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(短編集)
傍らの人
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■傍らの人
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発行日:2012年09月27日
出版社:幻冬舎
ページ数:237P
【あらすじ】
青春の傍観者だった。自分の人生でも脇役だった。それでも、傍にはいつも「誰か」がいた。
ラグビーに青春を捧げていた津村。ある理由でラグビーとは決別。住み込みの仕事をしながら「現場」に出る毎日は、あえて「居場所」を作らない日々でもあった。コップ酒、酔っ払いたちの喧嘩、一期一会の仲間、酒の肴の噂話……。変わらない日常で出会った鳶の若者、シンジにお節介をやきながら、津村は、本当は自分が「誰か」に言ってほしかった一言を、伝えようとする――(『ヨンパチ』)
帳尻をあわせたはずの過去が押し寄せてくる、忘れていた青春の記憶が今の自分を責める、置き去りにしていた夢がまだ目の前に横たわる、美化していたあの頃の自分に向き合うなど。今を生きるすべての人たちが一度は体験したことがある『本当は誤摩化しておきたいけど、誤摩化せない自分自身の全て』を静かに受け止め、次の一歩を踏み出すきっかけを探る6つのストーリー。
すべてを読み終えた後に、すべての物語が繋がり、自分たちの傍にいる、そしていたはずの「大切な誰か」の存在を実感する温かい連作小説です。
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