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ケイトが恐れるすべて



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【この小説が収録されている参考書籍】
ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)

ケイトが恐れるすべての評価: 3.27/5点 レビュー 15件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(2pt)

気持ちが悪くなりました。

この作者の作品は初めて読みました。書店で創元社の『読まずに死ねるかフェア』(だったかな…)というのがあって、そこに並んでいた文庫の中から一番気になったので購入。ただのミステリーだと思い購入しましたが、実際はヤバいサイコパスの出てくる作品で、気持ちの悪い描写に途中で気分が悪くなりました。
女性が浮気したら殺す、みたいな発想がミソジニーなのかな?この作家さんは??と思ったり。男性自体がそういう考え方の生き物なのかもしれないですけれど。多分この作者の本はもう読まないと思います。
色々な登場人物の視点からの描写はとても上手なので、そういう意味では読者を満足させる本だと思います。
ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)より
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No.14:
(5pt)

さすがピータースワンソン

ピーター•スワンソン作品好きなので全部読んでます。本作品は珍しく最後がほっこりしました。
しかしやはり、スワンソン。サイコパスを扱うのが上手いですね。物語の流し方も上手く読者を退屈させません!あっという間に読み切ってました。
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No.13:
(4pt)

途中から引き込まれる

1/3くらいまではちょっとダルかった。特に主人公ケイトの場面。
率直に言って彼女のこのちょっとめんどくさいキャラのことは、ここでの事件自体とは関係ないので必要なのかと思うくらいだが、彼女の “克服と成長” もテーマのひとつなのだろう。
そうは言ってもこの不安障害なるものは、罹患していなくても(と自分では思っている)一部共感できるところもあったのだが。

主人公を「彼」にして、シンプルに彼の葛藤と戦いをメインにしてもよかったのでは?とも思う。
それだけ彼の章あたりからはおもしろくなり、ぐいぐい引き込まれ読み止まらなくなった。
序盤は悪い人はいないように思えたが、ところが…。
驚きのどんでん返しとかはないが、行く先が気になり、スリラー+サスペンスとしてはけっこうおもしろかった。
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No.12:
(5pt)

面白!

面白かった!
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No.11:
(2pt)

冗長?

2/3の長さでもよいと思います。自分の加齢による読み続ける根気の減退という事実はありますが、
イライラしながら読了したのは私だけでしょうか。
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No.10:
(3pt)

犯罪者の心理

犯罪者の心理が参考になりました。
妖怪のような感じがして、
実際の犯罪者はどうなのだろうかと、
思ったりもしましたが、
短絡的で、どこまでも自己中心的な描写に、
独特な気味の悪さを感じることができて、
不可解な気味の悪いことに対する
人間心理は万国共通なのだと感じました。
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No.9:
(1pt)

単純な筋

誰が犯人か分からない人がいたら、顔が見たいくらい。女主人公はイギリス人、イギリスの小説もいくつか出てくるし、英国ミステリー的な楽しみがあるかと思ったら…
ミートボールサブってなに?食べるんだから、ミートボールの入ったサブマリンサンドウィッチッチだとは、分かるけど、サブマリンサンドウィッチが分からない人もいるでしょう。最近は、翻訳小説にそういう親切さが欠如してる。ネットで調べれば、分かりますよそりゃ。そういうもんなんですかね?最近の小説の読み方は?
この本買うお金で、桜餅でも買えばよかったと思うわ!
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No.8:
(4pt)

【ネタバレ無】帯に騙されるな。どんでん返し系のミステリでは無い

本の帯には「真相が明かされた時、驚愕で震える」と書かれており、
一見すると”どんでん返し系ミステリ”を装っていますが、
この小説はサスペンスがメインであり、どんでん返しミステリとは趣向が違います。

