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泥の銃弾



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【この小説が収録されている参考書籍】
泥の銃弾(上) (新潮文庫)
泥の銃弾(下) (新潮文庫)

泥の銃弾の評価: 3.44/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

自由と真実の選択への違和感

この国では想像の付かないすぐにそこにある死と,一瞬で歯肉が飛び散る生々しさ,
一方でまさかの大失態から遡る二年前,さらには紛争地で起きていた事件の真相など,
スリル,サスペンス,バイオレンス,それらエンタメとして凝縮した前半は実に面白く,
ついに出会った二人により歯車が噛み合い,物語が加速していく様子に高揚感を覚えます.

ただ,それぞれがたどり着く終着地,決着にはどうしても腑に落ちないものがあり,
互いの信頼や愛情,守り合うことがさも美しく,尊いことのように描かれていますが,
これが囚われ続けてきた彼らが選んだ真実なのかと,自分には理解が及びませんでした.
そのため,ここまでにあった彼らへの思いもしぼみ,そこからはあまり入ってはいけず….

このほか,記者の男の心残りだった妻の死が,あまり重要な意味を持たなかったこと,
また,撃ち合うも揺るがなかった二人の男の関係が,『濃すぎて』違和感が残りました.
泥の銃弾(下) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:泥の銃弾(下) (新潮文庫)より
4101012423

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