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(短編集)
風に舞いあがるビニールシート
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風に舞いあがるビニールシートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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表題作がとにかくうざい。自分は世界の悲惨な現実をわかってる。周囲の日本人がそれを理解しない。自慰的な文章にげんなり。世界が難民に溢れてるなんて馬鹿でも知ってるわ。周囲を貶めて、それを憂うナルシズムに吐き気がする。みんなそれなりに憂いているんだよ。平たく言えば意識高い系の典型なんだけど、まあ、その程度の話。 | ||||
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★3.4/2022年12冊目/1月12冊目/『風に舞いあがるビニールシート』(文春文庫/文藝春秋)/森 絵都/P.342/2009年/543円+税 #読了 #読了2022 直木賞受賞作品。軽いものから重いものまで全6編からなる短編集。個人的には『ジェネレーションX』みたいな軽いノリのものを期待していたので、ストーリー展開や終わり方も青春風のオチで好きだった。タイトルにもなっている『風に舞いあがる…』みたいなシリアスなものも良かった。里佳の「どこに希望が?」の後のセリフにゾクッとし感動を覚えました。森絵都さんは、作品によって振り幅が大きくて「作風」が掴めないものの、どの作品も様々な種類の感動を与えてくれる。いい意味で毎回期待を裏切ってくれるところが好きです。 | ||||
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皆人間臭くて、大切にしているものがあって全力になれて羨ましい。 | ||||
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個人の感想なので、気にしないでください。 最近、直木賞作品を何点か読ませて頂きましたがどれも親切な文章に感じました。 なので、あまり感動は有りませんでした。 直木賞や芥川賞ってどんな意味があるのかな? | ||||
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直木賞作品なので読みましたが 途中でやめてしまいました。 | ||||
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第135回の直木賞を受賞した森絵都氏の短編集。 直木賞受賞作としてはどうにか及第点といったレベルです。この作者は前作の「永遠の出口」で受賞すべきでした。高評価のレビューを書いていられる方もいらっしゃいますが、本作が直木賞受賞作でなかったら、高い評価をされたか疑問です。「永遠の出口」は集英社、この「風に舞いあがるビニールシート」は文藝春秋刊という点が左右したのでしょうか(笑) 森氏の作品を初めて読むなら「永遠の出口」をお勧めします。まあ、あちらは長編ですが。 ところで、森氏の作品では”昨日の夜”の意味の”ゆうべ”を”夕べ”と書かれているのが気になります。“夕べ”は「秋の夕べ」とか童謡の「♪夕べ浜辺をさまよえば~」のように夕方のことです。“昨日の夜”の”ゆうべ”は漢字表記するなら”昨夜”です(ちゃんと読まれるか不安ならルビを振るしかないですが)。ちなみに小川知子さんの往年のヒット曲は「ゆうべの秘密」とかな表記となっています。 辞書をひけば一目瞭然なんですが、この”夕べは”森氏以外の小説家の方の作品にもたくさん出てきます。直木賞選考委員の方の作品でも見られますが、編集の方は気にならないのでしょうか? | ||||
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6本の短編。どの話も感情移入し辛く盛り上がりにかける。専門的な仕事を詳細に書いているが逆にわずらわしい。 | ||||
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奇跡みたいな素敵な偶然 おもいがけない巡り合わせが時々あるから 生きるのもわるくないと想える そんな気持ちを主人公達といっしょに感じられて わくわくしました。 | ||||
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タイトルと直木賞ということから、UNHCRの現場での話かと思ったら、そうではなくて、UNHCR職員という色づけをした恋愛小説でした。 | ||||
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森さんというと、児童文学・青春文学というイメージでしたが、こういう作品も書けるのかと驚きました。いずれも硬いというか大人な物語ですので読んでいて肩がこりました。専門知識を交えたうえで感動的なまとめかたをしているものもあるので、一日一話程度のペースで読むくらいがちょうど良い読後感に浸れるかと思いますよ。 | ||||
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今を懸命に生きる6人の物語集。表題作は本当に泣けます。夫のフィールドに掛ける思いを元妻が引き継ぐ感動作に仕上がっています。あとお気に入りは、ジェネレーションX。10年後の熱い思いを叶えるため粋な計らいをする野田さんに少し感動しました。 | ||||
