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彼女は死んでも治らない
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彼女は死んでも治らないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 美少女のカバー絵とは裏腹に,宙吊り首なし死体の扉絵での始まりに軽く驚かされ, 物語の方もさもそれが当たり前のように進み,犯人捜しに動き出す流れに戸惑う序盤. ただ,それよりも主人公の語りとテンション,メタ的なノリに好き嫌いが分かれそうで, 少なくとも,「キャッキャウフフ」のコージーミステリとは全く違うので注意が必要です. また,何度殺されてもとある条件で生き返ったり,犯人を喰らう正体不明の存在など, オカルト色が強いのですが,よくわからないまま勢い任せで押し通す様子に置かれ気味. 一方でその正体や背景などは,おおよそですが早々に見えてしまう話運びが物足りません. 当然,このあたりは後半で明らかにされますが,それとて今さらといったものであり, 途中から出てきた寺生まれの弓道少女に,それっぽい道具やまじないを唱えさせてなど, 一応,主人公の罪と罰,再生もありますが,何もかもが取って付けたように感じられます. 最後も,これからも泣いて笑って毎日をと,ハッピエンド風の幕引きとなっていますが, 彼女の償いが果たされたとは思えず,与えた影響の回復も中途半端にしか語られないなど, 謝るべき相手はもっとほかに居るはずで,脳天気なエピローグには強い違和感を覚えました. なお,四月から七月まで,各話のタイトルに月名が冠されて(四月は~など)いましたが, オマージュなのか,『私立霧舎学園ミステリ白書シリーズ』を思い出された方も居るのでは? | ||||
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