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水戸黄門 天下の副編集長
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水戸黄門 天下の副編集長の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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コルト1851から読み始め、機龍警察で「凄い!」と興奮しましたが本作で一気にダウンしてしまいました。テレビのキャストが頭に浮かび、別に月村良衛が書かなくとも・・・でした。 | ||||
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とても面白い。「機龍警察」よりも良い。こういうタイプの作品のほうがあっているんじゃないかな。この系統をどんどん書いてほしい。 | ||||
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この作品は某TV局で42年間続いた「水戸黄門」とは若干(どころではない?)異なる。まず黄門様、「越後の縮緬 問屋のご隠居」ではなく、尊大な態度の「江戸の書物問屋のご隠居」という設定。介さん覚さん(助さん格さんでは ない)の二人には武芸の心得は全くない。一体どうやって悪党を懲らしめるの? さて、全国行脚だが世直しのためなどではなく、遅れに遅れた「国史」の原稿を取りに行くのが目的であった。ア ルバイトの方が忙しく国史どころではない執筆者やスランプ中の執筆者、シェイクスピアの戯曲のパロディ・・・ 等々。果たして黄門様一行は原稿を入手できるのか? 作者には珍しい時代ものコメディ作品である。 | ||||
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水戸黄門漫遊記のパロディ。国史の執筆者の原稿催促のための旅という設定で、弥七やおぎんも出てくる(おぎんは前後の脈絡もなくよく温泉にに入る)。ドタバタ劇なのだがいかんせんちっとも笑えない。 | ||||
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皆さんご存知の水戸光圀公の諸国漫遊記。どうしてもテレビ番組の影響が大きく、お上の横暴から民衆を守る水戸黄門様を連想しがちですが、この作品は『大日本史』の編纂に奮闘する光圀公をユーモアたっぷりに描いたもの。 連作物で、光圀公が各地の執筆者のもとに助さん覚さんを引き連れて訪れ、原稿を督促するという構成です。各話とも現代の作者と編集者との間でも起きているような出来事をネタにして、それに加え作者お得意のアクションもふんだんに取り込まれています。 登場人物も弥七やお銀らしきキャラクターも登場し、敵方のくノ一も魅力的。名時代劇のシリーズに新たな一ページが加わったという印象です。 | ||||
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私は出版業界にある程度くわしいつもりだ。だから余計に面白かった。 いっこうに進まない「国史」編纂に苛立ち、光圀みずからが各地の著者を訪ねて 原稿を催促する。作家と編集者の業界ネタがゴロゴロだ。 いちおう時代劇なのだが、まったくのパロディで、 ときにニヤリとし、ときに大笑いし、ときに実際は違うけどなあ……と思ったり。 助さん格さんは「介さん、覚さん」である。 エンターテインメントとしてもなかなかのものである。 | ||||
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私は副編集長という役職を知らないわけでもないので、本を出すことがどれだけ大変なのかも分かる。もちろん著者も分かっているだろう。なのに、いや、だからこそ、ここまで楽しい物語にできたのだと思う。徳間家は燃やしてしまうし、やりたい放題である。担当編集も悪のりしただろう。楽しみながら。そんな光景が目に浮かぶ。そんなわけで、お吟の役職“机”はどうしても“デスク”と読んでしまう。いや、そう読むことで、“鬼机”の文字が実態を伴って活きてくる。 さて、物語は誰もが知っている水戸黄門の話しである。国史編纂のため原稿を取りに行く旅になっているのが、ドラマと違うところ。風車の男も出てくるし、入浴シーンも唐突に出てくる。当然だが、葵の紋所も結局使っている。純粋に面白かった。うっかり八兵衛が登場しないのが残念。 | ||||
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純粋に、面白いけど、出版業界・・・特に編集者の世界とその仕事ぶりを知っている人はなお面白いかも。その道のパロディ。シャーロックホームズ物のように、水戸黄門漫遊記にもこういう「外典」が増えると面白いかも。 | ||||
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暫くぶりに「あはは」と大声で笑いながら一気に呼めた1冊。家で読んどいて本当に良かった。 第3話目が若干盛り上がりに欠けて少し残念でした。が、続編が気になります。 | ||||
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「国史」(「大日本史」)編纂を己のライフワークと思い定める水戸光圀公であるが、各地の学者達に執筆依頼した原稿がなかなか手元に届かず、編纂事業が遅々として進まない。怒り心頭に達した光圀公は、かくなる上は自ら原稿を取立てんとして、家臣を引き連れ原稿取立てのお忍びの旅に出る‥‥というわけで、昔、テレビの「水戸黄門」をご覧になった方は、脳内にご老公、助さん、格さん、お銀、弥七の姿が浮かんできて、二重に楽しむことができるお話です。 親戚知人に、作家はもちろんのこと、出版社勤務の者もいませんので、出版業界の実態というものをまったく知りません。本書を読むと、作家は皆一筋縄ではいかない狸揃いで、編集者は血も涙もない極悪非道の取立て屋のように思えるのですが、事実はどうなのでしょうか?私達が日々気軽に手にしている本が出来上がるまでに、執筆者と編集者の間では、このような血で血を洗うような仁義なき戦いが繰り広げられているのでしょうか? また、勝者によって書き残される歴史書が必ずしも真実とは限らず、その原稿を改竄せんとするかつての反徳川の子孫の一味も登場し、執筆者本人や原稿のすさまじい争奪戦も繰り広げられます。 テロ、内戦、傭兵、少年兵などの重いテーマに、「ガンダム」や「コードギアス」を思わせる架空の戦闘兵器「龍機兵」を違和感なく組み合わせてぐいぐい読ませた「機龍警察」の月村了衛さんが、水戸黄門の物語とは! 恐れ入りました。 | ||||
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作家さんの名前とオビ書きをみて、「え!」と二度見三度見しその勢いで購入しました。 月村さんといえばハードな内容が知られ、悪く言えば重い作品しか読んだことなかったんですが、今回は一転二転して「ドタバタ喜劇」仕立てとなっております。 はた迷惑としか言いようのない水戸光圀、武術のほうはからっきしの覚さん介さん、長寿TV番組「水戸黄門」を十分に意識した配役であるくノ一たちと風車の忍者が登場。光圀が周りの迷惑を顧みず進める国史の編纂のために、一向に原稿をよこさない執筆者たちのもとに押しかけて原稿をとるという物語。 基本やってることは現代の編集者が筆の勧めない作家にやってることと同じなんですが、そこに悪代官やらくノ一同士の熾烈な戦い、はては国を割っての恋愛騒動を展開しつつ、原稿を奪い取っていきます。 TV番組をみていればより楽しめますが、知らなくてもしぶとい執筆者とのやりとり、最初熾烈な殺し合いだったもののそのうちネタ合戦になっていったくノ一同士の戦い、その中で煩悶する役回りの覚さん、うっかり八兵衛の役回りとダブる介さんなど、各所でニヤニヤしたり笑わせてくれます。 で、各場面の〆はご存じ「あのセリフ」ですが、4回あるうち2回くらいは笑いのネタです。最終話は(形だけは)びしっとしまって大団円となりますが。 敵役もみな魅力的で、「黄門さまの原稿取りの旅はまだまだ続く」というところで終了しますので、続編に期待したいところです。 | ||||
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