読者が楽しむべき要素のいくつかをあげてみます。
・犯人の本当の目的とはなにか?
・殺人事件に遭遇したことによって、主人公であるケイトがどんどん変わっていく
・人物視点が途中で切り替わって話が進んで行くので、
ある人の視点では分からなかったことが、別の人の視点に変わることで事件の別の面が見えて面白い

サスペンス要素が強くミステリ色が薄いので、
アリバイ探しとか時系列とか密室とか犯人あてとか、ミステリ小説におなじみのもので読者に考えさせる要素はありません。

あと注意点としては、前半は少しダルいです。
若者同士の他愛無いやり取り、繰り返される心情描写、ストーリー核心には関係ない人々の日常が多めに書かれているせいです。
それから卑猥な描写がいくつか入ってくるので、苦手な人は注意。
ただ後半に入ってからはページをめくる手が止まらなくなるほど、物語が勢いづいてくる。
(少なくとも自分はそうでした)

全体としては一回通読して満足してしまえば、
再読する日はもう来ないであろう、一回こっきりの暇つぶし娯楽小説であることは確かです。
というわけで★の数は、★3でもいいかなって気がする★4。
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No.7:
(4pt)

推理小説としてはライトユーザー向けかもしれないが、描写が丁寧な印象。

この作品は賛否両論な印象がありますが、純粋な読み物として私は好きです。登場人物の一人一人がかなり丁寧に描かれていると思います。推理小説としては確かに弱いかもしれませんが、前作「ミランダ」よりも読みやすく、引き込まれました。後半特に警察が絡む部分については少しあっさりした印象を受けましたが、全体としては非常に満足というか、読後感の良い作品でした。
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No.6:
(4pt)

やはり!

主観の切り替わりや、話のテンポなどは【そしてミランダを〜】が面白かった方達にはおすすめではないでしょうか?終始楽しく読んでいます^ ^
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No.5:
(4pt)

ヒッチコック的な皮膚感覚で感じる恐怖

この作家を一躍有名にした『そしてミランダを殺す』を読んでいない。昨年の『このミス』2位となったことで気にしているのだが、ぼくの側の環境が変化した。現在の新刊を追うことで手いっぱいの多忙な日々となり、いろいろと遅れを取っている。

 しかしこの作家の凄みは、本作でも十分に味わえる。とても完成度の高い、幻惑に満ちたスリラーである。主人公がケイトというヒロインであるのは間違いないが、実はケイト以外の視点にストーリーはダイナミックに移動する。ロンドン在住のケイトが、会ったことのないロンドン在住の又従兄弟コービンと、半年間住居を交換し合うという経緯からすべては始まる。最初からタクシーでトンネルに入り込んだケイトが暗闇に対しパニック障害を起こすというイントロも、どこかヒッチコック映画を思い起こさせる伏線のように思える。

 そして新居に着いた途端、隣室でその住人女性の遺体が発見される。完全な巻き込まれ方殺人事件と単純に思われるが、ストーリーテリングは空間と時間の歪みを自在に辿りつつ、視点と時制を変えて、物事が見た通りでは決してないということを読者に知らしめる。

 真犯人しか知り得ない真実への経路は、時空の視点を変化させつつ、語られる作者の作品展開であり、実は何よりもそれこそが本書の優れた離れ業とも言える。凡百のホラーやサイコに陥ることを嫌い、ある異常な真犯人による凝りに凝った執着と異様なる性癖を、語り口によるスリリングな解き明かしによって描いてゆくのだが、これがむしろストレートなホラーよりもずっと怖い。背筋に何かが這い回りそうな、脂汗ものの嫌な種類の恐怖を感じさせるのだ。

 視覚や聴覚、嗅覚や触覚にまで訴えてくる感覚的な怖さ、なのである。それでいて構成の妙で読者はぐいぐいと引き込まれてしまう。主要登場人物は多くはないのだが、それぞれに個性的であり、謎に満ちた疑わしい人物たちが、ケイトも読者をも幻惑させるかのように入れ代わり立ち代わり出現する。誰が誰であるのか? そんな足元さえぐらつきかねない懐疑は、やはり皮膚感覚的に怖い。

