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囚われの殺人鬼: スマホを落としただけなのに2
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囚われの殺人鬼: スマホを落としただけなのに2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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私は前作「スマホを落としただけなのに」を既読。前作からどう続編を繋げるのか興味があった。冒頭、PC内の少女の全裸画像という記述でまずは繋がった。だが、サイバー犯罪対策課の優秀なハッカー桐野を主人公としたサイバー空間上の闘いを描いた作品という前作から作風を一新したもの。 一方で、桐野が調査を依頼されたサイコ・キラーの浦井(クラッカー、逮捕済み)が居て、他方で、桐野の恋人の美乃里をストーキングする謎の男が居る。更に、ダークWebの帝王「M」が居て、ホワイト・ハッカーの「JK16」が居る。私は在職時代、計算機ソフト開発を行なっており、暗号プログラムを作成した経験もあるので、セキュリティを中心としたこの世界には詳しいが、上述した様々な用語やランサムウェア、デジタル・フォレンジック、マルウェア等と言われても、一般の方には敷居が高いのではないか。さて、ハッカーとクラッカーの根は一緒なので、桐野は浦井にシンパシーを感じ、浦井は連続殺人の最後の犯人は「M」だと主張する。謎の男の手は仮想通貨流出事件を起こした企業にも及ぶが、大胆(非現実的)にも警察は浦井に「M」の捜査を依頼する。う~ん、「M」の正体も謎の男の正体も浦井の真の姿も一応捻ってはあるが、感心する程のものではない。 小説として練れていない上に、計算機セキュリティに詳しくない方には読み難い作品。当然、スリルもサスペンスも感じない。サイバー・セキュリティの重要さに警鐘を鳴らしている点で価値がある作品と言えようか。 | ||||
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一冊目に続いて読んだばかりですが、もう次作も発売になったようです。 一冊目は新鮮だったが、二冊目は展開が読めてしまう印象。 Jも人物像が十分伝わってこないし、その運命も安直な印象。 一作目の続きではあるのでまあ良いが、 “落とし” てはいないので、落とした事によってどんな新しい展開を見せてくれるのかと期待するとはぐらかされる。 ここで情報が盗まれるなという展開も読めてしまうし、恋人の危機の場面も一作目によく似ている。 殺人の動機も弱い。 展開が似ているので犯人の予想もついてしまう。 次作に繋がるエンディングからは作者がずっとこの路線でシリーズ化しようとしているのではないかという印象を持ってしまう。 その点では映画『ジュラシック・パーク』の作り方にも似ているか。あちらはクライトンは一作目で終わりのつもりであったところ要望が強くて二作目を書いたそうだが、この本も出版社の強い要請が動機となっているのかも。 映画はビジュアルにインパクトがあったのでエンターテインメントそして楽しめるのでいいが、こちらはもう飽きてしまった。 サイバー犯罪の手法を素材として素人について行けるように料理している点は評価できるが、警察の現場などにどのくらい取材したのだろうか。巻末に参考資料が挙げられているが、机上で作っていくのでは限界があっていずれ飽きられてしまうのではないだろうか。 どなたかのレビューにもあったが多分映画では直接描けないであろう部分は表現に工夫があっても良いのではないか。あるいは作者はそれを “釣り” に使っているのかもしれないが。 | ||||
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ネタバレにならないようにしますが、 ちょっと説明が長い気がします。 途中で飽きてしまいそう…。 映画化されるとの事で 先に読んでからと思いましたが、 映画見に行く方が面白いかも…。 〜注意ネタバレ〜 原作では桐野良一ですが、 映画では加賀谷学という名前になっています。 | ||||
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ミステリー小説としては平凡ですが、サイバーミステリーだからと自分に言い聞かせながら読む分には楽しめます。 はじめの方を読んで、起こりそうな事件、怪しい人、終わり方等が予測できました。で、ほぼ予測通りだったのでミステリーとしては力不足かなと思いました。 主人公のことをFBIも一目置くみたいな事が書いてあったと思うのですが納得できなかったし、公安の件も中途半端、危険だと言われてるのにうっかりしてるし、なんかなーという感じです。続編絶対あるよね。 映画にするのを前提に作るミステリーにはならないでほしいです。 | ||||
