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神様のカルテ2
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神様のカルテ2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 61~80 4/5ページ
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私の父は内科医ではなく産婦人科医でしたが、同じように地方の病院で年中無休の働きぶりでしたので、医師の家族の支えについては同感な思いもありながら読みました。家族旅行も、私が高校卒業までに日帰りで2度ほどしかしたことがありません。産婦人科は赤ちゃんの誕生と言う喜びが大きいのでしたでしょうが、内科は、この小説のように老いとか生死についてとても厳しい科だなあと思います。患者の老夫婦の話、患者同士のロマンス、医師の子育て、医者の不養生を地で行った医師などの多くのエピソードは、現役医師ならではの経験からでしょうし、それぞれに説得力があります。医者も人間だ、と当たり前の話を、医者ものドラマでは決してこれまで描かれてこなかった視点から書かれているのがよかったと思います。 | ||||
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スラスラと読めて、とても感動する作品でした! 1、2と読みましたが、人間の在り方を考えさせられる 一冊でした。ぜひ読んでみてはいかがですか? | ||||
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"良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である" "理想すら持たない若者はもっと嫌いだよ" 地域医療の最前線、24時間365日休まず医療を提供する本庄病院。 夏目漱石かぶれの医師・一止と、山岳写真家の妻・ハルさんの物語の第2弾。 東京の大病院から帰郷した友人医師が抱える難題、相変わらず減らない患者、倒れてしまう大先輩医師。 止まることもできず疲弊する医師の物語は、苦しさの中に「人を想う」力にあふれている。 "医師の話ではない。人間の話をしているのだ" 真正面から投げつけられる言葉の強さを感じる作品です。 | ||||
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前回に引き続き、僻地医療の医師が主人公の話。 医療系の小説は重めのものも多いですが ライトな展開と登場人物、それでいて いくつかの医療テーマをちりばめている 本書はなかなかの秀作だと感じます。 私は医師をしていますが、共感する部分も ままありました。 前作などのレビューをみても、共感できない という内容をかかれている方は多かったですが それでもこの小説で少しでも共感してよりよい医療に ついて考えてくれる方が増えてくれるような 気がします。 | ||||
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読み終わった後がさわやかでした。 医療の現場の過酷さも実際の医師ならではのリアル感が充分に感じます。 途中出てくる 乾先生の 「胃瘻をしてほったらかしの家族」自分のことのようで 身に染みました。 | ||||
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最近話題の作品は暴力シーンとか性描写とか殺人とか恋愛とか。正直言ってうんざり。 そんなものを全て排除して勝負できないのか…と思っていたところになんと地味に 迫ってくるんだろう…この作品は。じわじわじわじわきて、ゆっくり涙が溢れる。 こんな殺伐とした世の中でも希望が見えてくる。素敵な人ばかりで少々、「できすぎ」 ではあるけれども、作り物はこれくらいでいい。映画は櫻井翔君で、ちょっとイメージと 違うけど、原作は続編を出してほしい。 | ||||
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人は名誉や収入、外見ではなく、心が重要だし、心を大切に生きていきたいと思わせてくれる一冊です。 映画化もされるみたいだし、楽しみです☆ 1巻はさらに面白いので、ぜひいろんな人に読んでもらいたいです。 | ||||
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っていうより、この作品のために1作目があったんだと思います。 1作目の私の評価は高くなかったですけど、この小説は、このふたつが別々のものではなくて、初めから前編・後編だったのではないか、と感じます。 まだ若いはずなのに、ハルほど完璧な理想の妻が存在するだろうか、という疑問はあるけれども、1作目ではあまり意味を感じなかった主人公の上司二人、大狸先生と古狐先生が、2作目では人間的な奥行をもって描かれ、重要な役どころとなっています。 1作目では、単なるイメージタイトルとしか思えなかった『神様のカルテ』という言葉が、主題としてとても意識されていることを感じました。 『逝く人をとどめることはできない。これは神の領分である。だが細君の声に、私は振り向くことができる。これは人の領分である』 この1文に、私はこのタイトルの持つ意味が完結したと思いました。 1作目には期待しすぎたかも…と言いましたが、今作では、素直に感動出来る場面がいくつもありました。読んで良かったと思います。 | ||||
