ハンニバル

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評判

ハンニバルの評価:

4.02/5点 レビュー 54件。 B ランク

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平均点4.02pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全90件 41〜60 3/5ページ
No.50
(4pt)

大ピンチに陥るレクター博士とスターリングの運命は!?

 イタリアに逃亡したレクター博士が、イタリア警察の追跡を逃れ、
アメリカに帰国するのだが、そこには、メイスン・バージャーという
復讐に燃える強敵が待ち構えていた。一方スターリングは、子持ちの
女性犯罪者を公に射殺してしまったことから、世間から非難され、FBIを
退職することになった。どちらも、大ピンチに陥ったのだが、2人の運命は
どうなるのか。今回は、レクター博士の逃げ場となったイタリアの風景や、
レクター博士による精神分析が一様に不気味な側面が含まれていても、
面白かったです。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.49
(4pt)

大ピンチに陥るレクター博士とスターリングの運命は!?

 イタリアに逃亡したレクター博士が、イタリア警察の追跡を逃れ、
アメリカに帰国するのだが、そこには、メイスン・バージャーという
復讐に燃える強敵が待ち構えていた。一方スターリングは、子持ちの
女性犯罪者を公に射殺してしまったことから、世間から非難され、FBIを
退職することになった。どちらも、大ピンチに陥ったのだが、2人の運命は
どうなるのか。今回は、レクター博士の逃げ場となったイタリアの風景や、
レクター博士による精神分析が一様に不気味な側面が含まれていても、
面白かったです。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.48
(5pt)

レクター博士のための本

レクター博士の芸術と知性と邪悪さと狂気の混じった完全なるレクター本。このレクターワールドは時に人を恐怖の彼方にさそい時には人を魅了させる。過去、独白、知性、狂気、残虐、芸術、「記憶の宮殿」レクターの魅力がたっぷり詰まった作品。レクターファンならぜひどうぞ。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.47
(5pt)

レクター博士のための本

レクター博士の芸術と知性と邪悪さと狂気の混じった完全なるレクター本。このレクターワールドは時に人を恐怖の彼方にさそい時には人を魅了させる。過去、独白、知性、狂気、残虐、芸術、「記憶の宮殿」レクターの魅力がたっぷり詰まった作品。レクターファンならぜひどうぞ。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.46
(3pt)

本書の核

‘無礼者’の蔓延る世界から真に純粋な魂を解放する救世主が‘怪物’とは、著者の意図は確かに辛辣ではある。博士と対比される‘彼等’の醜悪、その日常性・現実性には、健全な魂の持ち主なら誰でも厭世の感を禁じ得まい。著者は我々に日常の次元の愚か者(無礼者)と彼等の集団を思い出させ、安易な「善・悪」の要約化、即ち思考停止を皮肉り「脆弱な意識のじめついた贅肉」に鞭を打つ。日本人に対する見解や描写の部分がその象徴であろう。
一方で、本書は‘無礼者’と‘明晰な光’という二元論に結局帰結してしまい、結果として後者の正義が‘単純に’是認されるという矛盾を孕む。光の象徴たる‘彼女’の変化には違和感が残るし、‘明晰’どころか‘愚鈍’を印象付け後味が悪い。他にも散見されるこうした著者の隠微な部分は皮肉というより地なのではないか。
本書の核を垣間見るようであり、J・フォスターが映画出演を蹴った動機が分かる気もする。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.45
(3pt)

本書の核

‘無礼者’の蔓延る世界から真に純粋な魂を解放する救世主が‘怪物’とは、著者の意図は確かに辛辣ではある。博士と対比される‘彼等’の醜悪、その日常性・現実性には、健全な魂の持ち主なら誰でも厭世の感を禁じ得まい。著者は我々に日常の次元の愚か者(無礼者)と彼等の集団を思い出させ、安易な「善・悪」の要約化、即ち思考停止を皮肉り「脆弱な意識のじめついた贅肉」に鞭を打つ。日本人に対する見解や描写の部分がその象徴であろう。
一方で、本書は‘無礼者’と‘明晰な光’という二元論に結局帰結してしまい、結果として後者の正義が‘単純に’是認されるという矛盾を孕む。光の象徴たる‘彼女’の変化には違和感が残るし、‘明晰’どころか‘愚鈍’を印象付け後味が悪い。他にも散見されるこうした著者の隠微な部分は皮肉というより地なのではないか。
本書の核を垣間見るようであり、J・フォスターが映画出演を蹴った動機が分かる気もする。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.44
(5pt)

博士の、つつましやかな日常

監獄から逃れ、自由になったハンニバル。彼の、独創的なキャラクターが滲み出る。
任務遂行の為とはいえ人殺しをし、その過激な残酷性から一躍有名になるスターリング。彼女を包み込み守るようなやり方で、しかし舐るような視線で見詰める博士。この二人の行く先は何処なのか―――。待ち受ける運命の、なんと過酷と熱情に溢れていることよ。
前作品より、全体的にエロティックな要素を加味したストーリーはフェティッシュな刺激となり、作品の持つしめやかな残酷性に楽しさと快楽を増す。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.43
(5pt)