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買ったら、中1の娘が持って行ってしまいました。 前作を気に入っていた為だと思います。が、続きがあり、友達に貸してしまいました。 すぐに戻ってきましたが、次の友達のところに来ました。 どうやら、中1の娘たちの間では、大人気のようです。 追記。私も読みました。 「ハメ撮りが好きか?」等という文化は、中1の娘に適切でない気がしました。-1 ハンドルネームがSだった場合、Sのイニシャルの人を連想させる作戦は、陳腐な気がします。-1 文章スタイルは前作の踏襲です。A、B、Cの3種類の視点に話が分けられています。 | ||||
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先週末の土日で読みました。 つまらなかったとは言いません。 が、正直、この作家さんの本はもういいかなぁと思いました。 ストリーがご都合主義なのと展開に無理があるので、途中から覚めてしまいました。 でも、繰り返しになりますが、つまらなくはなかったので暇つぶしに読むならいいとは思いますよ。 | ||||
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う~ん、こういう話は一つが良作で完結していることに良さを感じるのですが、こうやってシリーズ化してしまうことで、話の中身というより本そのものに抵抗を感じで、こころから楽しんでこころゆくまで読めない自分がいます。 シリーズ化は自分みたいに1つの枠にとらわれてみるのを嫌うユーザーと、次回以降もシリーズが出たら買おうっていうユーザーとを一刀両断、「みたい人だけが以降も読んでくれればよい」って突き放された感じがして嫌ですね。 内容的にも前作ほどの衝撃なかったですし。(これもシリーズをうたっているせいで、前作とを比較してしまうためかも) | ||||
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『スマホを落としただけなのに』の続編が発売されると聞いて楽しみにしてました。 続編なので基本的には前作に絡んで展開されるが、想像するに〈主人公は前作に引き続き〜〉なパターンは確率が低いので〈世界観は引継ぎ、前作を匂わせつつ〜〉という続編になるんだろうな……で、本書のタイトルに前作のタイトルが記載され、その後ろに囚われの殺人鬼という文言が! 『これで前作と関連付くのは犯人だった男か!やはり後者的な感じだな。』でした。 で、読んで行くと前作で事件を犯し収監されていた犯人の男がある事件を切っ掛けに本作の主人公であるサイバー刑事の桐野と一時的にバディとなり事件の謎を追う〜感じのストーリーであるのはスグにわかりました。(未読の方の為に深くは突っ込みませんよ) 前作はそれこそタイトルどおりに〈スマホを落としただけなのに〉、ソレが切っ掛けでネットを使った個人情報の漏洩、ネットを使ったストーカー紛いの犯人の行動、スマホやPCを持つ個人のセキュリティ問題に絡んでの連続猟奇殺人事件と身近な部分にある危険が題材だったような感じですが、本作は登場人物が前作で陰惨な事件を起こした犯人である部分と前作と同一の世界観・前作の後日譚であるが故に〈スマホを落としただけなのに〉というタイトルが付いていますが、仮想通貨やダークウェブといったもっとグローバルな問題と前作に関連した別の殺人事件が描かれているのでスマホは落としておらず、大事件が描かれている割にショッキングな描写は無く前作がいわゆるTVドラマの刑事モノでのお決まりの逮捕劇に近いとすれば、本作は物語の大半がデスクワークで淡々と進み、最後だけ実動があるような地味な印象です。 実際のサイバー犯罪の解決は本作のように淡々としていて粛々と行われる感じなのかも知れませんね。 とは言え、前作よりも文章の書き方が上手くなっていて読み始めたら一気読みさせるぐらい読み応えはあります。 ただ、残念な部分もあります。 『あ〜こいつは最重要ではないにしろ悪い意味で事件に関わっていて最終的には捕まるだろうな』という人物が丸わかりで物語序盤で察しが付いてしまう点。 物語中盤まで割と数多く、そして重要なキーっぽい役割で出ている人物が物凄く呆気無く殺されて噛ませ犬的なキャラクターだった点。 ラストシーン近くでヒロインが貞操的にも生命的にも危機に陥るが、展開が性急過ぎてヒロインの危機がまるで重要に感じない点。 かなり重要な感じに書かれている主人公が犯す罪が最後に濁されたまま終わる点。 細かくはまだまだあるが、中途半端さが目立つ感じもします。 なので、余程の事が無いと満点評価はしませんので星4つ評価のところ、不満を感じた点を考慮して星一つ減点させてもらいました。 | ||||
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