死の拙文
評判
死の拙文の評価:
4.50/5点 レビュー 2件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1〜2 1/1ページ
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死の拙文の評価:
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マイクとトッドの息子二人が旅行中で娘のケイトと女同士で仲良く過ごせると思っていたジェーンは勝手気ままな娘の態度に当てが外れてがっかりしていた所へ、実の母親がひょっこり遊びにやって来る。久々に母娘二人で自分史を執筆する講座に参加してみると、今度はそこでまたもや殺人事件に巻き込まれる羽目になるのだった。
本書の推理は被害者が誰からも怨みを買う悪名高い人でなしの女ですので、注意深く読んでいれば勘の鋭い方なら犯人の見当がつくかも知れませんね。しかも終盤に落語の三題話の様な3つのヒントが出て来ますので、連想クイズの様な要領でその意味を考えてみると頭の体操になって良いでしょうね。でもそうは言っても誰もが簡単に正解を導き出せる訳ではなく、主婦探偵ジェーンの直感がビビッと働いて真相に到達する推理力は半端でないお見事さでやはり人並みはずれた才能の.持ち主だなあと感服させられましたね。今回の犯人は稀なタイプで、これ以上は書けませんが、とにかくこの犯罪と動機の全貌には読み手の心の琴線に触れる部分があるでしょうね。そしてヒロインのジェーンは今回の講座を通じて一生のライフワークと呼ぶべき作家魂に火が点いて「プリシラ」という想像上の女性出会って書く生きがいを見つけますし、長年の間複雑な思いを抱いて来た実母セルマとの間に相互理解が得られて心の平安につながるという人生でも中々ない2つの貴重な経験が出来て更に成長するのですね。ジェーンと恋人ヴァンダイン刑事との仲もゆっくりではありますが着実に進展して行っている様で先行きがとても楽しみな本作は、良く出来た推理以外にも読み所が一杯ある最高のコージー・ミステリー・シリーズだと思いますね。