■スポンサードリンク
イレギュラー
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
イレギュラーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初の100ページくらいは、読みにくかったが、そこを過ぎると急にマンガのような展開で一気に読める。 本当なら、表現方法とか、そういうものも大切に読みたい派なのだけど、 この小説は、そういう感覚ではなく、ノリで読んでしまう。そのノリが許せる小説だ。 思わずつっこみを入れたくなるような展開だけど、すべて笑って許せる。 タイトル名にもある「イレギュラー」な小説だ。 ばかばかしいけど、なんか気持ちいい物語だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『イレギュラー』です。400ページ以上ある文庫本なので、ちょっっと厚めです。 題材は表紙デザインから分かる通り、野球もの。高校野球+災害(水害)です。 『村が水害にあい、練習もままならない蜷谷高校・通称ニナ高の野球部。剛速球投手コーキも、日々その素質をくすぶらせていた。そんなニナ高に目を付けた名門野球部K高。格下相手を練習台にしようというのだ。自分の球に絶大な自信を持つコーキは、合同練習初日に勝負を挑むが結果は特大ホームラン。プライドをボロボロにされたコーキはリベンジに向けて、猛練習を開始した。ダメダメ野球部のむやみに熱い青春ストーリー。』 災害に関する法律は2006年時点のものとして描いています。 面白いかどうかに関しては、読んだ人次第だと思います。 けっこうドタバタギャグコメディ的ではありますし、展開なんかもありえねー野球マンガっぽいところもあるのですが、野球に関するところと、災害に関するところは巻末参考文献を見て分かる通り、しっかりしています。 村民みんなが避難所生活、というのが、なかなか悲痛に描いています。 「被災者のみんなに勇気を与える」なんていう自己満足的な熱さは無し。つまり、本書全体として、きれいごとではないのです。 だから青春物としては、まっすぐな熱さはやや物足りなくもあります。 登場人物はそれぞれ個性的ではありますが、さすがに多かったです。 1995年には阪神大震災、2011年には東日本大震災がありながら、共に直後のセンバツ甲子園が開催されたという歴史がありますが、高校野球と災害をミックスさせた異色の作品として存在感を示したと思います。★3。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今どき村と町にこんな差があるか?!とか、替え玉とか、ありえないことがいっぱいで笑ってしまいましたが、いろいろなことを吹っ飛ばしてしまうようなくらいの青春小説でした。災害にあった人とそれに同情を寄せる町の人の気持ちの確執や、本音とたてまえの差には胸を付かれる思いがしました。 「イレギュラー」ってふだん野球でしか聞かないけど、本当は日常に転がっている言葉なんだなって改めて思いました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!