■スポンサードリンク
黒い紙
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
黒い紙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.47pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
堂場瞬一さんの得意な警察ものではなくて、民間の調査会社(リスクマネジメントコンサルタント会社)が舞台。 主人公は元神奈川県警捜査一課の刑事。とある事件をきっかけで警察官をやめ、調査会社に転職したのだが、民間会社にいまひとつなじめずにいる。ある日、契約先から「脅迫状を受け取った」との相談が寄せられる。同社は創業100年を超える大企業の総合商社で、その会長の糸山は経営同志会の次期会長と目されている経済界の大物。その糸山が、30年前、旧ソ連のスパイとして活動していた? せっかくの、「リスクマネジメントコンサルタント」とか、経済界の大物がスパイだった? とかの面白そうな設定を活かしきれてなくて、中途半端なアクション警察ものみたいになってしまっていて残念。 ちょっと盛り込み過ぎでは。舞台の調査会社にも、クライアントの総合をれない商社にもリアリティが感じらないし。もうちょっと地味な事件に、地味に取り組むお話でも、堂場さんなら面白く書けると思うのだけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある事情で警察をやめた主人公が、企業の危機管理を専門とする会社に拾われ、事件を通じて復活する、というお話です。 前半は、読めば読めるが引きずり込まれない、という感じでした。 後半、話が佳境に入ってくると、ようやく面白味が出てきました。 読み終わっての印象は、薄味だったな、というものでした。 分厚い単行本を一冊読み終えた興奮や充実感はありませんでした。 キャラクターが薄くて、描写が細かすぎる、という感じがしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
商社の会長宛に脅迫状が届く。危機管理を生業とする民間会社が、警察を頼らずに解決しようとする。なぜ、明らかな犯罪に対して警察に相談しないのか、なぜ会長は警察どころか契約している危機管理会社も信用しないのか。それらすべてが闇を持っているからだ。もちろん登場人物すべてが闇を抱えている。会社も闇を抱えている。読み終わってみると、タイトルを「黒い紙」としたのは素晴らしいセンスだと思う。シリーズ化しやすそうな感じなので、他の会社の闇を暴く小説を読みたい。 登場人物の闇をもっと掘り下げることもできるだろうし。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!