すべて真夜中の恋人たち

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評判

すべて真夜中の恋人たちの評価:

3.37/5点 レビュー 127件。 C ランク

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平均点3.37pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全150件 141〜150 8/8ページ
No.10
(4pt)

素敵でした

いろんな人がいろんな意見を書いておられますが、
私は気持ちよく読めました。
京都駅で本を買い、新横浜で読み終えたのですが、
夜の光に包まれた気持ちになり、幸せでした。
彼女の文体やストーリーが好きな方は、きっと楽しめるのではないでしょうか。
がんばってほしい作家さんです。
すべて真夜中の恋人たち Amazon書評・レビュー: すべて真夜中の恋人たちより
4062172860
No.9
(4pt)

素敵でした

いろんな人がいろんな意見を書いておられますが、
私は気持ちよく読めました。
京都駅で本を買い、新横浜で読み終えたのですが、
夜の光に包まれた気持ちになり、幸せでした。
彼女の文体やストーリーが好きな方は、きっと楽しめるのではないでしょうか。
がんばってほしい作家さんです。
すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)より
4062779404
No.8
(4pt)

どこか心に残る恋愛小説

登場人物は、基本的に、主人公であるフリーの校閲者・入江冬子、その友人の石川聖、
それに冬子が恋をする相手の中高年男性・三束さんの3人しかいない。
確かに他のレビュアーの方が述べられている通り、
登場人物の人物像も、ストーリーの展開も、冬子の恋の結末も、あまりにも陳腐だ。
ストーリーだけなら、世の中にいくらでもある恋愛小説の1つにすぎない。
しかし評者にとっては、心に残るものがある作品だった。

それは、女性心理の繊細な描写と、細部にまでこだわった文章と言葉のおかげだと思う。
本書の文章については美しいだけでなく、格調の高さのようなものを感じる。
あまりにも陳腐な設定なのに、(少なくとも評者にとって)心理描写と文章力だけで
読ませてくれた作者・川上未映子の力量は確かなものだと思う。

しかし前作「ヘヴン」に比べてクリエイティビティに欠けることは否めないので、
星を1つ減らして星4つとします。
すべて真夜中の恋人たち Amazon書評・レビュー: すべて真夜中の恋人たちより
4062172860
No.7
(4pt)

どこか心に残る恋愛小説

登場人物は、基本的に、主人公であるフリーの校閲者・入江冬子、その友人の石川聖、
それに冬子が恋をする相手の中高年男性・三束さんの3人しかいない。
確かに他のレビュアーの方が述べられている通り、
登場人物の人物像も、ストーリーの展開も、冬子の恋の結末も、あまりにも陳腐だ。
ストーリーだけなら、世の中にいくらでもある恋愛小説の1つにすぎない。
しかし評者にとっては、心に残るものがある作品だった。

それは、女性心理の繊細な描写と、細部にまでこだわった文章と言葉のおかげだと思う。
本書の文章については美しいだけでなく、格調の高さのようなものを感じる。
あまりにも陳腐な設定なのに、(少なくとも評者にとって)心理描写と文章力だけで
読ませてくれた作者・川上未映子の力量は確かなものだと思う。

しかし前作「ヘヴン」に比べてクリエイティビティに欠けることは否めないので、
星を1つ減らして星4つとします。
すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)より
4062779404
No.6
(5pt)

とても美しい作品

「乳と卵」で川上未映子さんのファンになった私は、新作の長編小説が出るということを知って、単行本が出るのを待ちきれず、群像を購入して読みました。
そして、単行本が出版されたということで、単行本も購入しました。単行本はラストに少し手が加えられています。

そもそも、「乳と卵」での独特な文章表現に引き付けられ、その次の「ヘヴン」では文体がガラッと変わったものの、世の中で持てはやされている小説とは一線を画したテーマを扱っており、地味ながらも引き付けられるものがありました。
そして、今回の「すべて真夜中の恋人たち」ですが、私の期待以上の作品に仕上がっていました。
相変わらず、一般受けするようなサスペンスものや禁断の〜を前面に押し出したような内容ではなく、じれったいほどの会話のやり取りが繰り返され、非常に地味な印象を受けます。ですが、普通は取り上げないような中高年の恋愛をこんなにも美しく表現したところに、また新しい彼女らしさを感じました。じわじわと心に染み入る、とても気持ちの良い読後感を得ることが出来ました。

文句無く、お勧めです。
すべて真夜中の恋人たち Amazon書評・レビュー: すべて真夜中の恋人たちより
4062172860
No.5
(5pt)

とても美しい作品

「乳と卵」で川上未映子さんのファンになった私は、新作の長編小説が出るということを知って、単行本が出るのを待ちきれず、群像を購入して読みました。
そして、単行本が出版されたということで、単行本も購入しました。単行本はラストに少し手が加えられています。

そもそも、「乳と卵」での独特な文章表現に引き付けられ、その次の「ヘヴン」では文体がガラッと変わったものの、世の中で持てはやされている小説とは一線を画したテーマを扱っており、地味ながらも引き付けられるものがありました。
そして、今回の「すべて真夜中の恋人たち」ですが、私の期待以上の作品に仕上がっていました。
相変わらず、一般受けするようなサスペンスものや禁断の〜を前面に押し出したような内容ではなく、じれったいほどの会話のやり取りが繰り返され、非常に地味な印象を受けます。ですが、普通は取り上げないような中高年の恋愛をこんなにも美しく表現したところに、また新しい彼女らしさを感じました。じわじわと心に染み入る、とても気持ちの良い読後感を得ることが出来ました。