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6つの短編を収めた一冊で、表題作は昨2006年の第135回直木賞受賞作品。 同じ著者の「いつかパラソルの下で」(角川書店)では、“人生を誰かのせいにしたりはしない”前向きな主人公の姿勢に感銘を受けながら読んだものです。本書に収められた作品群でも、主たる登場人物たちは自らの巡り合わせの悪さの責めを他人に負わせるような愚は犯しません。その一歩手前で踏みとどまろうとしている様子が見て取れます。そこに彫りこまれた著者の人生哲学には好ましいものを感じました。 しかし、不満も残ります。どれも物語の辿り着く先が、お話の中途でおおよそ予想がついてしまうのです。 「犬の散歩」は、子供が出来ないために舅の覚えがめでたくない主婦の物語。この義父と義娘の関係の収束は望めるのか? 表題作の主人公の元夫は、UNHCR職員で、仕事の途中で客死しています。彼は職場の同僚でもある妻にかつて、難民の国で実地に仕事してみることを盛んに勧めていたのに、彼女はそれを頑なに拒んでいました。最後に彼女が選んだ道は? と書くと、大抵の読者には容易に予想がつくのではないでしょうか。 実際のところ、ぐずぐずする姿勢をほんのいっとき垣間見せる主人公たちが、後段では必ず、ぎこちなくはあるものの、確かで新たな一歩を踏み出すことになります。しかしそんな道程にさほどの障碍ややりきれないほどの逡巡は存外見られません。それはおそらく、どれもが短編であるがために、割くことが許された紙幅が圧倒的に足りなかったからでしょう。 起伏がない淡白な展開のまま、予定調和に向けてまっしぐら。そんな印象の強いお話に仕上がってしまっているように思えてなりません。 著者・森絵都の紡ぐ日本語の確かさは前作同様変わることなく、私の大いに好むところです。ぜひ、次回は読者を大きく振り回すような想定外の出来事を盛り込んだ、長編小説を期待してやみません。 | ||||
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誰にでも大切なものがある。それが、他人から見れば何の価値もないもでも、必死で 守ろうとする。この作品に出てくる人たちはみんな不器用な生き方しかできない人 たちだと思う。その不器用さが本人たちを苦しめている。だが、時としてその不器用 さは、思わぬ結果をもたらすこともある。誰もが必死に生きている。そのことがどの 話の行間からもにじみ出ている。6編の中で特に印象に残ったのは、表題作の「風に 舞いあがるビニールシート」だ。愛し合って結婚しながら、彼を理解しようとする ことに疲れてしまった里佳。自分の価値観のために結婚生活を捨て、アフガンで命を 落としたエド。お互いがお互いを必要としていたはずなのに・・・。彼の最期の様子を 知ったとき、エドの価値観は里佳の価値観となる。そのことが胸を熱くする。 生きることを応援してくれる作品だった。 | ||||
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6つの独立した 短編集です。 どの主人公も 自分らしさをもち生きていく姿。 そして 男女の出会いと別れ。 どこにでもあるような 内容ですが それぞれの主人公は みんなポリシーを貫き妥協しない 自分らしさ。 そのことはある意味素敵なことだと感じました。 表題にもなっている 「風に舞いあがるビニールシート」は スケールが大きかった。 愛しても愛されても 自分らしさの生き方を 妥協しない・・・ そんな芯のある恋愛・・・そしてお互いのための別れ。 お互いが成長していくことを はばかることの無いように 応援しつつも分かれていく二人。 そこには 悲しみは無いけれども・・・ 愛しても愛されても 結局は結ばれないことって 少し寂し気もしますね。 短編じゃなく もっと深い内容で作品にしたら もっともっと繊細な部分 背景描写 心理描写がうまく 伝えたいことが伝えられたような気もします・・・ さらっと読めてしまうけれど 実は「伝えたいこと」が凝縮された作品のように感じました。 感性を微妙にくすぐる作品で 長編作品を期待したいところです。 | ||||
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世の中の価値観と自分の価値観のずれを感じ、他の人から認められることはないと自覚しつつも、それでも誰かに認めてほしいという寂しさを持った主人公たち。 主婦、大学生、料理家アシスタント、国連職員…、話のスケールはかなり幅があるのに、どの話も身近でどこかで一度は考えたことがある話のように感じました。 | ||||
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直木賞狙ってます、ばっちり、対策もたてました、というのが見えみえででいやな感じの表題作が一番いやらしい。 こういう問題も取り上げますといういいながら内容はただの男と女のれいの話。 まぁ、主人公の仕事をこういうのにしてうるうるさせないと、直木賞は取れないということでしょう。 表題作を除けば、普通によめるレベルですが、かねだして買うほどのものではない、証拠にこれを買った人、来年の今頃忘れていますか、ブックオフに売っているはず。 | ||||
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とりわけ印象に残る作品はなかった。表題作も、ラストは涙してしまうが、そこだけ。一番よかったのは「ジェネレーションX」さらりとした読後感でうまいと思う。これからはこういう作家なのだろうか? | ||||
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