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余命10年



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【この小説が収録されている参考書籍】
余命10年
余命10年 soft cover edition
余命10年 (文芸社文庫NEO)

余命10年の評価: 4.51/5点 レビュー 382件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.51pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(1pt)

小説としては・・・

軒並み高評価の作品に横槍を入れるようで申し訳ないのですが・・・

私はこの本を読んでいる間、作者が亡くなっているという事実を知らぬまま
(表紙の折り返しに書いてありましたが見ていませんでした)
ただの小説として読み進めていました。
正直に言って、小説としては最低評価にならざるを得ません。

確かに主人公の病気への苦悩や葛藤等、とてもリアルだとは思いました。
こういった死ネタ作品によくある「死を前にしてもひたすら前向きに、優しく、強く生きる」
主人公ではなかった。
葛藤し、嫉妬し、諦め、苛立ち、そして悲しむ・・・
ともすれば卑屈だと感じさせられるような場面さえあった。
それが本来の大多数の人のあり方だろうなと納得させられる主人公でした。
作者が亡くなられている事実を知って、作者の心情がふんだんに投影されて
いるのだろうな・・・ということも理解できました。

生きるということ、突きつけられた事実に対しての苦悩や、
人はどう生きるのが正解なのか?(正直正解なんてないと思いますが・・・)
死へ向かう一分一秒を、どう過ごしたいのか?
苦しみや辛さを抱えながら、それでも人は優しくあれるのか?
読者にたくさんのことを投げかけてくれる作品だとは思います。

が、ただ、小説として評価するなら・・・
最後まで「面白かった」と思えないまま読了し、本を閉じました。
亡くなられた方に塩をまくような発言になって本当に申し訳ないとは思いますが、
エッセイや自伝であるなら、評価はもっと高かったと思います。
作者も、主人公と同じように、生きた証を残したかったのかもしれません。が・・・
であるなら、優秀な小学生の作文程度の小説を残すよりも
もっとリアルな心情を、素直に書き綴ってもらいたかったなと思い
あえて辛口評価にさせていただきました。

※不快になられる方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
余命10年 (文芸社文庫NEO)Amazon書評・レビュー:余命10年 (文芸社文庫NEO)より
4286184927

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