。

纏めると、とてもgdgdなネタ小説です。
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No.29:
(3pt)

第一章は文句なしに面白い。が……

序盤数ページを試し読みして、興味を惹かれたので即購入しました。
タイトル通り、ヒロインである名探偵は物語序盤で既に亡くなっています。
そんなヒロインの元相棒であった主人公が平凡な日常を享受していると、クラスメイトからちょっと変わった探し人の依頼を受け……。というのが第一章のあらすじ。
この第一章は起承転結がしっかりしており、ちょっと目を滑らせる会話パートもありましたが、全体的に地の分会話文とのバランス及び構成力が高く感じました。

が、1章終了以降は特に目を見張る点もなく個人的には退屈な印象でした。というか2章以降は蛇足なんじゃ……ってくらい1章との差がある気がします。
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No.28:
(5pt)

1日1冊本を読んでいるけど、

私は1日1冊本を読んでます。
純文学、洋書、ミステリ、ラノベ 
ジャンル問わず読む、濫読派です。

久しぶりに本を読んで涙を流しました。
過去、現在、過去、綺麗に
物語が繋がっていきます。

本は好みが分かれると思いますが、
私はとてもおすすめします。

特に2巻は良かった。
この作品に出会えて良かった。
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No.27:
(2pt)

販促が上手

SNSでたくさんの方がべた褒めしていたのでかなり期待していましたが、個人的に内容は微妙でした。ミステリー要素はほとんどなく内容も薄い。心臓移植のくだりもご都合主義が強く気になってしまいました。

詳しく調べてみるとイラストレーターさんの色紙?が当たるキャンペーンをやっていたんですね。
そりゃみんなべた褒めするわと思いました。
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No.26:
(2pt)

表紙は良い

表紙の雰囲気とタイトルに惹かれ購入
まず最初に思ったのは「想像していたものと違う」ということ
ミステリー物を期待して読み始めたらSFバトルが始まりました
まあこれは別に問題ないです

この巻は登場する女の子達との馴れ初めや和解を事件を経る形で3回行うのですが、一つの巻にそれを詰め込んだ為か展開だけが巻きで進み全く世界観に没入できません
読み手として完全に置いてけぼりでした
泣かせに来てるような場面なども展開の都合で置かれてるだけな気さえして文字が滑ります

表紙が良いと最初に書きましたが、途中にある挿し絵は割とのっぺりしたような感じの物が多く表紙との落差が凄いです
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No.25:
(4pt)

面白いけど経験不足

面白い作品です。ただ、特化したジャンル選択ではなく複合的に色んな要素をミックスした感じのごちゃ混ぜ作品ですので良くできてるとは思いますが、凄く面白い作品ではないです。評価としては3,5が妥当かと。

まず、良いところはストーリーがサクサク進み読みやすく出来ている所ですね。昨今のweb小説のような展開の速さだからこそ区切り区切りに読んでも、一気に読んでも疲れないという感じですね。

次に伏線と回収の手際と重ねがけの凄さですね。これはこの作品の一番の凄い所です。大抵の作家は伏線回収を後回し後回しにしてしまって、矛盾が生じてしまう事がしばしばあるんですけど、この作品は手早く会話に織り混ぜ、即回収するやり方をしており、ストーリーのテンポとマッチしていい案配で完成されてます。これが完成度の高い小説であり協力者ポイントを取れる所以かと。

そして1番目の魅力はやはりキャラクターの魅力でしょう。兼ね合いがとてもおもしろく、性格的発言と行動が固まっており、その性質に基づいて動きが生まれています。突飛なキャラ性を会話文に引き落とす時に素朴な事を言うのではなく彼、彼女にあった、会話を導きだすというのは中々できる作業ではなく、これもこの作家の才能でしょう。

そして良くなかった部分。

先程話したテンポの良さ、これは捉え方次第では悪い部分にも見えるんです。テンポの良さと対比して根幹の流れが軽すぎるんです。展開が早すぎて感情がついていけず、脳内戦闘が直線で早々に片付いてしまい雑いです。過程を飛ばして展開を早くなっていて、ここが評価を1段か2段くらい下げているポイントでしょう。

次に探偵ものとしての最低限のミステリー要素の欠如。いい作品はそれだけ学問的な話の導き手がいるものです。魅力あるカリスマ性しかりそこに説得性がなければなんとなく凄いキャラ設定だから凄いのだろう。というのみになってしまいます。厚みをここで作れば良いのですが作風は文字の羅列でつらつらと説明を重ねたような言葉遊び感しか出てないです。これは難しいポイントで最低限の知識を吸収してから作品に取り入れる作業が必要になります。その点この作品は趣味の息を出ないプロ作家の代物という具合でしかなく、突飛な作品足り得ない感じになっているんです。

以上の事から3,5という評価点にさせて頂きました。おもしろいのですが、やりたいことを詰め込んだ感だけの作品でした。これは一つに絞るのではなく実力を高めてから書き直すやり方があっています。やりたいことと作者の実力が噛み合っていない故に起こる齟齬ですね。作者には経験を積んでからもう一度書いてみる事をオススメしたいです。

