傍らの人
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あらすじ
青春の傍観者だった。自分の人生でも脇役だった。それでも、傍にはいつも「誰か」がいた。ラグビーに青春を捧げていた津村。ある理由でラグビーとは決別。住み込みの仕事をしながら「現場」に出る毎日は、あえて「居場所」を作らない日々でもあった。コップ酒、酔っ払いたちの喧嘩、一期一会の仲間、酒の肴の噂話……。変わらない日常で出会った鳶の若者、シンジにお節介をやきながら、津村は、本当は自分が「誰か」に言ってほしかった一言を、伝えようとする――(『ヨンパチ』)帳尻をあわせたはずの過去が押し寄せてくる、忘れていた青春の記憶が今の自分を責める、置き去りにしていた夢がまだ目の前に横たわる、美化していたあの頃の自分に向き合うなど。今を生きるすべての人たちが一度は体験したことがある『本当は誤摩化しておきたいけど、誤摩化せない自分自身の全て』を静かに受け止め、次の一歩を踏み出すきっかけを探る6つのストーリー。すべてを読み終えた後に、すべての物語が繋がり、自分たちの傍にいる、そしていたはずの「大切な誰か」の存在を実感する温かい連作小説です。(「BOOK」データベースより)
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評判
傍らの人の評価:
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傍らの人の総合評価:
8.00/10点 レビュー 1件。
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よく言う、崖っぷち。窓際。別れ道。決断の時。
イレギラーな場面で、人は色々な破片や傷を持ちながら生きてます。
勢いのあるときは、立ち止まって振り返ることはないのだが、
ふと、傷に気がつくと、わだかまっているときの処理に。
この本を読むと温かくなれます。
仁王立ちして歯をくいしばった後の歯医者さん。
他人に言っている単語は自分にも言って欲しい単語。
吐いた唾はいい単語も自分にふりかかる。
そんな小説です。
さくさく読んでしまっちゃいますから、内容は忘れてしまうかもしれません。
でも、こんな小説は捨てがたいですね。
「厭世フレーバー」の方がわかりやすいですが。
きっと次作も買っちゃうと思います。