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この女
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この女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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釜ヶ崎のドヤ街に暮らす僕に、奇妙な依頼が舞いこんだ。金持ちの奥さんの話を小説に書けば、三百万円もらえるというのだ。ところが彼女は勝手気侭で、身の上話もデタラメばかり…。彼女はなぜ、過去を語らないのか。そもそもなぜ、こんな仕事を頼んでくるのか。渦巻く謎に揉まれながら、僕は少しずつ彼女の真実を知ってゆく。 | ||||
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かなり楽しんで読みました。 金持ちに依頼され、その妻をヒロインにした小説を書く事から始まった、色々な人との邂逅。 登場人物全員、「つかみどころがなく」「一筋縄ではいかない」感じ。 正直、何で震災絡めたのかそこの所は判然としませんでしたが、読んでる最中楽しんでいた事は間違いありません。 | ||||
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物語の舞台は、大阪の釜ヶ崎と神戸 当然、登場人物の会話は関西弁(大阪弁)になる しかし、これが酷すぎ 関西弁の使い方が間違いだらけ 関東の人が、テレビで見た関西芸人の関西弁をエエ加減に覚えて使ってるような感じでイライラした それでもストーリー展開の面白さに途中まで読めたが、後半は疲れてしまった この小説が本になるまでには、編集者とか何人もの人が目を通したと思うが、その中に関西人はいなかったのだろう いれば必ず『使い方がおかしい、間違ってる』と指摘されたと思う 東京出身の作家のようだが、自分が書く関西弁のセリフに何の不安も無かったのだろうか? プロの、それも直木賞作家が世に出す作品としてはお粗末すぎる | ||||
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久しぶりの森絵都さんの本を読んだけど、 あまりにもこれまでのイメージと違う、ギラギラと生命力を感じさせるような作品なのに驚きました。 児童文学の作家だと思って読むと大変なことになります(笑) 「この女」というタイトルといい、前半の流れといい、結子が主人公なんだろうなと思ってたら、次第に礼司の物語になっていく。 だからあのプロローグが必要だったのか・・・と作品の組み立てのうまさも感じます。 このあと、阪神淡路大震災が起きることを読者は知っている。 だから一層、2人のオムライスのシーンは切なくて仕方がない。 この小説の続きには二人の幸せがある。震災になんてきっと巻き込まれてはいないはず。 そう信じたい気持でいっぱいです。 | ||||
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震災に消えたいくつかの生きざまを、小説内小説の構えを組んで書き上げている。 奇妙といえば奇妙な話だが、底辺すれすれをさまよう若者とおっちゃんたちが生き生きと描かれていた。 だけどどこか焦点が揺れ動いている感じ。例えば新興宗教にはまった気のいい大学生など、宙ぶらりんのままな気がする。 政治家たちの暗躍も煮え切らない感じ。 私は森絵都さんの作品が好きだからまずまず楽しめたけど、ひょっとして森さんって悪人を描けない人なのかもしれない。 大きな困難にも立ち向かう意志を最後は描いている気がするけれど、…ちょっと唐突かも。ストーリーが震災に必然として結びついていかない。 | ||||
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