博士の、つつましやかな日常

監獄から逃れ、自由になったハンニバル。彼の、独創的なキャラクターが滲み出る。
任務遂行の為とはいえ人殺しをし、その過激な残酷性から一躍有名になるスターリング。彼女を包み込み守るようなやり方で、しかし舐るような視線で見詰める博士。この二人の行く先は何処なのか―――。待ち受ける運命の、なんと過酷と熱情に溢れていることよ。
前作品より、全体的にエロティックな要素を加味したストーリーはフェティッシュな刺激となり、作品の持つしめやかな残酷性に楽しさと快楽を増す。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.42
(5pt)

モダンな怪物は悲しみを知る

『羊たちの沈黙』で、卓越した能力でスターリングを一躍スターの座へと導いた怪物、ハンニバル・レクターの内面へと、探索の目を向けた作品です。残酷とも取れる彼の狂気は、神の残酷さと比べればなにほどのことはないと信じてのことなのです。 ハンニバルは己の嗜好と思考に没頭するのを好みます。そして彼の興味は、再びスターリングへと向くのです。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.41
(5pt)

モダンな怪物は悲しみを知る

『羊たちの沈黙』で、卓越した能力でスターリングを一躍スターの座へと導いた怪物、ハンニバル・レクターの内面へと、探索の目を向けた作品です。残酷とも取れる彼の狂気は、神の残酷さと比べればなにほどのことはないと信じてのことなのです。 ハンニバルは己の嗜好と思考に没頭するのを好みます。そして彼の興味は、再びスターリングへと向くのです。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.40
(5pt)

極限での究極のラブストーリー

前作と今作とでは、①クラリスの父性役が違う、②今作はクラリスの女性としての部分に焦点があたった、この2点が大きく違うところ。それゆえ、エンディングに向っていく一見予想もできない流れは、必然でもある。クラリスの意識の彷徨いが、物語にどんどんヴェールをかけ遠ざけていきながら、明らかに彼女は昇華していく。その描写は読む者が呆然と見送るしかないほど美しい。これはスリラーの形式をまとった、究極のラヴストーリーと考えたほうがいい。間違いなく、ハリスの最高傑作だ。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.39
(5pt)

極限での究極のラブストーリー

前作と今作とでは、①クラリスの父性役が違う、②今作はクラリスの女性としての部分に焦点があたった、この2点が大きく違うところ。それゆえ、エンディングに向っていく一見予想もできない流れは、必然でもある。クラリスの意識の彷徨いが、物語にどんどんヴェールをかけ遠ざけていきながら、明らかに彼女は昇華していく。その描写は読む者が呆然と見送るしかないほど美しい。これはスリラーの形式をまとった、究極のラヴストーリーと考えたほうがいい。間違いなく、ハリスの最高傑作だ。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.38
(5pt)

レクター博士の秘密

映画を見てから読んだが、かなりの違いがあったので驚いた。しかし私は小説の方が秀逸だと思う。なぜなら、映画のレクターはかなり超人的に描かれているように思うが、小説では人間的な部分も垣間見られ、魅力を増しているように感じたからだ。レクターの生い立ち、妹、怯え、そして正義感、それらが彼に存在感を与え、官能的ですらある。クラリスとのエピソードも、映画よりもまさに彼らしいと思う。レクターファンにはたまらない小説である。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.37
(5pt)

レクター博士の秘密

映画を見てから読んだが、かなりの違いがあったので驚いた。しかし私は小説の方が秀逸だと思う。なぜなら、映画のレクターはかなり超人的に描かれているように思うが、小説では人間的な部分も垣間見られ、魅力を増しているように感じたからだ。レクターの生い立ち、妹、怯え、そして正義感、それらが彼に存在感を与え、官能的ですらある。クラリスとのエピソードも、映画よりもまさに彼らしいと思う。レクターファンにはたまらない小説である。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.36
(4pt)

ミーシャとの美しい思い出は、レクター博士の羊たちの叫び

レクター博士は、「羊たちの沈黙」で、自分を原因と結果という因果関係の中で理解されるのを拒否した。しかし、著者は、本書で、レクター博士の幼児体験を明らかにする。これを、レクター博士が超然とした悪でなくなってしまうとして残念がる見解もあるようだが、むしろ、これは、レクター博士も決して例外ではあり得ない、という著者の主張だろう。
桐野夏生氏は、文庫版「レッド・ドラゴン」の解説の中で、それでも、レクター博士の食人の理由は明らかではない、という。もう一つ、決定的な理由を挙げるとしたら、これでしょう。――美食家だから(笑)。きっと、レクター博士にとって、他人はただの動物性蛋白質で(幼児体験がそれを裏付けるわけだが)、こいつの胸腺が美味しそうだ、と思ったら、食べずにはいられないんだろうなぁ。
それにしても、レクター博士の生い立ちまで明らかにしながら、彼と対峙するヴァージャーは、ただの滑稽な骸骨にしか思えない。クラリスと対峙するクレンドラーも、「羊たちの沈黙」ではチルトン博士の心の孤独まで丁寧に描いたトマス・ハリスにしては、あまりに表面的な人物造形ではないだろうか。
細部の描写が非常に面白くて、そのときは夢中でページをめっくても、全体的な読後感に何となく物足りなさが残るのは、そういうところに原因があるのかもしれない。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.35
(4pt)