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神様のカルテの2巻目の話です。 一巻もかなり好きですが、今回の2巻はそれ以上にいい話です。 『医師ではない。人間の話をしているのだ。』 この文章が最後に出てきたときは、考えさせられました。 内容もとても面白いですし。 今回も男爵がかなり良いキャラになってるのでよかった。 | ||||
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“念願の神様のカルテの続編”です。 “イチ先生とハルさん”夫婦の穏やかで地に足を着けた生き方、2人の温かさが作品全体に漂って読んだ後にまたまた“いい人達に出会えた”という気分にさせてもらえました。夏川さんの信州の厳しく豊かな自然の描写もさらにアップし読み手を引きこんでくれます。 終末医療に“ただ命を長らえさせることではない”と心で対峙し、旅立つ患者さんの手を包みその温もりで心に寄り添いながらも治療方法に苦悩・奔走するイチ先生の姿に胸を打ちます。 今、書店に行くと少し可愛い目の装画で本棚にイチ推しのように並べられている“神様のカルテ”。“ケータイ小説っぽい?”と警戒されていらっしゃる方がいたら、大丈夫です。夫婦の愛情、地域医療問題、信州の山々、・・夏目漱石(笑)と様々な扉から入って頂ける素晴らしい物語なので、ぜひ、ご一読を。 | ||||
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1作目はまだキャラが浮いていて、読みづらかったのですが、2作目は打って変わって話の中に入っていけました。 1作目よりも病院の中でのシーンが多くて話にも深みが増しました。 前作ではあまり感動もできず、よくわからない話だなと思っていましたが、この作品はとてもよかった。 山に登りに行きたくなりましたよ。満点の星空見上げてみたくなりました。 やさしい人たち、そして現実にかかえる医療現場の問題、その中でこうしてみてくださる先生に感謝したいです。改めて、考えさせられました。 そして旧友の奥様に投げられた患者の親ごのさんの言葉、「主治医だったら、死ぬ気で患者をみろ」。わかるんだけど、突き刺さる一言でした。 こうならないようになろうと固く誓いましたよ。 みなさん述べられるているので、話の内容にはこれ以上触れませんが、号泣シーンには泣けました。お勧めです。 | ||||
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「神様のカルテ」も良かったですが、2の方が泣けました。 「神様のカルテ」は、すごい技術を持つ医師が出てくるでなく 本当に普通の人が、過酷な労働条件の中「人間である」ゆえに 泣き、笑いし、苦悩し、立ち上がるストーリー。 今回は、19歳で亡くなった義弟と同じ病気が出てきて、その時はまだ 出会ってはいなかったけど、義母や夫の悲しみが物語とシンクロし 外(マック店内)だったけど、ハンカチ握り締め声殺して号泣。 愛する・親しい人との死別は本当に辛く、悲しいけど それでも、人は生きていかなくてはならないんだなあと。 最後は、桜の花びらが心の中にそっと降り積もるような 暖かくなる物語でした。 あと、下戸の私でも飲みたくなる銘酒の数々(笑)。 そして、もし今後入院等する事があったら、医師や看護師に 感謝する気持ちを忘れないようしようと思いました!! | ||||
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前作に続いて、個性豊かな人々との交流が、愉快に物語られます。 今回は、再会した旧友の変貌の謎解きが伏線となって引っ張ります。 さらに、つらい死がしみじみと描かれます。 漱石の『草枕』を愛読する者らしく、信濃の自然描写は美しくみごとです。 普通の医事ものとは異なって、人情味と物語性が豊かです。 若干の苦言を呈せば、「初老」を誤用しています。 「はたち」が20歳限定の異称であるのと同様に、「初老」は40歳の異称です。 近頃の辞書では、老いの初めとする誤用を許容してはいますが。 また、将棋を「打つ」と表現していますが、 「打つ」のは囲碁で、将棋は「指す」ものです。 校正者、編集者の責もあると思います。 苦言を述べたところで、名言を引用します。 「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である。」(セオドア・ソレンセン) 「内科医には武器がない。外科医や婦人科医のように、いざとなったらメスが出てきて滞った現状を打破してくれることはない。あるのは、ただ病室を訪れる二本の足だけである。」 「医師の話ではない。人間の話をしているのだ!」 | ||||
