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カザアナ
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カザアナの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「安心・安全」を理由に、ドローンやアップルウォッチで国民を監視し、評価ポイントを付け、格差が広がった20年後の日本が舞台。アイルランドの血が混じる主人公一家は、そのクウキに息苦しさを感じます。そこで、平安時代の天気読み・虫使い・石読みと共に風穴を開けていく、という小説です。 インバウンド誘致を理由に「日本らしい」庭園・立ち振る舞いを強要し、(評価ポイント稼ぎの)風紀委員を置いて非国民を取り締まる政府。低賃金外国人労働者用の劣悪な地下ゲットー。それに「武士の力」の横暴さを示す平清盛の平安時代末期の歴史が重なります。 AIが暴走するのは、そのとおり。AIが暴走した際の被害緩和のアーキテクチャの必要性に気付いておらず、「AIにトレードオフを解決させる」と東大教授が言う日本がナイーブなことに気付きました。 ただし、「自然」では、全体主義監視に対抗できないのは、ナチスが緑化を大衆支持獲得に使った歴史でも明らか。日本の息苦しさは、相互監視のムラでは解決できないのでは?と思います。小説全体としても、妙なアップテンポで、深みに欠ける感じが今一つかと...。 | ||||
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