ミーシャとの美しい思い出は、レクター博士の羊たちの叫び

レクター博士は、「羊たちの沈黙」で、自分を原因と結果という因果関係の中で理解されるのを拒否した。しかし、著者は、本書で、レクター博士の幼児体験を明らかにする。これを、レクター博士が超然とした悪でなくなってしまうとして残念がる見解もあるようだが、むしろ、これは、レクター博士も決して例外ではあり得ない、という著者の主張だろう。
桐野夏生氏は、文庫版「レッド・ドラゴン」の解説の中で、それでも、レクター博士の食人の理由は明らかではない、という。もう一つ、決定的な理由を挙げるとしたら、これでしょう。――美食家だから(笑)。きっと、レクター博士にとって、他人はただの動物性蛋白質で(幼児体験がそれを裏付けるわけだが)、こいつの胸腺が美味しそうだ、と思ったら、食べずにはいられないんだろうなぁ。
それにしても、レクター博士の生い立ちまで明らかにしながら、彼と対峙するヴァージャーは、ただの滑稽な骸骨にしか思えない。クラリスと対峙するクレンドラーも、「羊たちの沈黙」ではチルトン博士の心の孤独まで丁寧に描いたトマス・ハリスにしては、あまりに表面的な人物造形ではないだろうか。
細部の描写が非常に面白くて、そのときは夢中でページをめっくても、全体的な読後感に何となく物足りなさが残るのは、そういうところに原因があるのかもしれない。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.34
(4pt)

レクター狩り

前作『羊.....』で逃亡に成功したレクター博士は、イタリアで優雅で静かな逃亡生活を送っていた。だが、正反対にFBIで苦境を強いられていたクラリスにちょっとしたプレゼントを送ったことから、メイソン・バージャーのレクター捜査網に引っ掛かってしまう。ここから、残忍で想像するのもおぞましいメイソンのレクター狩りがはじまる。このメイソンというお方、若いころ幼児レイプで逮捕されたが、大富豪であるがゆえに刑務所入りを免れ、レクター博士による心理療法の末、顔の皮をはがれ、片手以外は麻痺状態で、暗がりの中で人工呼吸装置につながれている身だった。そんな彼の一番の楽しみは「どうやってレクターにかつてないほどの苦痛と驚愕の死を与えるか」を想像しながら過ごすことだった。はたしてメイソンの思い描く復讐とは・・・何故?どうして?ウソ~!と身を乗り出して読んだ結末にしばし愕然とした。だが、時間と共に当然の成りゆきのように思えてくるのは何故……?? 圧巻は美食家レクター博士のもてなす厳かで優雅なディナー。うへっ。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.33
(4pt)

レクター狩り

前作『羊.....』で逃亡に成功したレクター博士は、イタリアで優雅で静かな逃亡生活を送っていた。だが、正反対にFBIで苦境を強いられていたクラリスにちょっとしたプレゼントを送ったことから、メイソン・バージャーのレクター捜査網に引っ掛かってしまう。ここから、残忍で想像するのもおぞましいメイソンのレクター狩りがはじまる。このメイソンというお方、若いころ幼児レイプで逮捕されたが、大富豪であるがゆえに刑務所入りを免れ、レクター博士による心理療法の末、顔の皮をはがれ、片手以外は麻痺状態で、暗がりの中で人工呼吸装置につながれている身だった。そんな彼の一番の楽しみは「どうやってレクターにかつてないほどの苦痛と驚愕の死を与えるか」を想像しながら過ごすことだった。はたしてメイソンの思い描く復讐とは・・・何故?どうして?ウソ~!と身を乗り出して読んだ結末にしばし愕然とした。だが、時間と共に当然の成りゆきのように思えてくるのは何故……?? 圧巻は美食家レクター博士のもてなす厳かで優雅なディナー。うへっ。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X
No.32
(5pt)

後れ馳せの感想

前作に比べシノプシスの低下は否めない。それでもタマネギのように幾層にもなった本を、トマス・ハリスは書いた。だから何度でも、暗黒のアポロンレクター博士と一緒にその上を滑走することができる。星は沈黙する。クラリスも沈黙する。一抹の寂しさを感じながらも、安堵する人はいるだろう。
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)より
4102167048
No.31
(5pt)

後れ馳せの感想

前作に比べシノプシスの低下は否めない。それでもタマネギのように幾層にもなった本を、トマス・ハリスは書いた。だから何度でも、暗黒のアポロンレクター博士と一緒にその上を滑走することができる。星は沈黙する。クラリスも沈黙する。一抹の寂しさを感じながらも、安堵する人はいるだろう。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
410216703X