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第一作に続き、ほのぼのとした温かさを感じながら、最後まで一気に読まされました。 本庄病院に勤務する、漱石ファンの栗原医師。冒頓とした語り口が、病院のイメージをやわらかいものにしてくれます。 みんないつかは直面する死、苦しい治療や生死の現場に、こんな医師がいてくれたらいいですね。 連日の激務や家族の苦労が書いてはありますが、それもどこか爽やかで、きっと現実の医師の苦難はもっと泥臭く根深い ものだと思います。現実は残酷に医師たちの心身を疲弊させる事でしょう。 でもきっと初心の志は同じ! 医師たちに、健康を支えてもらっている感謝の気持ちを伝えたくなりました。 「良心に恥じぬという事だけが、我々の確かな報酬である」 この言葉はどの職業にも通じるなあ、と思いました。 | ||||
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前作をブッ○オフで見かけ、何となく気になったので購入したところ大変面白く、続編も購入しました。 医療についての様々な問題を絡めた話の展開に考えさせられながら読み進めました。いい人間ドラマだと思います。 また、作中の信州の美しい自然の描写を思い描きながら読みました。ぜひともシリーズ化をお願いしたいよい作品です。 映画化もされるとのことですが、一止の古風な話し方は原作通りになるのかどうかに興味津々です。 | ||||
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終盤の方では、主人公の周りの人達の人の良さに泣けます。実際にこんな病院があればと思ってしまいます。 | ||||
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出てくる人たちが、みんな優しいっ!背景の自然が、見えてくるようで、映像化が楽しみになってきました。 文学青年のような主人公・栗原一止医師の面白い言い回しや、個性溢れる登場人物たちとのクスッと笑えるやりとり、好きです…。今回は泣ける話で、後半はべぇべぇ泣きました!シリーズ化を期待してます。 | ||||
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ベストセラーとなった前作もいい小説だったので、2作目はどうかと思いましたが、いらぬ杞憂でした。 それどころか、この作品のためにデビュー作である1作目を書いたのでは?と思えるほどの、充実した内容にページをめくる手が止まりませんでした。 厳しい医療の現場と、人間らしく行きたい医者の気持ち、人の生と死とは何か・・・。これほどまで読みやすく、心を打たれる小説は他にないと思います。 通常、辛い医療の現場、人の死を書こうと思ったら(読む側も)、とても暗い気持ちになりますが、一止とハルさんの会話を読むだけでとても心温まります。 とても辛い時、大切な人を亡くした時、自分の大切な物を見失った時、どんな時でもこの小説を読むと、周りの人が全て大切な人に思えてきます。 ただ、電車の中で読むのは注意して下さい。何度も泣きそうになるので集中できませんから・・・。 | ||||
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今作では、主人公栗原一止の医学部時代の親友であり 「医学部の良心」と呼ばれた新藤辰也が東京の病院から 本庄病院に赴任してきた。 一止の期待とは裏腹に、新藤の医師としての行動は かつての姿からは想像も出来ない姿であり、一止は戸惑う・・・。 読み進めていく中、考えさせられました・・・。 家族と患者、どちらかしか選ぶことができなかったら あなたはどちらを選びますか?・・・。 今まで読んだ本の中でも、この作品は至高の一冊です。 多くの人におすすめしたい、素晴らしい物語です。 ぜひ一度手にとって読んで欲しい。 | ||||
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私自身が、35年強医療の最前線で、ナースとして過ごして来ましたので、2巻とも涙なくしては読めませんでした。自身の体験が被ってしまったのでしょうね。 著者の夏川草介さんも信州大学医学部出身のドクターということで、患者様の真の気持ちがリアルに描かれています。映画もクランプアップしており、嵐の桜井翔さんが主人公の栗原一止ドクターをどの様に演じるのか楽しみです。 難しい語句や四字熟語、名言がいたるところで、一止ドクターの会話に出てきて学びにもなりました。 又、多くの人に、地域の基幹病院の実態を知っていただきたいと思いますが、難しく考えなくても自然に感じ取れる作品だと思います。 登場人物のそれぞれの人間性が、素敵ですね。一気に読み終えました。 2010.11.23 カリイク | ||||
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