(短編集)

11の物語

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評判

11の物語の評価:

4.19/5点 レビュー 16件。 B ランク

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平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(5pt)

毒のある短編

名前はよく目にしたが、こんなに面白い作家とは知らなかった。
初期から後期まで集めた短編集としては手ごろ。トリックよりも
独特の意地の悪さを秘めた作品が多い。「モビールに艦隊が入港
したとき」のヒロイン、「すっぽん」の少年、いずれを読んでも
どうにかならないのか、とフユカイな気分になってくる。これで
作者の術中に陥ってしまう。毒のある短編で我が身のいじけた気
分が治るような気もした。特にデビュー作「ヒロイン」はとても
1945年とは思えぬ緊迫に満ちた作品であり、同類のストーリー
は作者晩年の90年代前半に流行したのである。
小林信彦がハイスミスの作品をフグ料理に喩えているが、まさに
毒に注意しながらでも味わいたい名品揃いである。
11の物語 (ミステリアス・プレス文庫) Amazon書評・レビュー: 11の物語 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000275
No.4
(5pt)

毒のある短編

名前はよく目にしたが、こんなに面白い作家とは知らなかった。
初期から後期まで集めた短編集としては手ごろ。トリックよりも
独特の意地の悪さを秘めた作品が多い。「モビールに艦隊が入港
したとき」のヒロイン、「すっぽん」の少年、いずれを読んでも
どうにかならないのか、とフユカイな気分になってくる。これで
作者の術中に陥ってしまう。毒のある短編で我が身のいじけた気
分が治るような気もした。特にデビュー作「ヒロイン」はとても
1945年とは思えぬ緊迫に満ちた作品であり、同類のストーリー
は作者晩年の90年代前半に流行したのである。
小林信彦がハイスミスの作品をフグ料理に喩えているが、まさに
毒に注意しながらでも味わいたい名品揃いである。
11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759514
No.3
(5pt)

奇妙な味わい

・・・とは陳腐な感想ですけども。
ミステリの短編が読みたくて適当に手にとったのですが、期待とは違った満足感がありました。
あっと思わせるのではなくて、微妙にずれた感覚の結末が怖い。
深沢七郎みたい・・・かな?
S・キングの短編もすこし思い出させます。
11の物語 (ミステリアス・プレス文庫) Amazon書評・レビュー: 11の物語 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000275
No.2
(5pt)

奇妙な味わい

・・・とは陳腐な感想ですけども。
ミステリの短編が読みたくて適当に手にとったのですが、期待とは違った満足感がありました。
あっと思わせるのではなくて、微妙にずれた感覚の結末が怖い。
深沢七郎みたい・・・かな?
S・キングの短編もすこし思い出させます。
11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151759514
No.1
(5pt)

名作ぞろい

パトリシア・ハイスミスの小説は、翻訳されたものは長編・短編集を問わず、ほとんどすべて読んでいますが、中でもいちばん人に薦めたいと思うのがこの「11の物語」です。ここに収められている短編は、ミステリーの範疇に入る内容ではあるけれど、ミステリー好きだけに読ませておくのはもったいないクオリティーの高さを誇っています。かたつむりが出てくる2作品、「かたつむり観察者」と「クレイヴァリング教授の新発見」の不気味さは、一流の描写テクニックによるものですし、「すっぽん」では子どもの心理、「モビールに艦隊が入港したとき」では大人の女性の心理が見事にとらえられています。反対に、ハイスミスは文学寄りだから好みじゃないと決めつけているミステリー・ファンには、「ヒロイン」や「アフトン夫人の優雅な生活」を読んでほしいです。ミステリーを読み慣れた読者でも、この結末にはびっくりするでしょう。本書にはグレアム・グリーンによる序文がついていて、これがまた見事です。ハイスミスを紹介するとき必ずといっていいほど引用されるのも当然の名解説です。
11の物語 (ミステリアス・プレス文庫) Amazon書評・レビュー: 11の物語 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000275