けれども先程も言ったように作品としては面白いんですよ。伏線と回収の凄さからキャラの魅力これは本当に作家としての才能だと思います。新人賞の最優秀賞に輝くのも当然だと思います。これからも応援しています、次巻も楽しみです。
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4040641965
No.24:
(5pt)

素晴らしい

いい作品でした!としか言いようがないですね
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4040641965
No.23:
(3pt)

惜しいね

卓越した推理力と抜群の行動力を持つ探偵はもう死んでいる。

第一章の回想から、クライマックスで助手が探偵に銃を引き渡すまでを
見通していたはずなのに、ハイジャックを未然に防げなかったのが
惜しいですね。

主人公を助手に引き入れるためとはいえ、乗客の命と天秤にかけたのは
いただけないですね。銃を機内に持ち込めるぐらいに根回しできるのなら
乗客全員を警官と差し替えるぐらいやってもらってもよかったですよ。
空の上の方が逃げ場がないはずですし。

それかチェックインから離陸までの間にスピード解決でもかまいませんが。
人知れず解決しそのまま旅にでる。

この物語における探偵の潔癖さは根幹です。でないと彼女の遺志をつぐ
意味が薄れてしまいますから。ですので、ささいですが致命的だと感じ
ました。

第二章はなかなか。本格ミステリじゃないとかいいながら、それなりに
トリックを重ねています。ただ、あそこまで見抜いていた主人公が斉川
との最初の出会いに疑問をもたなかったのは不自然すぎて惜しいです。
おそらく後の展開に不都合がでるからでないかと思っています。

人造人間がでるくらいなので彼女は心見透かす能力者みたいに思って
いました。あのくだり、探偵という言葉がでていないはずなのに、斉川
は探偵だと言い当てている。なかなか良い不自然さですね。渚の返しが
自然なのも場をうまく中和しています。

でも最後の締めは、探偵はまだ生きているではないでしょうか。

表現の拙さやあからさますぎる伏線なんかは、慣れて上達する作家さんも
みかけますが、キャラやストーリに対する説得力は、どうでしょう。
ざっくり振り返っても綻びがないよう仕上げるのが普通な気がするのですが。

次巻を買うなら、自分が知らない作家さんの作品を買います。
探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)Amazon書評・レビュー:探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)より
4040641965
No.22:
(5pt)

ミステリーものではないが面白い

ミステリーものというよりは、ミステリー要素がほんの少しだけ入った恋愛+バトルもの。あと少しのファンタジー。
これだけ色んなジャンルが交差する中で一つの作品として纏まり面白い出来になっているのは、流石賞を取った作品といったところ。
2巻を読むのが楽しみです。
探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)Amazon書評・レビュー:探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)より
4040641965
No.21:
(1pt)

ミステリーではない。

ミステリーとしては星1、ライトノベルとしては星2。そもそも主人公は推理なんてほとんどしない。推理小説は現実に則って進行するから面白いんだな、とよく分かった。「どこに敵がいるんだ!→透明でした」こんな展開、読者側はどういう反応をしたらいいのか……。また、登場人物をもっと固めて欲しかった。アイドルの女の子なんてキャラが全然掴めないし、愛着もわかない。
探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)Amazon書評・レビュー:探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)より
4040641965
No.20:
(1pt)

肩透かしかも

ミステリを期待して読み始めたら肩透かしだった。
ブギーポップを思い出した。
探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)Amazon書評・レビュー:探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)より
4040641965
No.19:
(5pt)

面白かったです!

キャラがとにかくカワイイ。続き楽しみにしています。
探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)Amazon書評・レビュー:探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)より
4040641965
No.18:
(2pt)

なんかいい賞を受賞していたってことで購入しましたが、結果から言うと大ハズレでしたね。
表紙の絵が綺麗で探偵ものということで購入しましたが、内容は薄く、ミステリー要素も皆無と言っていいほどない。展開は都合が良すぎるし、文章が拙くてなにを言いたいのかさっぱりだし、「最後の文章で感動〜」みたいな宣伝していた気がしましたけど、正直序盤でほぼ最後の展開読めちゃう。
所詮ラノベだからあんまり期待しすぎるのもよくないとは思いますが、今まで読んできたラノベのクオリティが高かっただけに残念。
探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)Amazon書評・レビュー:探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)より
4040641965
No.17:
(3pt)

異能要素やバトル要素が中途半端?

探偵要素よりは能力バトル要素が強い印象。
探偵もしていなければバトルもしていない部分も多いが。
探偵という設定を生かすなら能力要素はもう少し控えめなもので良かったと思う。
バトルメインなら緋弾のアリアっぽい漢字になってしまいそうだけども。
シエスタはかわいいので2巻に期待。
探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)Amazon書評・レビュー:探偵はもう、死んでいる。 (MF文庫J)より
4040641965

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