文句無く、お勧めです。
すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)より
4062779404
No.4
(4pt)

けっこうな、川上未映子のファンとしては

デビュー作から最新のエッセー、雑誌や新聞などのこまごした文章まで読んでいるほどの、川上未映子ファンであるし、すべて真夜中の恋人たちも、本になるのが待ちきれなく、群像を買って読んだのだけれど、正直、読みすすめるのが辛かった。しかしでも思うのは、この「すすまない感じ」が、すべて真夜中の恋人たちの、狙いの一部なんじゃないかということ。

この「すすまなさ」は、本作が初めてじゃない、川上ファンならきっと
感じると思う。あのたたみかけるような怒涛の未映子節が恋しくなる反面、すべて真夜中の恋人たちのなかの、人物が語るセリフの数々は、やや詩的だけれど、一つ一つ洗練されていて、川上さんのうでを感じずにはいられない。「光のようなものをかきたい」と言っていた意味が、とくにセリフに顕れていると思う。

恋愛小説という読み方をしないほうが、愉しめる。とにかくページの
いたるところで、セリフが輝いている。川上さんの言葉のセンスというのに
惚れ惚れする人は、少なくないはずだし、恋愛小説としては失敗している
という人もおられる。しかし、ファンにとっては、ヘヴンに続くほどの
衝撃はないかもしれないけども、こんな川上未映子もあるのか、という
驚きと、発見がある。
すべて真夜中の恋人たち Amazon書評・レビュー: すべて真夜中の恋人たちより
4062172860
No.3
(4pt)

けっこうな、川上未映子のファンとしては

デビュー作から最新のエッセー、雑誌や新聞などのこまごした文章まで読んでいるほどの、川上未映子ファンであるし、すべて真夜中の恋人たちも、本になるのが待ちきれなく、群像を買って読んだのだけれど、正直、読みすすめるのが辛かった。しかしでも思うのは、この「すすまない感じ」が、すべて真夜中の恋人たちの、狙いの一部なんじゃないかということ。

この「すすまなさ」は、本作が初めてじゃない、川上ファンならきっと
感じると思う。あのたたみかけるような怒涛の未映子節が恋しくなる反面、すべて真夜中の恋人たちのなかの、人物が語るセリフの数々は、やや詩的だけれど、一つ一つ洗練されていて、川上さんのうでを感じずにはいられない。「光のようなものをかきたい」と言っていた意味が、とくにセリフに顕れていると思う。

恋愛小説という読み方をしないほうが、愉しめる。とにかくページの
いたるところで、セリフが輝いている。川上さんの言葉のセンスというのに
惚れ惚れする人は、少なくないはずだし、恋愛小説としては失敗している
という人もおられる。しかし、ファンにとっては、ヘヴンに続くほどの
衝撃はないかもしれないけども、こんな川上未映子もあるのか、という
驚きと、発見がある。
すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)より
4062779404
No.2
(4pt)

極めて観念的な恋愛小説

川上未映子の長編恋愛小説である。前作の『ヘヴン』を読んでいたので、私は、特に中身をほとんど確かめずに、書店の平台の上に積まれている1冊を取って、すぐに購入した。前作の『ヘブン』の時から、川上は、文章がとてもがうまい、と思っていたので、物語の内容は、すらすらと読むことが出来た。物語の内容に踏み込むことは控えるけれど、恋愛小説マニア(というのがいるのかどうか知らないのであるが)からすると-ちなみに、私は、その恋愛小説マニアではない-たぶん、もの足りない内容ではないか、と感じてしまう。もっとドロドロしたものがあった方が良いのではと思ってしまうのではないか。だから、「極めて観念的な恋愛小説」ではないか、と思うのである。それは、彼女が、哲学などを学んでいることと関係するのかもしれない、と邪推してしまう。この小説に出てくる主人公の会話も、何となく、形而上的な香りがするのである。ただ、私は、そのような会話がとても気に入っているけれど。
すべて真夜中の恋人たち Amazon書評・レビュー: すべて真夜中の恋人たちより
4062172860
No.1
(4pt)

極めて観念的な恋愛小説

川上未映子の長編恋愛小説である。前作の『ヘヴン』を読んでいたので、私は、特に中身をほとんど確かめずに、書店の平台の上に積まれている1冊を取って、すぐに購入した。前作の『ヘブン』の時から、川上は、文章がとてもがうまい、と思っていたので、物語の内容は、すらすらと読むことが出来た。物語の内容に踏み込むことは控えるけれど、恋愛小説マニア(というのがいるのかどうか知らないのであるが)からすると-ちなみに、私は、その恋愛小説マニアではない-たぶん、もの足りない内容ではないか、と感じてしまう。もっとドロドロしたものがあった方が良いのではと思ってしまうのではないか。だから、「極めて観念的な恋愛小説」ではないか、と思うのである。それは、彼女が、哲学などを学んでいることと関係するのかもしれない、と邪推してしまう。この小説に出てくる主人公の会話も、何となく、形而上的な香りがするのである。ただ、私は、そのような会話がとても気に入っているけれど。
すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)より
4062779404