 虚実入り乱れるとは、本書のような作品展開を言うのだろう。驚愕のスリラーであることを請け合いたい。個人的には『そしてミランダを殺す』も射程に収めておくことにしよう。
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No.4:
(3pt)

込みいったミステリー

流石にごちゃごちゃと展開が面白い。ただ、個人的にエンディングが不満足で、星3にしましたが、
まあ、これでいいじゃないという方も結構いらっしゃると思います。何故かというと書評家の方々
がかなり取り上げげておられるからです。
プロ好みの作品なんでしょう。
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No.3:
(3pt)

クラシック?

他の方も仰っていましたが、進行は想定内で驚きはありませんでした。早いうちに犯人の目星がついてしまいます。

同作家の「そしてミランダを殺す」では残酷な満足感(性悪な登場人物達に残虐な罰が下る)がありましたが、この本ではそうしたことはありません。

この本には、基本、平凡で善良な人しか出てきません。作者はもともとロマンチックコメディとして構想を温めていたそうで、その雰囲気が感じられます。

ヒロインが古い白黒映画を観る場面が出てきますが、この本もクラシックな感じです。

ミステリとしては弱いので星3つにしました。
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No.2:
(2pt)

デヴィッド・フィンチャーならば蘇生させられるかもしれない

昨年の「そしてミランダを殺す」は荒削りながらもシャープな展開とアイディアで世評が高かった。期待して「ケイトが恐れるすべて "Her Every Fear"」(ピーター・スワンソン 創元推理文庫)を読了しました。
 ロンドン在住のケイトが又従兄のコービンと住居を交換し、ボストンで暮らしはじめます。到着翌日にアパートの隣室に住む女性オードリーが殺害され、ケイトとコービン、殺されたオードリーに関係する登場人物たちの「秘密」が少しずつ語られていきます。誰が、なぜ、どうやって。
 美点は、住居の交換によって場所と時系列をダイナミックに展開しようとするアイディアと前作よりも端正な筆致は最後まで読み通させるだけの力がありました。特にボストン、ビーコンヒルの佇まい、ケイトが住むことになる宮殿(パラッツォ)のようなアパートメントがそのサスペンスの一役を担っています。作者は、多くの本、映画を引用しながら楽屋落ちの「楽しさ」を満喫させてくれます。

 但し、スリラーとしてのその着想以外は、目新しさはなく、カットバックももたつき、それなりの登場人物たちがそれなりの役割を全うして、物語は最後まで「何も起きない」まま終焉を迎えます。平板な展開でも、ミステリーにおいては「ツイスト一発」で死に体から蘇生する例を多く読んできましたが、それもなかったと言っておきます。
 このシノプシスを蘇生させられるとすれば、デヴィッド・フィンチャーか、ヒッチコックか、デ・パルマのテクニカルな映像魔術が必要なのかもしれませんね。
 私が読み逃していない限り、平凡なサイコ・サスペンスだと思います。
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No.1:
(3pt)

うーん・・・

真相が明かされた瞬間、驚愕で震える!

このミス海外編2位とのことで期待しながら読み始めましたが
1章はとにかく面白かった。
アパートを交換した過去にトラウマのあるケイトが体験していく恐怖は
とても面白く、2章の解明編が凄いと情報があったので
1章の面白さに期待していたのだけれど、正直、え?これが驚愕?と・・・。
ミステリー好きで何冊も読んでいる人なら途中でわかってしまうような真相で
前作の、そしてミランダでも感じた最後の尻切れ感というか、これで終わり?というガッカリ感は
今作でもそのままでした。最後の最後まで驚愕で震えるのを待ち続けてましたが
震えることなく終わってしました、残念。
とは言え、第1章はとても面白かったです。
ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)より
4488173063

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